秘密基地っぽい文化住宅で、ときどきいろんなイベントしてます!-前田文化-

はい、茨木ジャーナルです。

前田文化はサンマルクのところを北へDSC01652

2017年12月末で閉店した、サンマルクを北へ。

いつの間にか、工事も入って

サンマルクのあとDSC01621

建物も残りわずかになっていました。
で、そのサンマルクだった場所から北へ、まっすぐ。

北へまっすぐDSC01655

この先に「前田文化」という場所があるので、そこを目指します。
【2018年1月に茨木で開催されるイベントまとめました~♪】の記事で、イベントの案内もちらっと掲載していたのですが、そこでまたなにか催しがあるというので、見に行ってみました。

「確か、このへんだったよなぁ」と思いながら自転車で走っていると「ふぬぬぬぬぬぅぅぅ…」と不思議な音楽が流れてきました。

前だ文化外観DSC01641

「そうそう、この日はやき芋の販売をやってるんだったなぁ、音はこの中からかなぁ」と思って入ろうとすると、

前田文化前に焼いもの車DSC01650

え?なんだ、これ。
音はココから?

前田文化でやきいもの車DSC01642

「焼き芋を作ってるんですよ。今日はこのあとで、焼き芋の食べ比べもします」とのこと。

この車は「やーきいもぉぉぉ」というあのやき芋の車だそう。普段は関東のほうでやき芋の販売をしているのだとか。

前田文化に焼いもの車DSC01622

ナンバープレートを一応隠してみましたが、意味があるんだろうか…と思いながら、です。

でもね。この車はなんと「岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」を受賞しているアート作品でもあるんですって!(2015年)
やっぱり現代アートってまだまだ私にはムズカシイ。

2月4日のイベントお知らせDSC01632

2月4日はやき芋の販売やワークショップ、カラオケ大会などが開かれていました。
「なんか、スゴイなぁ、どういうこと?」と思いながら中へ入ってみます。

前田文化、お邪魔しまーす

前田文化の中の様子DSC01625

建物の中へ入ってみると、多くの人が集まっていて、中でそれぞれにおしゃべりしたりと楽しそうにしていました。知る人ぞ知る…なのかもしれません。

前田文化の中の様子DSC01624

ここは「前田文化」という文化住宅。一階にある4戸分を一つのスペースにして時々こうしてイベントなどを開催しているようです。文化住宅ですから、今も二階にお住まいの方もいらっしゃいます。

ちょっとうろうろしてみると、

前田文化の階段のところDSC01630

超・急勾配の階段!
はしごやん、と思ってしまうほどの急な階段で足を置く奥行もあんまりない。上るのはいいけど降りるのがコワそうです。壁にたくさん「引越し」のシールが貼ってあるのが、謎。

前田文化北側DSC01640

北側に出て見ると、文化住宅の入口っていう雰囲気がありますよね。こっちの道路に面したところは壁も取っ払っちゃって、そのときに出た廃材などが残してありました。

イベントをしているスペースのごちゃまぜ感と

前田文化廃材DSC01633

解体工事で出た廃材の整理された様子のギャップがフシギでオモシロい。

前田文化時計DSC01648

廃材を利用して、時計も作ってしまってます。針は正確…じゃないけど。こんなふうに廃材を使って何かを作るワークショップも、開催されたようです。

前田文化って…?

前田文化の火バチDSC01638

前田文化は、いつかは役目を終えて解体されてしまう文化住宅の、様々な活用方法の提案と実践を行う「場」。活動はもう4年以上になるそうで、これまでにいろんなことをしてきています。

「いろんなことを」というときに、普通なら「これまでに、ワークショップや餅つき大会、コンサートなどを行っています」…といくつか挙げたいところ。それが、ひとくくりに紹介しづらいのが、前田文化。

「おもろいやん!やろー!」という発想から生まれた「いろんなこと」をしているのかなぁと、私は感じました。何かにとらわれてしまうのでなく、そのときの気持ちの向く方向で「いいやん、やろう!」と思ったことをやってみる感じ。

前田文化のHPを見ると「前田文化の活用方法は、あらゆる分野と領域を背景とし、何かを構築するわけでもなく破壊するわけでもない。興味の対象は、移り変わる季節や天気のように変化し、毎週日曜日に行われる行為の積み重ねが、やがて文脈となり文化となる」と書いてありました。

なんだかコムズカシイんですけど、ふと考えてみると、暮らしってそういうもんだなぁという気がしました。なんてことない毎日の積み重ね、ですよね。

だから文化住宅でやる意味があるのかもしれないなぁなんて思いました。

「は?よくわかんないんですけど」という方は、実際に行ってみるとイイと思いますよ。私も最初は「ん?よくわからん」という思いのほうが大きかったので。

前田文化イベントチラシDSC01647

「一日大家プロジェクト」は2月18日まで開催されています。開催日時と内容を簡単に紹介しておきますね。

文化住宅一日大家 /文化住宅サミット同時開催(2/18)
場所 前田文化(茨木市中津町21-4
■2月11日(日)「文化住宅タイムズ」10:00~17:00
文化住宅とそれがある町の様々を、実際に「あるく・みる・きく」ことで収集。集めた情報を誌面や地図にまとめた「文化住宅タイムズ」を作成。
★要予約 info@maedabunka.com へ。
■2月17日(土)「文化住宅クライミング・ウォール」10:00~16:00
文化住宅の壁にクライミングウォールを設置し、一日限りの子ども向けボルダリングジムをオープン。
大人だけの参加も大歓迎!小さなお子様は保護者同伴での参加をお願いします。
■2月18日(日)「スナック・かりそめ」11:00~18:00
入場時に巨大ハンマーで前田文化にある廃材を破壊。その瓦礫から「かりそめのパートナー」をつくり、スナックでは一緒に行動します。茨木市内の「アジアの食堂・ムバラケ」も特別出店!
■2月18日(日)「文化住宅サミット」
14:00~16:00/16:00~17:00交流会・打ち上げ
一日大家プロジェクトの最終日は、すべての一日大家が集まり、報告会とトークセッションを実施。
「文化住宅の選択肢」をテーマに、これから空き部屋が増え、役目を終えていくだろう文化住宅の未来の姿を想像しながら、現役の大家さんに向けて新たなアイデアや発想を提示するような場をつくります。
文化サミット参加者募集!(予約不要)
文化住宅をはじめとした物件の大家さん、不動産関係の方、茨木市内外問わず空き物件の再活用をお考えの方など
■前田文化URL www.maedabunka.com

コメントを残す

CAPTCHA


画像を添付することが出来ます。(JPEGのみ)

サブコンテンツ