茨木ご当地・赤しそソフトクリーム誕生!ーインタビューしてきました

はい、茨木ジャーナルです。

茨木ジャーナルの【情報はココ】ページに先日、立命館大学の「茨木ソフトクリームプロジェクト」さんからの投稿がありました。

「新ご当地ソフトを開発しました!」というお知らせで、
見山の赤紫蘇を使ったソフトクリームを作った!という内容。

ん~、気になっちゃう~♪
というわけで、立命館の「茨木ご当地ソフトクリームプロジェクト」のメンバーにお話を聞いてきました。

【ご当地ソフトクリームプロジェクトって?】

インタビューは、立命館大学おおさかいばらきキャンパスで。
対応して下さったのは、経営学部3回生の小森健吾さんと、文学部2回生の本田小郁(こいく)さんです。

小森さん、本田さん笑顔で

【情報はココ】への投稿をありがとうございました。
まず「茨木ソフトクリームプロジェクト」について教えてください。

小森「立命館大阪いばらきキャンパス(以下OIC)には、地域・社会連携プロジェクトというのがあって、その一つが『ご当地ソフトクリームプロジェクト』です」

-メンバーのみなさん、OICに通っている方たちですか?

本田「メンバーは11人で、OICに通っているのは4人です。びわこ・くさつキャンパス(以下BKC)から1人、衣笠キャンパスから6人が集まっています」

小森「ソフトクリーム作りを通して、地域の活性化に関わりたい学生が集まって、2015年2月に結成されました」

-ソフトクリームで地域のためにっておもしろいですね。
それで、最初にホップのソフトクリームを作ったのですね?

小森「5月17日の『いばらき×立命館DAY』というイベントで、ホップのソフトクリームを販売しました。
OICの建った場所は、もともとサッポロビールの工場だったので、茨木市の方にも親しみがあるのではと、ホップを使ったソフトクリームを作ったんです。茨木に本社のある日世さんに材料を提供していただきました」

ソフトクリームミックス見本

本田「ソフトクリームミックスにホップの香料を入れて作りました。茨木バニラホップソフトクリームっていう名前です」

-日世さんに協力していただいて、茨木市にゆかりのある商品をという「地域・社会連携」ですね。
茨木バニラホップソフトクリームへの、お客さんの反応はいかがでしたか?

本田「喜んでもらえました。アンケートを書いていただいたんですけど、子どもでも食べやすかったとか、甘すぎずオイシカッタという感想があって、嬉しかったです」

【赤しそのソフトクリームを作ったのは?】

-そして次はいよいよ、赤しそのソフトクリームを作ることに。
どうして赤しそを使おうということになったのでしょう?

小森「何を作ろうかと考えて、まずは茨木の特産品を調べました。それで『赤しそ』『大甘青とう』『うど』が材料の候補にあがって、ソフトクリームに使うなら『赤しそ』かなと決まりました」

本田「バラも候補にあったんじゃなかった?」

小森「あぁ、あったあった(笑)。茨木市の花がバラだからってことで」

-食用のバラってありますよね。

小森「でもシロップが現地のものじゃないので、それだと意味がない。それで、赤しそを使うことにしました」

-「茨木のものを使って」にこだわったんですね。
うどや青とうで作りたいという意見は?

本田「そういうのを作ってみたいという人もいたけど。最後が多数決で決めました」

小森「うども、甘露煮にしてみたら使えるんじゃないかって。
でも、練り込むのかトッピングにするのか考えたり、工程が増えてしまうこともあって、扱いやすそうな赤しそに決まりました」

-ソフトクリームミックスは、日世さんにお願いを?

小森「はい。日世さんから購入させてもらって、協力をお願いしました。
赤しそは、見山へ行ってお願いしました。日世さんにも見山の方にも本当にお世話になりました」

本田「見山の郷へ行ったら、赤しそサイダーっていうのもあって。見山の方に相談したところ特別に作ってもらえるということだったので、お願いしました」

赤紫蘇

【あれ?赤しその味が・・・香りが・・・】

-皆さんが協力してくださったんですね。商品開発もスムーズに進みました?

小森「それが、やっぱり配合を決定するまで、ちょっと大変でした」

-ソフトクリームミックスとシロップの配合?

小森「それもそうなんですけど、最初に作ってもらったシロップが甘かったんです」

-なるほど~。

小森「保存のことがあるので糖分が入ってるんです。ソフトクリームミックスがもともと甘いので・・・」

本田「ちょっと、夏にこの甘さは・・・って感じになっちゃって(笑)」

小森「それで、糖分を抑えて作ってもらうようにお願いしました」

-うまくいきました?

小森「んー、配合は難しかったです。しその味がしなくって、ブルーベリーみたいな味がしたり、紅茶?ミルクティー?みたいな味になったり」

-じゃあ、配合が決まるまでは大変でしたね。

小森「ソフトクリームミックスも、5種類ぐらいある中から選ぶんです。で、試作をする中でちょっとずつシロップの量を変えていくっていう感じですね」

本田さん2DSC03001

本田「もう、けっこうな量を食べるんです。試作で食べていくうちに、舌が冷えてきて。そしたら味がわかんなくなるんです」

-あ~、それは大変そう。

本田「でね、何種類も食べていくじゃないですか。そしたら、最初に食べたものの味を忘れるんですよ~(笑)」

-それは・・。当分ソフトクリームはいらなくなっちゃいますね。

本田「もう一ヶ月はいらないと思ったこともありました。贅沢な話なんですけど」

-体を張って作ったソフトクリームなんですね。

本田「あと、香りが出なくて。練り込んでいくので、しその香りがしなくって」

-しそを使うなら香りは大事ですよね。

小森「僕ら、香料は使わないで作りたかったんです」

本田「それで、ゆかりをトッピングすることにしました!」

-ゆかり?それも見山の?

