早稲田摂陵高等学校ウィンドバンドのマーチングに感動!

はい、茨木ジャーナルです。

2016年も残りわずか。阪急・JRの駅周辺では「いばらき光の回廊」できれいなイルミネーションが灯り、冷たい空気の中でホッと温まるような景色が広がっています。

11月26日に行われた光の回廊の点灯式でのこと。

光の回廊1126点灯したツリー

まだ点灯するには少し明るいかなと感じる16時過ぎ。スカイパレットでは、

光の回廊演奏前広場の様子2IMG_4990

お客さんたちが少しずつ集まり、あるコトが始まるのを待っていました。スカイパレットの一階から上る中央の階段も、

早稲田摂陵吹奏楽演奏前通り道DSC02262

通行規制のコーンが設置されています。約1ヶ月にわたって街を彩る光の回廊の点灯を多くの人と一緒に見守るのは、ワクワクします。ただ、ここに集まった方たちが楽しみにしていたのは、それだけではなかったようです。

点灯式が始まる16時半ごろには、

早稲田摂陵演奏前広場の様子IMG_4991

本当に多くの方が広場に集まって、そのときを待っていました。

薄暗くなってきたころ、いよいよイベントがスタート!遠くのほうから、ホイッスルの音が聞こえてきましたよ♪

早稲田摂陵吹奏楽入場DSC02272

スカイパレットの一階から登場したのは、早稲田摂陵高校ウィンドバンドの皆さんです。行進する場所の、本当にギリギリのところまでお客さんがいるのですが、みんな顔をしっかりあげて堂々と歩いています。ほんのり笑顔でとってもカッコいい!

早稲田摂陵吹奏楽演奏1IMG_4994

点灯式では、早稲田摂陵高校ウィンドバンドのマーチングが披露され、いばらきスカイパレットはとても華やぎました。観客のすぐ近くでの演奏は、迫力満点!マーチングならではの動きもバシッと揃っていて、ビックリしました。

早稲田摂陵演奏1DSC02428
楽器の演奏だけでなく、歌も交えてのステージ。しかもみんな笑顔で、ちゃんとこちらの顔も見ながら歌ってくれるんです。
ちょうど私が見ていた場所では、小さな子どもさんがお母さんと離れて心細げにしていたのですが、語り掛けるように歌ってくれている間、その子もじっと聴き入っていました。

早稲田摂陵吹奏楽5IMG_4996

力強さと柔らかい雰囲気があって、ずっと見ていたい演奏でした。彼女たちの楽しそうな様子に、見ているこちらも笑顔になってしまうというか・・・、どんどん引き込まれていくのが、自分でもわかりました。

早稲田摂陵高校吹奏楽コースって?

早稲田摂陵演奏3DSC02358

迫力満点の演奏と息のあった動きに感動して、早稲田摂陵高校ウィンドバンドの皆さんにお話をお聞きしました。

早稲田摂陵高校の普通科に、吹奏楽コースがあることは知っていたのですが、演奏も動きもこれだけ揃えるのは大変なんじゃないでしょうか。
「4月に入学して、マーチングは初めてという人がほとんどですが、5月には一緒に演奏をします」と3年生の中井ほのかさん。練習時間は、放課後に3時間ほど。特別たくさんの時間を練習に使うということではないのですね。

「プロを育てるわけじゃないんです。入学してくる子どもたちも、みんなマーチングは初めてです。やりたい!という気持ちがあれば、それで大丈夫。毎日休まないで学校に通う。これだけで充分なんですよ」と話すのは、ウィンバンドでマーチング指揮をする吹奏楽コース長・川口尚先生。

早稲田摂陵演奏後ろ向きDSC02354

中井さんは「足をどれぐら挙げるのかとか、いろんな決まり事はありますが、一生懸命やっていて、今改めて振り返ったら、早稲田摂陵で演奏してきたことは、誇りになっているような気がします」と、過ごしてきた高校生活に達成感を持っているようです。

高校生活で一度だけ経験する海外演奏

今までの3年間で一番印象に残っていることは、スペインでの海外演奏だという中井さん。
「私たちが街中で演奏をしていると、他の国から来ている人たちも、事前になんの約束もしていないのに、一緒に音楽をするんです。言葉が違うのに一緒に同じ演奏をしているのは、とても楽しくて印象に残っています」といいます。

