茨木市民会館跡に168人の「きのうのこと」-茨木の風景・カコイバART PROJECT
はい、茨木ジャーナルです。
※修正しています。(2019.8.30)
旧市民会館の解体工事現場近くで「あれ、始まりましたよ!」と連絡をいただいたので、見に行ってみました。
「高橋」交差点にある噴水から、川端通りを北へ。中央公園北グラウンドへ向かいます。
雨がぽつぽつ降り始めていましたが、
北グラウンドでは、ラグビーの練習をしている人も。
グラウンドから南、旧市民会館の解体工事現場のほうを見ると、
どわ~んと、こんな感じになっていました。
まっしろ…だったかな。工事現場の囲い部分になにやら文字がデザインされています。
どなたかの作品展示でしょうか(笑)。
これは「茨木市民会館跡地仮囲いART PROJECTカコイバ」の作品展示。
並んでいることばは、市民がつづった「きのうのこと」です。プロジェクトのメンバーが茨木市内をまわり、総勢168名の「きのうのこと」をしりとりで繋いでいます。
読んでいくと笑えるものがあったり「あー、わかるわぁ」と思うものや、そのシーンが浮かんでくるようなものもあって、楽しい!
見に行ったのは、8月27日。
北グラウンド側には、ずらっとことばが並んでいましたが、まだ川端通り側は作業の途中でした。どんなことばが並ぶのか…、もう完成したかなぁ。
貼り付けていく前に、囲いをきれいに拭く作業も。午後からぽつぽつと雨が落ちてきていたので、拭く作業も大変だよなぁ…と思ったり。
168人分の「きのうのこと」は、しりとりになっています。
「えっと『る』か。ほな、次は『る』(で始まってるやつ)探して!」と謎解きみたいな作業ではなく、ちゃんと設計図的なものもありました。
「きのうのこと」が生まれた風景
この「カコイバ」のプロジェクトは、約1年のあいだにさまざまな形で作品が展示されます。
最初に行ったのが、仮囲いに展示する文字の作成。プロジェクトのメンバーが市内でワークショップを開いて、6~92歳、168人から集めたことばです。
(写真提供:カコイバ)
庄栄エルダーセンターで。
(写真提供:カコイバ)
茨木キリスト教会で。
(写真提供:カコイバ)
茨木市民がしりとりをしながら、それぞれの「きのうのこと」を綴りました。
(写真提供:カコイバ)
福岡茨木市長も。
めちゃくちゃ悩んで30分ぐらいかかった…のだそうです。
(写真提供:カコイバ)
こんなふうに、工事現場の囲いのところにことばが並んでいますが、さらに小さな作品展示「キノウノコト」も展示予定。
※「木のやつ、木のやつ‥‥」と思い込みが強すぎたのか「キノウエノコト」と書いていました。
小枝の作品、正しくは「キノウノコト」です。失礼いたしました。
私もワークショップに参加させてもらいました。
しりとりで考えた「きのうのこと」は茨木の山から集めた小枝にも書いたので、これが「キノウノコト」になるのかな。
(上の写真に「自転車走らせ」の文字が見えますが、それは別の方の作品♪)
この小枝たちが、どんな作品になるのか、それも楽しみ!囲いの展示も、壁面の延長に伴い第2期展示を予定…だそう。
北グラウンドって、私は足を踏み入れる機会が少ないんですけど、こういうお楽しみがあると…行っちゃうよなぁ♪
高橋交差点から川端通り側へ行ったことろが、中央公園北グラウンドです。
茨木市役所, 駅前4丁目, 大阪府, 日本
■2019年9月26日
【嗚呼、9/27まで!168本の小枝がつなぐ「キノウノコト」展示は茨木市役所で】記事もぜひ。