阪神淡路大震災から20年 -その日の茨木は?-

1月17日午前5時46分です。
20年前のこの時刻に、淡路島北部沖を震源とする直下型地震が発生しました。

神戸から離れた茨木市でも大きな揺れがあり、家の中でも物が落ちてきたり家具が動いたという方も多いことと思います。
あの日、茨木市はどんな様子だったのでしょう。

1995年1月17日の茨木市

阪神・淡路大震災で、茨木市では何か被害があったのかを調べてみたのですが、広範囲で長時間にわたる断水、停電等の被害があったという記録はありませんでした。
インターネットで検索してみると、ブログで身の周りのことを綴っている方が何人かいらっしゃって、小さな茨木市の中でも、地域によって色々なのかな、という印象。

実際には、どうだったのかを知りたくて、

茨木市消防本部

茨木市消防本部を訪ねました。
対応下さった警備課の倉橋亘さんのお話では、
「大きな揺れでしたから、各家庭では物が落ちたり、外の塀にヒビが入ったりはあったでしょうが、道路が通れなくなったり、大怪我で救急搬送したりということはありませんでしたね」とのこと。
阪急電車の高架から摂津寄りの方では、信号が停電しているところもありましたが、それらもそう時間を置かずに復旧しました。
早朝だったこともあって、まだ交通量も少なく、大きな混乱もなかったとのことでした。

1995年1月17日に茨木市消防は?

茨木市消防の方に、もう一つ聞きたかったことは
「神戸市へ応援で出動したんでしょうか?」ということ。

「もちろん行きましたよ」と倉橋さん。
茨木市消防は、須磨方面へ行くように指令があり、倉橋さんご自身も最初の部隊として西へ向かったそうです。

午後6時に茨木を出発して、着いたのが夜中24時。
「阪神高速は倒壊してたでしょ。一般道も通れないところもありましたし、一般の車もずーっと連なっていて、サイレンを鳴らしても動けなかったんです」とのこと。

よく新聞やテレビの報道などで、燃え盛る火の前で水の出ないホースを持っている消防隊員の姿を見ます。

「そう、あんな感じです。水が使えない。水がないんですよ」と倉橋さん。

地中に埋められている消火栓が、地震で壊れてしまったからで、仕方なく、川の水を使っての消火活動となったのだそうです。

「ポンプを繋いでいくんですけどね。何本繋いだんやろ。とんでもない数を繋ぎましたわ。1本20メートルのポンプですよ」
ポンプ車1台では足りず、2台のポンプ車で間をポンプで繋いでの消火活動でした。

第二部隊が到着し、朝の6時に交代。
6時間の消火活動を終え、須磨を出発してから茨木に戻ってきたのは、16時だったというから驚きます。
最初の部隊には、道路や街の様子が充分にわからないままのご苦労があったのだなぁと思わされました。

実際に現場に向かった中で、印象に残っていることを聞いてみました。

「須磨へ向かう途中、三宮の駅が燃えていてね。消防車に乗っていても熱を感じるぐらいだったんです。それが印象に残ってます」

「阪神・淡路大震災1.17の記録」より <須磨区・戎町1丁目2付近>1995.1.18撮影

「阪神・淡路大震災1.17の記録」より <須磨区・戎町1丁目2付近>1995.1.18撮影

自分を守る「もしも」への備えと茨木市の備え

大きな災害が発生した時に、近隣都市の消防が応援部隊として駆けつけるということは、阪神・淡路大震災前にはほとんどなかったことで、その震災を機に「緊急消防援助隊」が創設されました。茨木市消防でも、5台の消防車両が登録されているそうです。

それでも、やっぱり災害は起こると思うと、「平常の市民の安心・安全な生活を守るための消防」に頼るばかりでなく、自分でも備えておかなくちゃいけないなぁと感じます。そう思いながら、私自身、充分ではないんですよね。もしかしたら他にも、いざという時の備えを「しようしようと思いつつできていない」という方もいらっしゃるでしょうか。

倉橋さんが「公助だけでなく、自助・共助が大切だと思います」とおっしゃったのを聞いて、これをきっかけに「もしも!」をイメージして身の周りを整えたいなぁと感じました。

前に、【南海トラフ沖地震に備えているもの】の記事で紹介したのですが、茨木市には「耐震性貯水槽」を備えている場所がいくつかあります。

【茨木市内 耐震性貯水槽設置場所】をチェック!

また、ハザードマップ、避難場所などに関することも、茨木市HPでチェックできます。
【茨木市HP 防災関連】ページをご覧くださいね。

家の中の家具等の配置のこと、避難用品のこと、避難場所や家族間での決めごとなどと一緒に、茨木市内での防災に関することにも関心を持っておくといいかもしれませんね。

茨木市消防本部・倉橋さん、お忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。

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