福井高校がKIMONOプロジェクトに参加!夢は2020年東京五輪!

はい、茨木ジャーナルです。

先日、ある集まりへ出たときにバッタリとある方に出会いました。初めてお会いする方でしたが、お名前に聞き覚えがあるなぁと思っていたら、【茨木で開催される7月のイベントまとめました!】の記事で紹介した「KIMONO PROJECT(以下着物プロジェクト)」に携わっていらっしゃる「team茨木」の兵江美香さんでした。

改めてどんなことをなさっているのかお聞きすると、その壮大なプロジェクトにびっくり!!人口約27万人ちょっとの街・茨木市が、こんなふうに世界と繋がろうとしてるなんて・・・です。

というわけで、福井高校の授業を見学してきました。

KIMONO PROJECT(着物プロジェクト)ってなに?

team茨木KIMONOプロジェクト画像1125

KIMONO PROJECTは、日本の文化と技術や「和」を重んじる精神性を世界へ発信するプロジェクト。久留米の呉服屋さんが2014年に一般社団法人イマジン・ワンワールドを設立し、世界各国の文化を取り入れた着物をつくる活動を進めています。

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック。
着物プロジェクトでは、日本が世界から注目されるそのときに、日本の文化である着物を通して「世界の人々とともに平和でシアワセに」というメッセージを発信しようと「一つの国にひとつの着物」を作っているのです。

すでに50ヶ国ほどの国の着物は作られ、ミラノ万博(2015)やG7北九州エネルギー担当大臣会合(2016)でも披露。ANAがカンボジアとの直行便をスタートさせた際のセレモニーでも、カンボジアの国の着物が披露されました。

team茨木 KIMONOプロジェクトの誕生

この活動を知った、茨木市在住の手描き友禅師・兵江美香さん。

「子どもたちに制作に参加してほしい」と考えて、福井高校で非常勤講師として美術を教えている藤本さんに相談。美術専攻2年生10名の参加が決まり、「team茨木」着物プロジェクトが誕生しました。

作るなら、茨木の姉妹都市として交流もある国の着物を、と考えましたが、すでに中国やオーストラリアの着物は他の地域で制作されています。福井高校には「多文化共生PROJECT」で、インターナショナルスクールのように外国籍の生徒が在籍する教室があることから、ネパールの着物を作ることが決定しました。

茨木発世界へ!福井高校で友禅体験

福井高校友禅体験DSC02063

福井高校での、team茨木着物プロジェクトの授業も残りあと2回となった11月21日。見学へ訪れた日の授業は「友禅体験」でした。

7月から動き出したteam茨木は、着物を作る国の歴史や文化・風土・習慣などを調べることからスタート。9月には立命館大学・秋吉恵先生からも、現地ネパールについて具体的な話も聞き、さらに理解を深めました。

着物プロジェクト生徒デザイン案DSC02113

その後、イメージする事柄からデザインを考案。生徒一人一人が考えたデザインから、兵江さんが全体にまとめて着物のデザインが決まりました。この日は色を塗る体験です。

着物の柄下書きDSC02058

実際に、正絹に友禅の染料を使って色を塗り、出来上がれば額に入れて展示をするそうで、「体験」と言っても本格的な作業です。

友禅作業布を張るDSC02068

布をピンと張って色を塗るために、裏側に木の棒のようなものを組んでいくところも、実際の作業とまったく同じです。

友禅作業布を張る2DSC02073

「こうやって持ちまーす!」と兵江さん。布を置いて色塗りをすると、下へ染みて布が汚れてしまうので、浮かした状態で色を塗っていきます。

Team茨木・友禅体験スタート!

着物プロジェクト生徒の色塗り作業2DSC02086

染料が布の上でどれぐらい染みるのか、どう筆を扱えばいいのか、布の端っこで少し試してから、塗っていきます。

着物プロジェクト生徒の色塗り作業4DSC02102

「先生、これ本番?」
「そうやで、できたらこれ飾るよ!」

着物プロジェクト生徒の色塗り作業3DSC02097

「この太い筆だけで塗るん?」
「持ち方教えたよねー。筆立てて塗るねんで」

着物プロジェクト生徒の色塗り3DSC02085

「息止めて塗ったら、うまく塗れるわ~」

着物プロジェクト生徒の色塗り作業1DSC02090

「息止めてるから、もうしんどい~」

着物プロジェクト生徒の色塗り作業5DSC02100

「先生、グラデーションってどうやるん?」と、生徒たちにグラデーションが人気(笑)。「薄い色から塗った方がいい」とか「塗った箇所のすぐ隣を塗るのは、しっかり乾いてからじゃないと」と教わり、慣れてきたころには、乾かないうちにこうやって・・・とグラデーションをつける塗り方を教わっている人もいました。

世界に一着だけの茨木発の着物をオリンピックで!

午後の2限を使った友禅体験の一回目は終了、次回の授業が最終。すべて塗り終えるには時間が足りないこともあり、放課後も利用して作業は続けられます。
この日の授業のあと、生徒たちが塗ったものを見てみると、

同じ箇所を塗っていても、それぞれ使う色は異なっていて、

塗り方もいろいろですが、どれも細かい部分も頑張って塗った様子が伝わってきます。

「生徒は、自分たちで調べたり話を聞いて、それぞれがデザインを考えました。見たり聞いたそのままでなく、自分で咀嚼して、自分の中でひっかかったもの、描きたいと思ったものをアレンジしたんですね。絵を描いて自分を表現しているかなと思います。子どもの発想もおもしろいです」と兵江さん。

すでに作られている着物の多くは、有名な作家や職人が手掛けていて、子ども(生徒)たちが制作に参加しているのは大阪府下では高槻(芥川小学校)と茨木の福井高校だけ。

10代の生徒が、その国の文化や歴史、風土などを学び、理解を深めていく機会は、きっと貴重なものだろうなぁと感じます。

姉妹都市ではなく、福井高校に留学生がいたからという理由で「ネパール」の国の着物を作るteam茨木。

けれど大切なことは「自分たちとは違う文化・歴史を持つ国について知る」ことや「自分の国の伝統文化について学ぶ」経験。それは、どこの国の着物を作ったかよりも、何かの形で残っていくのかもしれません。
この機会は、同じ高校に通う留学生の背景を知ることにもつながっているのかなと想像すると、本当に貴重な機会になっていることを感じました。

team茨木を応援しませんか?

この着物プロジェクトは、海外では高く評価され、情報も発信されています。ただ、ひとつの着物を作るのには大変な苦労があるといい、何より大きな壁が、制作にかかる費用。
一着200万ほどの制作費は、企業や個人の寄付で賄っており、まだまだ多くの方の協力を必要としています。

「夢は、2020年のオリンピック、パラリンピック。着物姿でその国をエスコートしているのを見たい」という兵江さん。

ネパールの着物が映っていたら、それは「大阪府茨木市」で作られた世界にたった一着の着物です。そうなったらいいなぁと、想像するとワクワクします。

茨木を代表して頑張ってほしいとか、着物の良さを世界へ発信してほしいとか、華やかな着物をオリンピックで見たいなど、Team茨木を応援しようという方や企業は、ぜひ問い合わせてみてください。

  • 個人寄付 1口 1,000円
  • 法人寄付 1口10,000円
  • 連絡先は teamibarakikimono@gmail.com へ。

    振込先 ゆうちょ銀行
    店名 四〇八 
    普通預金 4480696
    口座名義 「team茨木」KIMONOプロジェクト
     チームイバラキキモノプロジェクト
    ※振込み時にお名前の記載すると、本部の公式HPにお名前登録いたします。

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