茨木別院(国の登録有形文化財)で迫力のひとり芝居「山椒大夫孝」を
はい、茨木ジャーナルです。
10月開催のイベントのお知らせをまとめた【2017年10月に茨木で開催されるイベントまとめました~】の記事。
ご連絡をいただいたイベントや見かけたチラシなどから、開催されるイベントを毎月ピックアップして載せています。
台風が心配だった10月22日には、茨木別院で開催された「中西和久ひとり芝居・山椒大夫孝」へ行ってきました。
国の登録有形文化財・茨木別院へ

400年以上にわたり、大阪・北摂地域の教化の拠点となっている真宗大谷派(東本願寺)別院。本堂・太鼓楼・鐘楼は、2016年に国の登録有形文化財に登録されています。
「別院さんの前の道を」と道案内をする会話の中でよく出てくるし、前の道路もしょっちゅう通ります。ただ、本堂の中へ入ったことはありませんでした。
せっかくの機会だし、「山椒大夫」は森鴎外の小説でよく知られている内容なので、ムズカシクないかも、と思って行ってみました。
いただいたチラシには「森鴎外の小説の原作は、中世の説経節(せっきょうぶし)の「さんせう太夫」だと言われ、…」とありました。説経節とは、中世末から近世にかけて行われていた語りものの芸能をいいます。説経師が、町の辻で語ってきた物語なのだそうです。

ひとり芝居の「山椒大夫孝」では「この場面、実は説経節ではこんなふうに書かれています」と、中西和久さんが語りを交えながら演じていきます。小説の「山椒大夫」とともに、説経節に書かれている仕打ちや復讐の激しい場面も、荒々しく演じられて迫力満点のお芝居でした。
照明、三味線竹でつくった「ささら」の音色、飛び回ったり静かに語る中西さんのひとり芝居。
茨木別院の厳かな雰囲気に包まれて、見終わって「はぁ…」とうっとりしていた私に「ステキでしたよね」と近くにいらっしゃった方が声をかけてこられました。多くのお客さんが、中西さんの世界に引き込まれて楽しんでいたようです。

台風が近づく時間帯でしたが、多くの方が鑑賞に来られていて、学生さん風の方もいらっしゃいました。お芝居も、茨木別院という舞台も、本当に素晴らしくてステキな時間を過ごせました。
茨木市文化振興財団のイベントは
今回の「山椒大夫孝」は、いばジャルへ届いたイベントお知らせを見て行きました。
茨木市文化振興財団では、いばジャルで紹介しているイベント以外にも多くの催しがあり、それらのチケットは電話やインターネットで購入することもできます。
私は、せっかくなので窓口(クリエイトセンター)へ行って買いましたが、興味深いいろんなイベントのフライヤーもたくさん置いてありました。
演劇やコンサートなどさまざま催しは、文化振興財団が企画しています。映画も、なかなか見応えのあるものが上映されていますよ。窓口で発券を待つ間にきょろきょろしていたら、スケジュールさえ合えば行きたいなぁと思う映画上映のお知らせも掲示してありました。
大阪や京都へ出れば、いろんな観劇や演奏会などがありますが、実は茨木の中にも豊かな時間を過ごせる催しがあるなぁと、改めて思いました。
忙しい方にとっては近い場所での開催は便利。観劇や演奏会は初めてという方なら特に「地元で開催されてる」という気軽さで行けるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
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