創業140年「地酒のにしじま」が語る、街の酒屋の役割とは-

ども、いばジャルです。

前に紹介した、茨木の新しい名産に名乗りを上げた『赤紫蘇サイダー&赤紫蘇リキュール』。
【茨木・見山産の赤紫蘇サイダーと赤紫蘇リキュールができたっ!】の記事参照

販売がスタートしたころ、茨木市内の酒屋さん「地酒のにしじま」さんからも、その情報をご連絡いただき掲載しました。
改めて「地酒のにしじま」さんへお邪魔してみましたよ。
(※記事は2014年9月現在のものです。取り扱い商品などは、お店でご確認ください)

地酒のにしじま外観DSC05025

お店に入ってキョロキョロして、まず見つけたのは、

地酒のにしじまで赤紫蘇リキュールDSC05021

赤紫蘇リキュール(税込1,560円)と

地酒のにしじま赤紫蘇サイダーDSC05019

赤紫蘇サイダー(税込250円)
一番目立つところに置いてありました。

140年続く茨木の酒屋さん

「地酒のにしじま」さんで迎えて下さったのは、6代目の西島直一郎さん。
「地酒の」と看板があがっていますが、地酒の取り扱いは約30年ほど前からだそうです。

お店には、

地酒のにしじま地酒DSC05009

「吟醸藏」というのがあって、ここで地酒が管理されているのだそうです。
中へ入らせていただきました。

地酒のにしじま古酒DSC05012

「古酒」なぁんて看板もありまして、様々な地酒を取り扱っていらっしゃるんだなぁと思いつつキョロキョロ、へぇ…と思いながらキョロキョロ…。

うぅぅぅぅ、さぁぁっぶっっ!!!

こちらのお部屋は5度以下に管理されているそうですが「今、0度です」と涼しい顔で西島さん。

夏の暑い日にお邪魔したので、入った瞬間は「涼しいなぁ♪」と思っていましたが、涼しすぎました。

地酒は、縁あって茨木の「見山」の販売をしたことがきっかけで始めたそうなのですが、その頃に同じ茨木市内の酒屋さん「かどや酒店」さんとお知り合いになったとか。

「茨木のことをおもしろくしたいなぁ」と意気投合し、以来「お酒」を通してさまざまな企画なさっているそうです。

あ♪
「かどや酒店」さんというのは、今回の赤紫蘇サイダー&リキュールを作る企画をチキチキファームの伊東さんと中心になって活動なさった方です。
【茨木・見山産の赤紫蘇サイダーと赤紫蘇リキュールができたっ!】の記事参照

「赤紫蘇に関しては、伊東くんとかどやさんが企画段階から立ちあげて、僕は販売する段階で、かどやさんに声かけてもらったから・・・」と、市川海老蔵級の強い目ヂカラの割に、控えめにおっしゃる西島さん。

(あ!西島さんの写真を撮るのを忘れてるー!!)

街の酒屋さんの役割って?

さて「地酒のにしじま」さんの店内には

地酒のにしじま飲食店紹介DSC05004

ご自身が「美味しいなぁ」と思ったり、ご縁のあるお店の紹介コーナーがあります。
「お店さんとお客さんと、繋げられたらいいなぁと思って」と西島さん。

西島さんは
「酒屋って、色んなところを配達で走るでしょ。だから、街の人のちょっとしたことの役に立てる場所になれると思うんです」と言います。

どこかお目当てのところへ行く道がわからない時に、道を尋ねられる場所になれるのも酒屋さんだというわけです。

「郵便局とかコンビニとか、そんなんと一緒ですわ」

なるほど~~。「どこか美味しい店知らん?」と聞かれることも多いのかもしれませんね。

「茨木の街のためにっ!!!」ってよく耳にする言葉です。こんな心遣いの積み重ねが「街のために」に繋がるのかもしれないなぁと思いました。

それにしても西島さん、どんなお話をしていても、海老蔵並みの強い目ヂカラでいながらとても謙虚でいらっしゃいます。もう、茨木のエビ様とか言うてしまいましょかと思ってきましたよ。