小森「はい。見山で作ってもらったゆかりです」

本田「すごく、粒が小さいというかサラサラ。舌触りもいいし、塩味も効いてておいしいですよ」

-おもしろそう!赤しそソフトクリームの特徴ですね。

【赤しそソフトクリームの完成までを振り返って】

-お話を聞いていたら、どんな味なのか楽しみになってきました。

小森「そうですね、みんなで頑張ったので、たくさんの方に喜んで食べてもらえたらウレシイです」

小森さん

-商品作り以外でも大変なことはありましたか?

小森「ミーティングかなぁ」

-メンバーが3キャンパスに分かれているんでしたよね。

小森「月に2回、OICで集まるんですけど、それ以外にもそれぞれ週に1,2回ミーティングしてました。
行ったり来たりもそうだけど、『衣笠でしゃべってたけど、全体でしゃべってなかったっけ』ってことがあったり、人数が集まらなくて『今日はもういいか』となってしまう時もあったし」

-メンバーの通うキャンパスが違うと大変そうですね。

小森「議事録は作っていたんですけど、100%伝わるっていうのは難しかったです。各キャンパスをビデオ通話で繋いでミーティングしたこともありました」

本田「合宿もしましたよ(笑)」

-合宿?!

小森「あぁ、やったよね~。夕方から」

本田「夕方5時から夜中1時までやったんですよ~。POP作ったり、どうやって宣伝するかとか」

-夜中にミーティングが終わって。そのあとはどうしたの?

小森「OICにはセミナーハウスっていうところがあるので、そこに泊まりました」

-うわぁ、頑張ったんですねー。

小森「どうスケジュールを組んだら進行するのかは、悩みましたね」

本田「合宿で進めたことが、結局使えなくなっちゃうこともあったり」

-ご苦労があったんですね。
でも、皆さんの頑張りがソフトクリームっていうカタチになってヨカッタですね。

赤しそソフトのチラシ
↑写真は、本田さんデザインのチラシ。
ソフトにちゃんとゆかりがトッピングされています♪

【童子まつりとその後のソフトクリームプロジェクト】

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-赤しそソフトクリームは、9月6日の童子まつりで販売されるんですね。

小森「バニラホップソフトを1,000本、赤しそソフトを500本販売します。
赤しそは、採れる量が多くないので限定販売になっちゃいますけど。
日世さんに販売カー(=上写真)もご協力いただいて、頑張ります!」

-童子まつりのあと、ソフトクリームプロジェクトはどんな計画を?

小森「校友会って、大学でのイベントでも販売する予定です。でも、赤しそは時期があるので、これからの季節は難しそうです」

-プロジェクトで作るご当地ソフトクリームが、イベントだけでなく、いつかお店などでも販売されるとうれしいですね。

小森「そうですね。これからもプロジェクトは続きます。
何か新しい商品を作るかもしれないですけど、新しいものばっかり作っていって、どこへ向かっていくのかわからなくなるのも良くないし。いずれは、ソフトクリームの地として根付いていったらいいね、という活動なので、うまく引き継いでいきたいと思います」

-来年も新しいメンバーが入り、活動がまた広がっていきますね。
童子祭りも楽しみです。
小森さん、本田さん、ありがとうございました。

小森さん、本田さん
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『茨木の特産品・見山の赤しそで、茨木に本社のある日世さんに協力してもらってソフトクリームを作った』
一言で表すとそういうこと。

でも「特産品の赤しそを使ったソフトクリームを作りました」の背景に、11人の頑張りがあったことが伝わってくるお話を聞かせていただきました。

特産品の赤しそを材料にするために、実際に自分たちで見山へ出向いたり、何度も試作を重ねたりと、その完成までにはいろんなことがあったんですね。
なかなか話し合いが進まずに悩んだり、時間を費やしたけれど実らなかったこともあったと話してくださいました。
大変だったことも楽しそうに話すお二人の様子に、
心の底から「完成おめでとう!」と言いたくなりました。

茨木ご当地ソフトクリームプロジェクトの作ったソフトクリーム2種類は、茨木童子まつりで販売されます!

赤しそソフトクリーム 350円(500本)
茨木バニラホップソフトクリーム 300円(1,000本)

【茨木童子まつり 2015】

2015年9月6日(日)11~20時
茨木市民会館 大階段前

ぜひぜひ、この機会に味わってみて下さいね!
見山の赤しそに関しては
【茨木・見山産の赤紫蘇サイダーと赤紫蘇リキュールができたっ!】の記事や
【2015年夏まとめ・猛暑に負けないオススメの「茨木みやげ品」は?】の記事も、ぜひ♪

立命館大阪いばらきキャンパスについては、たくさん記事にしていますが、工事風景やちょうど一年前の童子まつりへ向けての記事なんて、いかがでしょう♪
2015年3月5日
【京都の立命館大学を迎える準備が着々と・・・ -茨木の風景-】
2014年6月20日
【立命館大学いばらきキャンパス工事現場で、懐かしいモノ発見!】の記事
2014年8月18日
【茨木童子まつりに立命館大学生も参加!「キャンパスより先に来ちゃいましたぁ」】の記事
2014年10月8日
【2014年もあと3ヶ月。完成しつつあるリッツ・いばらきキャンパス】の記事
「立命館」と検索していただくと、他の関連記事をご覧いただけまーす。

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