漬け物屋「ぬか太郎」へ。運命的な出会いだった、おばあさんの漬け物の味

はい、茨木ジャーナルです。

〒567-0882 大阪府茨木市元町8−17

阪急本通商店街を東側から入り、スーパーがあるところを右折(北へ)。赤いレンガの道を左へ入っていったところにある、

ぬか太郎の漬物2DSC05000

ぬか太郎へ行ってきました。
前は通りの北側にありましたが、その向かい側に移転していらっしゃいました。

無農薬米ぬかを使ったお漬物を販売している、ぬか太郎。茨木市内のイベントで販売しているときもありますよね。

JR茨木マルシェDSC03311

春にリニューアルしたJR茨木駅のオープニングイベントにも、出店していました。野菜をみずみずしくいただけて風味もいいと評判で、ぬか太郎のお漬物は早く行かないと売り切れてしまいます。

ぬか太郎さんのお漬物1DSC04995

「今の季節は水なすもおいしいですよね」とのことで、水なすセットとしろ菜のお漬物をいただきました。
「きゅうりなんかも、一年中出てるけど、やっぱり旬の野菜は味が違いますよね。ギュッとしまった感じです」とぬか太郎の吉田共幸さん。水なすセットにはきゅうりも入っていて、初夏セットみたいでちょっとお得です。

いつも買ってたおばあさんの漬物を作りたかった

中央商店街2DSC01272

レトロ感いっぱいの場所にあるぬか太郎。長いあいだここでお店をしているのかなぁと思って話をお聞きしました。すると、ぬか太郎は吉田さんが8年ほど前に始めたのだそうです。

ぬか漬けって、日本で昔から受け継がれている食べ物のイメージを持っていたので、ちょっと意外でした。どうして、漬物屋さんを始めたんでしょう?

JR茨木リニューアルイベントでぬか太郎さんDSC03332
(2018年4月JR茨木駅リニューアルイベントで)

「阪急本通商店街にある北おおさか信用金庫が十三信金だったころ。ちょうどその前あたりで行商のおばあさんが売る漬物が、大好きだったんです」と吉田さん。

高校生だった吉田さんは、いつもおばあさんから漬け物を買って食べていたのですが、いつのころからか、販売に来られなくなりました。

「おばあさんの漬物の味が忘れられなくて、自分で作ってみようって思ったのがきっかけです」

総持寺みしま館外観DSC06607
(写真は2017年6月)

自分で漬物について調べながら作っていくうちに、納得のいく漬物ができるようになった吉田さん。総持寺の「みしま館」の前で販売させてもらうようになりました。
「おばあさんのお漬物に出会ったのが20年ぐらい前。自分でも無理かなぁと思ってたのに、あれよあれよと…」(※2018.6.7訂正しています)

おいしい漬物だとお客さんに好評で、今の店を出してからも、わざわざ買い物に来てくれるお客さんが多いのだそうです。

ぬか漬けのこと、教えてます。

おいしさはもちろん、ぬかの乳酸菌が体にもいい働きをしてくれることなど、ぬか漬けの良さを広めたいと、ぬか漬けの替え歌を作ってみたりと、さまざまなことにトライしている吉田さん。

ぬか太郎のお店DSC05001

「実は最近、ぬか漬け教室っていうのをやってるんです」と教えてくれました。

ぬか床の管理や困ったときの対処法など「誰でもぬか漬けってできるんですよ」ということを、お話しているのだそう。

「ぬか漬けって、ムズカシク考えてしまいがちなんですけど、思っているほど細かいことを気にしなくても大丈夫。基本的なところで手をかけるだけで、そのひとの漬ける味がちゃんと出てきて、おいしくなるんです」

茨木市内でも大池コミュニティセンターなどで教室を開催し、幅広い層の方が参加してくれているそうです。

ぬか太郎さんDSC05011

「実は、びっくりしたことがあるんですけど」と吉田さん。

ご自身がお店を出してから知ったことですが、ぬか太郎の店の場所にすっと以前にあったのは、あの行商のおばあさんの店だったのです。

「今は、向かい側に移っちゃったけど、あのおばあさんの漬物が始まり。あんな生き方をしたいなぁって思うんですよねぇ」と話してくださいました。

「みんながぬか漬けの良さを知ってくれたらいいなと思うから、ぬか漬け教室では作り方もぜーんぶお教えしてますよ」という吉田さん。
おばあさんの漬物がぬか太郎の出発点だったように、ぬか太郎の漬物が、誰かのなにかのきっかけになるのかもなあなんて思いました。

【ぬか太郎】

所在地: 茨木市元町8-17
営業 火・金・土曜
10:30~17:30
配達もできます。(2,000円から)
他にも、味噌・梅干し・奈良漬・干し椎茸・塩麹・豆類・無農薬米なども販売。

ぬか漬け教室のことなど【ぬか太郎FB】でチェックしてみてくださいね!

コメント

3 件の “漬け物屋「ぬか太郎」へ。運命的な出会いだった、おばあさんの漬け物の味” へのコメント

  1. R より:

    あー!わかる!わかりますー!!!
    あのおばーちゃんの漬けもん、美味しかったよねえ(T^T)
    古漬けとか、特にたくわんが大好きでした。
    買って帰ってすぐ食べきってまた買って。
    いつしかいらっしゃらなくなって本当残念でした。
    高齢やし、さすがに引退しはったんやわと心慰めたのを思い出します。

    成城石井とか道の駅にある、
    年季の入ってそうなたくわんはあの味わいを思い出せる気がしますね。

  2. コナミ より:

    覚えてます!おばあさん。
    美味しかったですね、おつけもの。

  3. 茨木市生まれ&育ち より:

    >総持寺の「みしま館」の前で販売させてもらうようになりました。
    「それが20年ぐらい前。自分でも無理かなぁと思ってたのに、あれよあれよと…」

    50年茨木市に住んでますが、総持寺の「みしま館」は20年ぐらい前はありませんでした。農協でした。聞き取りのお間違えでは?

    ※ご指摘ありがとうございます!
    紛らわしい書き方で申し訳ありませんでした。訂正しています。(いばジャル)

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