立命館大岩倉公園(防災公園)でイベント「災害時に私たちができること」

はい、茨木ジャーナルです。

9月17日、立命館大いばらきキャンパスの岩倉公園で「商店街×大学生!炊き出し試食会~災害発生時に私たちができること~」という、防災のイベントが開催されていました。

立命館大いばらきキャンパスで防災のイベント

ギラギラと太陽が照り付ける、というお天気ではなかったのですが、そこそこ蒸し暑い日。

立命館大いばらきキャンパス防災イベントで茨木童子

お天気関係なし!相変わらず人気の「茨木童子」のふわふわドームは、ずっと行列が続いていました。

立命の防災イベント商店街出店

茨木市内の各商店街さんがタッグを組んで、フードのブースを出店。イベントがスタートして1時間を過ぎたころからは、だんだんとなくなってきてしまうほど、好評だったようです。

ステージイベントで

立命館大防災のイベントでIVUSAボランティアの話

ステージイベントでは、NPO法人IVUSAという国際ボランティア学生協会に参加している学生が、IVUSAの活動について紹介していました。IVUSAは、関西だけでなく関東の大学からも学生が参加している大きな団体です。
【立命館大の学生と市民の「茨木の街・清掃ウォーク」レポ】の記事で、茨木での活動を紹介したことがあります。

熊本地震についての話をしていました。

関西に住んでいるその学生は、熊本出身。IVUSAの活動としてボランティアにも参加しているそうで、変わり果てた街の様子に衝撃を受けたと話していました。
伝えたいこととして「地域のつながりを深めてほしいこと。もう一つは、熊本の現状を知ってほしいこと」と二つあげていました。

立命館大防災イベントで義援金を募る

「熊本の街は、まだまだ元通りにはなっていなくて、傷は癒えていません。報道も少なくなっていますが、長期的な支えを必要としています」と、熊本へは行けなくてもできる支援をしてほしいと訴えていました。

防災運動会で

防災運動会に子どもが集まる

【「体を動かしたい」「いざという時に備えたい」という人、Let’s防災運動会!】という記事にもしていたのですが、防災運動会も3回に分けて開催されていました。

障害物競争スタート

「よーい、ドン!」で子どもたちが、丸めた新聞紙がたくさん転がっているところへ駆け出します。

障害物競争で丸めた新聞紙のボール

新聞紙には、「ゲーム」「ぬいぐるみ」「チョコレート」などいろんな文字が書かれていて、その中から

障害物競争で探すもの

「これを探してね」というものを探します。
水、チョコレート、アルファ化米(子ども、読めたのか?!)、ラジオ、くすりの5つ。これらは、避難所へ持っていくものです。5つのものを見つけたら、非常袋に入れます。

障害物競争で担架を作る

次は、けが人を救助します。毛布とイスで担架作りに挑戦!広げた毛布で、イスをぐるんとキレイにまきます。担架の準備ができたら、瓦礫の中からけが人を救出します。

障害物競争でけが人救助

シートの下に水の入ったポリタンク。これをけが人として、担架に乗せてみんなで運びます。

障害物競争で避難所へ向かう

途中、瓦礫に見立てた箱を避けながら、ゴール(避難所)を目指します。

初めて顔を合わせる子どもたちが、パパッとそれぞれやることを見つけて、みんなでゴールを目指していました。ちょっとした遊びというか競争みたいなものなのかな。でも、こういうちょっとした遊びの中での体験が、いざというときに「そうだ!担架を作ったらいいねん!」と動けるための訓練になるのかも。

私もそばで見ながら「そうか、担架ってそんなふうに作れるんだなぁ」と思いました。

茨木童子の後ろ姿

どこかで災害が起こると、自分の身の回りを振り返ったり、被災した場所のことを思ったりしますよね。でも、離れたところでの災害は日が経つにつれ、気に掛けることが減ってきてしまいます。そんなことも、ちょっと考えるきっかけにはなった気がしました。

IVUSAの活動紹介

IVUSAのブースでは、茨木市内での活動も紹介していました。
ステージで熊本地震について話をした学生さんが「地域のつながりを深めてほしい」と話していたように、IVUSAの皆さんも、茨木市内での活動を通して地域の中に入っていきたいと考えているようです。
「やっぱり、いざというときに地域のことを知ってないと・・・」という言葉が印象的でした。

災害時に私たちができること・・というサブタイトルがついていたイベント。

んー、私なんて、非常用持ち出し袋はいつも完璧にそろえる途中で「また今度やろ~っと」と思ってしまうタイプなのですよねぇ。備蓄なんていうのも「そのうち揃えるし~」と。
身近な地域の中で動けるように準備しなくちゃ、なんて思いながらも、まずは自分が「大丈夫!」なように整えておくこととからかなぁ、なんて考えたイベントでした。

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