早稲田摂陵高校ウィンドバンド指揮者・井上学先生も
「音楽は世界共通のことばなんですね。自分たちが演奏をしていると、自然と音楽をする人たちが集まってきて一緒に演奏をする、という経験。これは本当に口では説明できない、貴重なことだと思います」と話します。

演奏を聴いてくれる人に楽しんでもらうこと、言葉や文化を超えて人と関わることのできる「音楽」の力に気付くこと。早稲田摂陵高校ウィンドバンドには、そんな貴重な経験をする環境があるようです。

一生懸命することの楽しさがある

早稲田摂陵高校ウィンドバンドは、お客さんの前で演奏する機会がたくさんあります。井上先生は「たくさんの本番が常に目標となる。目標に向かって努力する環境が、自然と生徒たちの自主性にも繋がっています」と話します。

早稲田摂陵吹奏楽入場2DSC02284

また、3年生は全員が順番に「部長」になりメンバー全員をまとめていく大役も担うのだとか。

「自分もしっかり練習しないといけないし、全体のことも見る必要があるしと、やっぱり大変さはあります。でも、その分達成感は大きかった。マーチングでは一昨年に全国大会金賞、コンクールでは今年は関西大会まで進むことができたし」と3年の吉村明莉さん。一生懸命に頑張ることの楽しさを体いっぱいに感じているようです。

「先輩が後輩をちゃんと面倒をみるというのかな、そんな伝統があるんだと思います。だから、憧れて入学してくる生徒たちもマーチングができるようになるし、後輩に教えることで上の学年の生徒たちが成長していくんだと感じます」と川口先生。

「毎日の練習は厳しいこともあります。その中でも、生徒が自主的に動いているのがウィンドバンドの素晴らしさ。彼女たちが自分たちで考えて、たくましく育っていってくれるのが、一番うれしい」という井上先生の言葉からも、一生懸命頑張りたい人たちが、精一杯活躍できる環境があると想像できます。

テレビでも時々見る機会があったので、きっと幼いころからの経験や技術の高い高校生集団なんだろうと勝手に想像していましたが、好きな音楽を一生懸命練習しているという普通の高校生なのですね。一生懸命やろうと思える環境と仲間がいるということはステキだなと感じました。

音楽を通して地域と交流

今回、「いばらき光の回廊」で演奏を見せてくれた早稲田摂陵高校ウィンドバンド。彼女たちの演奏を、こんな間近で見たのは初めてでした。

早稲田摂陵観客の様子2DSC02527

川口先生は「私たちは、お願いされたらどこへだって行きます。ステージの大きい、小さいは関係ないし、できませんなんて言いたくないと思っています」と、ステージの限られた時間を観客と一緒に濃い時間にしたいと話します。「お客さんに喜んでもらって初めて自分たちも喜べる」という言葉も印象的でした。

早稲田摂陵高校ウィンドバンドだからできる表現

早稲田摂陵演奏2DSC02482

高い目標を持ちながら音楽に集中できる恵まれた環境。素晴らしいことばかりのようですが、やっぱり大変さを感じることもあったのでは?と思って、お聞きしてみました。

「吹奏楽コースはもともと『阪急少年音楽隊』が始まりで、最初は男子だけで構成されていたんです。1997年に女子生徒だけで構成することになって、このときが実は不安でした」と川口先生。

「マーチングって、迫力がありますよね。その迫力を見せられるのかと不安でした。凛々しいもの、力強いものをどうしたら見せられるのか、いろいろ考えながら続けてきました」

重たい楽器もあるでしょうし、しっかり演奏もしながら足を高くあげたり、キビキビ動くのですから体力だって必要なのかもしれません。川口先生は、でもね、と続けて話します。

「女子だからこそできるんだと思うんです。女子には、力があると感じます。『カッコいい』とか『かわいい』などの表現は、女子だからできる。女子に可能性があるんだと、確信しています」

世界で初めてステージマーチングを披露した阪急少年音楽隊。その伝統は、特別なことではなく、毎日一生懸命練習することで受け継がれているのだなぁと思いました。

演奏後のお忙しい中、お話を聞かせてくださった生徒さん、井上先生・川口先生、ありがとうございました。

早稲田摂陵高校ウィンドバンドの演奏は、日本全国いろんなところで実際に見ることができます。ぜひ、ホームページなどでもチェックしてみてくださいね!
【早稲田摂陵高等学校吹奏楽コース 公式HP】参照。

早稲田摂陵演奏後DSC02541

演奏はもちろん、彼女たちの姿はとっても素敵でした。

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