茨木市福祉文化会館の貸館は5月で終わり-最後の展示会と館内めぐり
はい、茨木ジャーナルです。
茨木市役所の向かい側にある、茨木市福祉文化会館(オークシアター)。
いばらき童子のちょっとユニークなオブジェが乗った郵便ポストが目印です。
福祉文化会館の会議室やホールなどの貸館業務が、2024年5月31日で終了しました。
最後の日に「展示会《Theater OAK》」が文化ホールで開催されていました。
ちょっと前にいばジャルのイベント記事でも紹介していて、どんな展示会なんだろうと、出かけてみました。
■「展示会《Theater OAK》」の案内記事もよかったら。
(2024年5月20日公開)
【茨木市福祉文化会館、2024年5月末まで。あなたの思い出と記憶でつくる展示会を<募集中>】
最後の日に初めて知った!福祉文化会館5階のステージ
到着したのは、19時ごろ。
ホールへの扉は開け放たれていて、自由に写真を撮ることもできるようになっていました。
ステージでは、本当にゆるやかな優しい演奏が始まっていて、お客さんが聞き入っていました。
後ろの壁には、オークシアターでの活動なども展示されています。
私は、時間がなかったのですが「ここでゆっくり過ごしたいなぁ」と思うほど、ゆったりした空気が流れていました。
最後にこのイスに、座ったらよかった…と後悔。
ステージには丸い月が出ているような演出が‥‥と思って眺めていたら、これって実は、
窓でした!
外に、茨木市役所が見える~。
ホールに来たのは初めてじゃないけど、ここに丸い窓があって外が見えるというのは、初めて知りました。
最後の日に初めて知ったなぁ。
それだけでも、見に行ってヨカッタと思いました。
福祉文化会館はアート作品もいっぱい
福祉文化会館の1階は、入ってすぐに木をモチーフにしたものが壁に飾ってあります。
グラデーションが印象的。あたまのなかで、阪急茨木市駅東側のレインボーカラーの塔とリンクします。
館内のあちこちに飾られているアート作品。
建物の雰囲気にとけこんでいて、気に留めない人もいるんじゃないかなと思うほどです。
実は、私もあまり気にかけていなかったんです。
2017年に公共施設を巡るアートツアーで福祉文化会館の作品に出会って、たくさん飾られていることに気付きました。
絵の具の自然な流れやつきかたを作品にしてしまう、美術家・中島麦さんの作品が、福祉文化会館にも飾られているんです。
実は、その隣に飾られているのが、中島さんのおじい様の作品。
「孫なら近くに展示してもOKちゃう?」(中島麦さん)と、ならべて展示されています。
それ以来、福祉文化会館に来るとなんとなくこの作品を見たくて階段を使ったりしていました。
■2017年6月20日公開記事で紹介しています。
(写真は2017年)
【公共施設・茨木市役所やプラネタリウムへ!ハブ・イバラキ(HUB-IBARAKI)アートツアー】
福祉文化会館のあちこちを…
中島麦さんの作品を見るときに「階段を使って…」と書きましたが、
去年だったかな?一昨年かな?
福祉文化会館のエレベーターが使えない時期ってなかったっけ…。
最後の日は、ちゃんとエレベーターも乗ることができました。ただし、片方だけ。
(やっぱり、茨木市内だとフジテックかどうかを見てしまう…♪)
階数の表示が新しいかんじだなぁ、と思いながらホールへあがりました。
エレベータのなかの各フロアの表示。
茨木市水道部と社会福祉協議会は、秋ごろまでこのまま業務を続けるそうです。
これまではなんとも思わなかった、ちょっとした表示や窓などが、5月31日は「あ、こんなのもイイな」ととても気になりました。
壁のレンガというのかタイルというのか…こういう材質のつくりも、珍しいですよね。
贅沢な空間だったのかもしれないなと感じました。
そうそう。
5階のホール前には「製本できます」のコーナーもありました。
私は時間がなかったので、ゆっくりできなかったんですけど、
そばに置いてあった、これは製本機?これで製本するのかなぁ。
なんだろなんだろ…と思いながら、パチリ。
一日だけの展示会。
出かけてヨカッタ、と思いました。
最後の日だから気付けたのかなというようなものにも出会えたのが、ヨカッタ。
企画された方に、ありがとうと伝えたい気持ちになりました。
茨木市福祉文化会館は昭和56年2月竣工。
「定礎」の中に、当時のどんなものが詰められているんでしょうね♪
【茨木市福祉文化会館】
(貸館は2024年5月で終了)
所在地:大阪府茨木市駅前4丁目7-55