ハピママフェスティバルで出会った、手づくり雑貨ブースで。
はい、茨木ジャーナルです。
7月に開催されていた「ハピママフェスティバル」へ行ったとき、おもしろいなぁと思ったブースがあったのでちょっとご紹介を。
たくさんの出店者さんがいらっしゃって、子どもも大人も楽しめるようなワークショップがあったり、手のこんだ雑貨を販売されていたりと、とっても盛り上がっていました。その中で「おや?」と思ったのが、
このブース。
木で作ったおもちゃやイスや調味料ケースなどが並んでいました。何ヶ月か前に茨木北部の「里山センター」を訪ねたことがあったので、それで「おや?」と足を留めたんだと思います。
【BBQもDIYもできる茨木市里山センターに行ってみました!】の記事参照。
「この材料ってどこで買ってるんですか?」なんて、トンチンカンな質問をきっかけにいろいろとお話をお聞きしました。
木のおもちゃや小さな家具は、出店者さんの親戚の方が作ったもの。ハピママフェスティバルのような手作り店の出店ができるときに、親戚の方から預かって一緒に販売しているのだそうです。(さすがにどこで材料を買っているのかはわかんないですが)
子どもの学校生活から生まれた商品たち
立ち寄ったのは「月花」さんのブース。女性二人で、それぞれが手作りした布雑貨を販売していました。
二人はそれぞれ「月奈」「佳花」」という名前で手づくりイベントなどに出店していて、二人一緒のブースで参加するときには「月花」という名前で出店しています。
もともと二人は学生時代のお友達。彩都にあるコミュニティカフェのレンタルボックスで月奈さんが手作り雑貨を販売していたことから、佳花さんも出品をはじめ、少しずつフリーマーケットなどへ参加するようになりました。
改めて、手作りの布雑貨を見ていくと、これがオモシロイ!
例えば、いろんな絵柄の布マスク。
「肌にあたるほうはガーゼを使いますが、オモテになるほうをガーゼにするとヘタってしまうので」と、ちゃんと使いやすさや機能を考えて作られていました。
月奈さん、佳花さん、それぞれに名前のタグが付いたマスクが並んでいますが、二人で「今度のイベントはこれを作ってこようね」なんて打ち合わせはナシ!それでも、フシギとブースにはバランスよく商品が並んでいます。
ランドセルカバーも手づくりしたものが並んでいました。
「雨で濡れるのを防ぐのもそうですけど、けっこう6年間使ううちに傷むんですよね。新しいキレイな状態をちょっとでも長くキープできるように。付け替えも簡単だし、気分で替えてもいいかな~と思って」と月奈さん。
ご自身の子どもさんがランドセルを使っている様子を見て、思いついたのだそうです。
ファスナーで開閉できる小物入れも、子どもたちの様子を見て作ったもの。
「歯磨きセットって、ランドセルの横にぶら下げて通学するんですけど、巾着袋の口のところから歯ブラシがスルッと落ちるんですよぉ。うちの子もそうだけど、道端にもよく歯ブラシって落ちてて、気になってました」とこのカタチに。
ランドセルにつけた状態でも、小物入れから簡単に歯ブラシが取り出せます。
水筒などの肩紐の食い込みを和らげてくれる肩紐カバー。子どもさん向けに作ったものも、大人の方が買っていくことも多いそうです。
「イベントに出ると、お客さんとお話するじゃないですか。もっとこうしてほしいとか、こんなものはない?とか。お客さんからのリクエストを聞いて『あ、それっていいな』と思ったら、次のイベントのときには(月奈さん、佳花さんの)どっちかが自然と作ってきてるって感じです」といいます。
お客さんとのやりとりから商品が生まれているので、自然と商品を買っていくお客さんも多くなっているようです。
ペットボトル入れも「カバンの中で濡れたらいややから」という方が多いので、防水の機能を持たせています。
「最初は一つのサイズだけだったんです。でも『私らはもっと小さいサイズのペットボトルで充分やねん』というお客さんが多くて、小さいペットボトル用のカバーも作りました」
「作るの楽しいし~」と、ゆる~く話してくださる月奈さんと佳花さん。お客さんの声や使う人の気持ちに寄り添って商品が生まれていて、ステキだなぁと感じました。
何より、お二人がとても楽しそうなので、つい買い物をしてしまうブースでした。
きっとまた、どこかの手作りイベントで出店なさるんじゃないかなぁ。お二人で出店するときには「月花」というブースで出ています。気になる方はチェックしてみてくださいね。
月奈さん、佳花さん、ありがとうございました!