さてさて、そんな茨木のエビ・・・いやいや、西島さんのお店には

地酒のにしじまチャイルドルームDSC05008

「子どもさん連れの方って、気ぃ使いはるんです。瓶とか置いてるから。でも、ゆっくり見てもらえたらいいなぁと思って」と、チャイルドルームも完備。

海老様も子どもが生まれて、細やかな気遣いするようになったんかなぁ。。。

ハッ!チガウチガウ!
勝手に海老蔵を想像してたら、わけがわからなくなったので、いったんクールダウン。

2階を見せていただきました。

地酒のにしじまの2階DSC05013

直一郎さんのお父様(団十郎さんではありません)が手作りなさっているイスなどが置いてあります。
これらは、販売もして下さってるそうで、手作りですから二つと同じものはない!というものばかり。
この空間でひと際目をひくのが、真っ赤なグランドピアノ。

「ここで、昔は音楽を聴きながらお酒を飲んだり・・というイベントをやってたんですわ」とのこと。面白そうです。

中二階・・というんでしょうか。一階と二階の間には、ワインセラーもあります。

地酒のにしじまワインセラーDSC05016

西島さん、実はワインにもとっても詳しいのです♪
「でも、やっぱり日本酒がオモシロいなぁって思うんですけど」

ん~。
これだけ豊富に色んな種類をお店に置いていて、詳しい方がいて・・・となれば、例えば記念の日用にお酒を♪というときには、こういう酒屋さんを利用したいですよね~。きっと色んなお話も聴けると思いますよ!

19歳にお酒っ?!

こんなに色々と考えてトライしてる酒屋さんってオモシロいなぁと思いながら、1階に戻ったところで
「こんなこともやってるんです」と西島さんが見せて下さったのが

地酒のにしじまで19歳の酒DSC05023

「19歳の酒」というお酒。

これは、その年度の3月末までに20歳の誕生日を迎えるという19歳の人を対象に、田植えから稲刈り、そして酒作りを体験してもらって、参加メンバー全員が20歳を迎えてからみんなで一緒に作ったお酒を飲もう、という企画。
こちらも、「かどや酒店」さんと一緒に組んでいるプロジェクトです。

19歳の酒裏のラベルDSC05024

瓶の裏側のラベルには、その年の子たちの記念写真が♪
ちなみに表の「19歳の酒」というロゴは、西島さんが書いたものだそうです。
達筆っ!

「子どもたちが初めて飲む酒が、自分で米から作ったお酒っていうの、ウレシイと思いません?日本酒を飲む量って減ってきてるっていうけど、ただそれを嘆くんじゃなくて、一緒に面白がりながら日本酒のことを知ってもらえたらなぁと思って」と話します。
酒作りの体験を通して、子どもたちが親と家で飲んだり、会話が増えてくれたらと思うのだそうです。
これ、面白そうですよねー!

「酒屋って、お酒を売るのが商売ですけど、人と人を繋げる接着剤みたいなもんだと思うんです」

これからは「街のお店と茨木の山の農家も繋ぎたい」と思っている西島さん。

今は、赤紫蘇サイダー作りをした農家「チキチキファーム」の野菜の代行配達もしてるんですって。
「人と人が繋がるっていうことを、僕らはお酒を通してすることができるでしょ。どんなことができるかって色々考えていると、ワクワクするし楽しいし。それで茨木の街が楽しくなるなら、そんなウレシイことってないですよね」と西島さん。

「人は、楽しかったら飲むでしょ」と笑顔で言います。
そらそうやっ♪
ただ、お店の商品を売る!というだけでなく、その周りにある「楽しみ」も一緒に提供して、ご自身も面白がってるという感じ。

なんて言うのか・・・、面白いところに人って集まりますよね~と思えたお話でした。

西島さん、ありがとうございました。

【地酒のにしじま】


住所   茨木市新和町4-11
営業時間 8:30~19:30(日祝は10:00~18:00)
毎週月曜日・毎月第3日曜日休み
※電話受付は別途。お店のHPをご確認下さいね。

コメント

1件の “創業140年「地酒のにしじま」が語る、街の酒屋の役割とは-” へのコメント

  1. […] も、トートバッグやタンブラーなどなど、茨木バル限定の楽しいグッズがあたります。 地酒のにしじまさんについては【酒屋に赤紫蘇?チャイルドルーム?19歳に酒?!】の記事でぜひ♪ […]

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