映画好き落語家・桂米紫さん30周年記念-落語と映画の茨木コテン劇場へ読者ご招待

はい、茨木ジャーナルです。

茨木市クリエイトセンターで7月20日(土)に「茨木コテン劇場」が開催されます!

古典落語とクラシカルシネマを、1日でたっぷり楽しめるプログラム。わくわくするポイントが2つあります。

一つは、毎回テーマが設定されていること。
テーマに沿って、落語と上映作品を決めているところがおもしろいんです。
落語と映画を続けて観るからこその発見に出会えます。

もう一つは、落語家・桂米紫さんの「落語家的ミニミニ映画解説」があるところ。

映画が好きで好きで、本気で映画監督になりたかったという米紫さんが「この部分は見てほしい!」と、見どころをレクチャーしてくれます。

☆茨木ジャーナル読者さんを茨木コテン劇場へご招待!(3組6名)
ぜひチェックしてくださいね。

噺家生活30周年!大ネタを茨木初披露

桂米紫さん茨木コテン劇場案内1IMG_5516

今回の茨木コテン劇場のテーマは「さらば!悪友はここに眠る」です。

上映するのは、サスペンス映画の金字塔「第三の男」。物語の悲哀が伝わってくる光と影の美しさを楽しめます。

落語は、上方落語屈指の大ネタ「らくだ」を披露!

これまでにも候補にあがっていましたが「落語だけで1時間近くかかる」ということから、叶わなかった上方落語の大ネタです。

桂米紫さん茨木コテン劇場斜めIMG_5529

「落語って、ストーリーを楽しんでもらうことろが、映画と似てる。
『らくだ』は、長屋でうごめく人間たちを描いていて、映画『第三の男』に結びつくものがある。
落語のドラマ的なところも注目してほしい」と米紫さん。

初めて桂米朝さんの「らくだ」をカセットテープで聞いたときに「映画みたいだ!」と感激。
落語を好きになったきっかけのネタで、思い入れも強いのだそう。

「落語家ひとりの演技で、見えない向こう側の様子が想像できるのが、落語のおもしろさ。落語と映画、両方の表現を楽しんでほしい」

桂米紫さんのネクタイIMG_5537

「修行中を過ごしてきた茨木は、ぼくにとって第二の故郷。30年前にこのあたりをうろうろしていた若造が、大きな舞台で落語をできるようになったというのを、見に来てほしい」と米紫さん。

寄席ならよくある「前座」がなく、米紫さんの落語でスタートするのが茨木コテン劇場。
「噺家生活30周年の噺家がいきなり出るんだぞ、というところも、茨木の皆さんに楽しんでもらえたら」と熱く語ってくださいました。

7/20茨木コテン劇場「らくだ」と「第三の男」

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30年を振り返って「落語家って職人的なところがある」という米紫さん。

「師匠から教わって、10年20年と腕を磨いていく。30周年を迎えた今でも、落語はムズカシイ。でも、年々楽しくなるし、まだまだ若手だという気分」

初めて「らくだ」を演じたのが11年目のころ。
年数を重ねてから、登場人物の細かい気持ちに改めて気付くこともあり、楽しいのだそうです。

クリエイトセンターのホールでぜひ!

桂米紫噺家生活30周年記念 特別プログラム
茨木コテン劇場
~古典落語とクラシカルシネマ~
■開催日時 7月20日(土)
13:00開演 / 12:30開場
■場所 茨木市クリエイトセンター
センターホール
■対象 就学前のお子様はご遠慮ください。
■イベントの内容
ibabun×落語 シリーズ
「落語」と「映画」のエエとこどりコラボ!
意外な共通点のある両作のセレクトと「ミニミニ映画紹介」は自他共に認める映画好きの落語家・桂米紫がつとめます。
テーマは「さらば!悪友はここに眠る」。
落語は破天荒な男たちの悲喜こもごもを可笑しみたっぷりに描く『らくだ』。
長屋の厄介者だった「らくだの卯之助」がフグに当たって頓死。
兄弟分の熊五郎が、気弱な紙屑屋と嫌がる住人達を巻き込み、強引に葬儀を手筈していきますが……。
今年30周年を迎えた桂米紫が、上方落語屈指の大ネタをコテン劇場で披露します。
対するはサスペンス映画の金字塔『第三の男』。
親友のハリー(オーソン・ウェルズ)の招きでウイーンを訪れた作家のホリー(ジョゼフ・コットン)は到着早々彼が事故死したと知らされる。
オーソン・ウェルズの怪演とビールのCM等でもおなじみの主題歌も印象的な名作。
プログラム
【落語】 桂米紫『らくだ』
【映画】『第三の男』(1949/104分/イギリス)
 監督:キャロル・リード
 出演:ジョゼフ・コットン オーソン・ウェルズ アリダ・ヴァリ ほか
※桂米紫による「落語家的ミニミニ映画解説」あり!
落語と上映作品は自他共に認める映画好き、落語家の桂米紫がセレクト。
出演】桂 米紫
かつては映画監督を志していたが、同じ京都出身の都丸(現・塩鯛)に憧れ噺家の道に入門。
ざこば一門ならではの迫力ある熱血性と、映画や演劇の手法を豊かに取り入れた生々しくも愛らしい人物描写で不器用だけれども、一生懸命な登場人物たちを鮮やかに活写する。
NHK新人演芸大賞(落語部門)、なにわ芸術祭奨励賞、文化庁芸術祭新人賞、第十回繁昌亭大賞 奨励賞、受賞
チケット
全席指定
2,000円
U-25(25歳以下)1,000円全
■上方落語の大ネタ「らくだ」。
噺家によっておしまいが少し異なるのだとか。
米紫さんの「らくだ」はどうなる?!
■問い合わせ先
(公財)茨木市文化振興財団
TEL 072-625-3055
【チケット申込】
電話・窓口・ネットで受付中。
■茨木市文化振興財団ページ
【茨木市文化振興財団/茨木コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ~】
(リンク先が開きます)
■電話 072-625-3055
(文化振興財団:10~17時)
■主催:(公財)茨木市文化振興財団

去年も米紫さんに、話をお聞きしました。
映画と落語の共通点の話や、米紫さんが見る茨木のことなどは下の記事でぜひ!
◇2023年6月23日公開
【茨木コテン劇場「落語は映画!」-桂米紫さんが作る新スタイル】

■桂米紫さんによる2024年7月20日の茨木コテン劇場の案内動画もどうぞ!

いばジャル読者を7/20の茨木コテン劇場へご招待!

桂米朝さん茨木コテン劇場ガッツポーズIMG_5536

茨木市文化振興財団さんが茨木ジャーナル読者さんを、茨木コテン劇場へ招待してくださっています!
ぜひ会場で、コテン落語とクラシカルシネマをたっぷりお楽しみください。

ご招待!茨木コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ~
☆いばジャル読者の皆さんへ、茨木市文化振興財団からプレゼント!
茨木コテン劇場へ抽選で3組6名の方をご招待します。
■受付
2024年7月6日(土)23:59まで
7月13日(土)に当選者へメールで連絡します。
■7月20日(日)に、クリエイトセンター受付にてチケットを渡しします。
■下記リンク先のフォームよりご応募ください
【茨木コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ~茨木ジャーナル読者プレゼント申込フォーム】
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米紫さん、お忙しい時間に楽しいお話を聴かせていただき、ありがとうございました。

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