茨木市山手台に残る悲しい恋の物語‐おさん茂平恋道中碑

はい、茨木ジャーナルです。

少し前にあげた【山手台中央公園に行ってみた。ココ、イイッ。】の記事で、山手台中央公園を紹介しました。

コメントに「とても懐かしいです。私が子供のころは象の滑り台はなかったような…爆竹で破壊されたパンダやウサギの置物(⁈)だった記憶が…久しぶりに、行ってみようかな(*^o^*)」と投稿も。

ぱんちゃんさん、ありがとうございます!

爆竹で破壊されたパンダやウサギの置物・・・というパンチのあるメッセージに、びっくり!リアルな瞳の象と破壊されたパンダやウサギの置物って、コワい(笑)。

さて、山手台中央公園へ行くには、「幼稚園前」というバス停で降りてちょっと歩くんですよ~と書いていましたが、実はその途中に「おぉぉ♪」と目に留まったものがあります。

おさん茂平恋道中への標識

「おさん茂平恋道中碑」ですって。
この標識を矢印の方へ曲がると山手台中央公園があるわけですが、その前にココも覗いていきたいですよねぇ♪

「恋道中」・・・って♪

というわけで、もちろん立ち寄ります。

山手台初田古墳とおさん茂平碑入り口

ほんとに、曲がってすぐのところ。
ちゃんと、ここが入り口ですよ~とわかりやすく階段も柵もあります。

階段を上ってちょっと右手の奥に

おさん茂平恋道中碑

お墓みたいなのがありまして、これが「おさん茂平恋道中碑」です。
石柱が4つ並んでいて、そのうちの一つには花が手向けられています。ご近所の方が手入れをしていらっしゃるんでしょうか。

そばに案内板があり、この碑にまつわる話の説明文が載っています。

おさん茂平碑の案内

この場所は昔、丹波から摂津へ繋がる街道で能勢妙見山(のせみょうけんざん)参詣の人で賑わう妙見街道でした。
案内板から抜粋すると
「・・・この街道に『おさん茂平」を思い出させる国見峠がある。大阪小町とうたわれた美人で京都の商家に嫁いだ『おさん』は、丹波から奉公人としてきた『茂平』にすっかり身も心もうばわれた。・・・」

美人のお金持ちと、イケメンの奉公人が恋に落ちた・・・という話らしくって、もうこういう設定って21世紀の今も、みんな好きだよなぁ。

二人の関係が主人にばれて、美人とイケメンは駆け落ち。国見峠というのが山手台のあたりなんだそうで、二人が「相いだき心中した」ところのようです。

おさん茂平碑全景

こうして見ると、すごいお墓!みたいに見えますが、おさん茂平のお墓は京都のほうにあるそうで、ここは「恋道中碑」ね。

それでも、こうして昔の物語にまつわる場所があるなんて、知りませんでした。

おさん茂平恋道中への標識2

山手台中央公園へ行くときは、ちょっとこちらへも立ち寄ってみては?

※2016年1月31日追記
さらに同じ場所では・・・!
【時は金なり!移動時間わずか数秒で権力の象徴を3つも見られるスポット】
の記事もぜひ♪

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