訪問ネイルケアのSMBAがいばらきキッズカーニバルで子ども向けネイルを
はい、茨木ジャーナルです。
3月21日(水・祝)。風も強く肌寒い春分の日でしたが、イオンモール茨木の中央吹き抜けジョイプラザでは「いばらきキッズカーニバル」が開催されていました。
【2018年3月に茨木で開催されるイベント、モリッと9選!】の記事でも紹介していますが、マジックショー・大道芸・ダンスのステージがあるほか、茨木市内で活動するグループや団体の楽しそうなブースも。
行ってみると、すーーっごい人!
雨だったので空いてるかなぁ…と思っていたら甘かった。
「今日は、去年より多くのお客さんが来てくださってますよ~」と茨木市民活動センターの担当の方。
どこのブースも大にぎわい。
そんな中で目に留まったのが、一般社団法人シニアチャレンジッドメンタルビューティ協会(以下SMBA)のブース。
この日はキッズ向けネイルを行っていましたが、ふだんは高齢者・障がい舎施設への訪問ネイルケアをしているそうです。
大人気!SMBAのキッズネイルブース
出展ブースのスタートは11時から。10時にスタートしたステージイベントが盛り上がる横で、各ブースでも順番待ちの列ができていました。
その一つが、キッズネイルのブースです。
子どもたちは、見本のシールやデザインからお気に入りのものを選びます。
どれにしよう…と、かわいい見本から真剣に選ぶ子どもたち。アートネイル見本で感触を確かめたりする指の、まぁカワイイこと!
デザインを選んだらいよいよ、お姉さんに爪をキレイにしてもらいます。子どもたちはみんなじーっと指先を見つめています。
何を描いているかわかります?
パンダちゃんがかわいい爪に描かれました。しかもけっこう本格的!(シャレオツー)
手早くスススーっと完成していくネイル、筆の運びや子どもたちの小さな手、真剣に待っている表情は、見ていて飽きないなぁ。
こちらのお客さんは、ウサギを描いてもらってます。子どもたちはみんな、自分の選んだイラストがどんどん完成に近づいていく様子を真剣に見ていました。
ネイルって、子どももワクワクするんでしょうね。男の子も女の子も関係なく、みんなそれぞれ楽しそうにデザインを選んでいました。
訪問ネイルケアで元気と笑顔を届けたい!
キッズネイルのブース出展をしていたSMBAは、高齢者・障害者施設への訪問ネイルケア、ハンドトリートメントを行っています。施術するのは福祉ネイリストと呼ばれる方たち。
「ネイルってフシギですよ」と福祉ネイリストさん。どんな変化があるんでしょう?
ネイルは爪がきれいになるだけじゃないんです。
「ネイルって、年齢に関係なくいろんな方に喜んでもらえるチカラがあるみたい。ネイルケアをしたあと、みなさんの表情が変わるんです」とのこと。
高齢者施設では、みんなで一緒にする手遊びや体操に参加しないという方も多いとか。ネイルをしたことがきっかけで、積極的に輪に入って参加するようになる方も多いんですって。
「ネイルが終わると、みなさんの表情がぐっと明るくなるんですよね。うれしい気持ちになっていただいてるみたい。きれいになった手を人に見てもらいたいから、大勢での活動にも積極的になるんだと思います。手元が誰かの目に留まって『それいいね』って言ってもらうのは、誰でも嬉しいですよね」
(写真はいばらきキッズカーニバルで。ちょっと照れながら見せてくれました♪)
老人ホーム、デイサービス、就労支援作業所、クリニックなどさまざまな場所での出張ネイルは、利用者さんにもその施設の方からも喜ばれています。
「ゆっくりおしゃべりできることも喜んでもらえています。ネイルケアもハンドトリートメントも、一人ずつの手に触れながら会話をする時間にもなっているので、利用者さんも楽しみにしてくれてます」
会話やスキンシップによって、心が和むのか、多くの方が笑顔になってくれることが嬉しいと話すネイリストさんたち。吉備国際大学の先生とも、ネイルによって認知症へどんな効果が期待できるのか共同研究しているそうです。
いばらきキッズカーニバルでも、お友達や兄弟姉妹がネイルをしている様子を見て「自分もやってほしい」という子どもちゃんもいました。
ちょっとずつ色が重ねられてきれいになっていくのって、おとなも子どもも関係なく、やっぱり心がウキウキしますね。
SMBAのネイル、ハンドトリートメントは、連絡をすればその施設に近い担当の方たちが出張訪問してくれるそうです。
■SMBA公式HP
いばらきキッズカーニバルは、こんな雰囲気でした。
10時からスタートしたイベントでは、ステージ企画も大人気!
何度もアンコールがかかるほどの楽しい大道芸もありました。
いばらきキッズカーニバルの出展ブースをウロウロします。
ステージを囲んでいろんな出展ブース。いろいろまわってみました。
ネイルとともに、フェイスペイントのブースも大人気でした。テーマパークでもすっかりお馴染みなので、慣れてる子どもも多いんでしょうね~。
似顔絵イラストを描いてくれるブースも。記念になるし、手描きの温もりも感じられます。
あ、見たことあるー!
確か、いばフェスなどでも出展していらっしゃった気がします。ゴムの反動でびよ~んとカエルが飛ぶ、昔懐かしい遊びのブース。
関西大学の学生さんもイベントに参加していました。新聞紙でスリッパとコップを作っています。お父さんお母さんや先生でなく、大きなお兄さんお姉さんに教えてもらうのもドキドキ楽しいよね。
すべてのブースを紹介しきれないんですけど。
いばらきキッズカーニバルは、いろんな立場の方が出展しているイベントでいろいろ回りながら「へぇ、こんなのがあるんだ」と楽しめましたよ。
ボランティア仲間を募集しているガイドブックも置いてありました。
「誰かのためにしなくては!」と気負いすぎず、できること、好きなことを充実させながら、誰かの新しい発見につながっていけば…というようなボランティア活動が、たくさん紹介されていました。
興味のある方は、茨木市民活動センター(クリエイトセンター1、2階)を訪ねてみてもいいのかも。
「なにか楽しいコトないかな~」という親子の熱気にあふれていて、楽しいイベントでした。いろんなブースを回ってお気に入りのコトを探せるのって、イイですね。
取材にご協力いただいた出展者さん、お客さま、どうもありがとうございました。