ビブリオバトルって知ってる?ふだん本を読まない人にもオススメしたーい!
はい、茨木ジャーナルです。
ここ最近、イベント告知へご連絡いただいている、茨木ビブリオバトルさん。機会があれば見てみたいと思っていた「ビブリオバトル」へ、8月25日(土)に行ってきました。
ビブリオバトルって?
ビブリオバトルとは、参加者が決められた時間内で本を紹介。それを聞いて最後にみんなで「どの本を読みたくなったか」を投票して「チャンプ本」を決定する書評ゲーム。
「そんなのがあるんだぁ」と私は新聞で知ったのですが、取り上げられていた本や紹介内容に「オモシロそうだなぁ」と興味を持ちました。茨木でも開催されていることを知り、8月の開催日に「こそっと見学のみ♪」で申し込みました。
茨木ビブリオバトルの様子
(写真は2014年。ちょっと古くてゴメンナサイ~)
茨木ビブリオバトルは、茨木神社横のローズWAMで開催されることが多いみたい。フェイスブックやツイッターで開催予定などを告知していて、それを見ると、立命館大学大阪茨木キャンパスのまちライブラリーでも開催することもあるようです。
茨木ビブリオバトルは見学のみもOKなので、私のように「興味はあるけど、紹介まではちょっとぉぉ」という方も気軽に参加できます。事前申し込みをしておくと安心ですが「わ、今日行けるわ!」という方向けに当日枠も少しあるようです。
今日のテーマが書かれたホワイトボードには、タイムテーブルも書いてあり、初めてでも「こんなふうに進んでいくんだなぁ」とイメージしやすいですよ。
ビブリオバトルってどう進めるのか…は、主催者のマエハマさんが最初に分かりやすく説明もしてくれます。この日の参加者はほとんどが「常連さん」でしたが、明るく和やかな雰囲気なので初めて行っても、自然とその場に入っていけます。安心安心♪
会場には、お茶も用意されていて自由に飲むことができます。この日は「別府&佐伯ビブリオ旅」のお土産もありました。大分と茨木に共通する「隠れキリシタン」にちなんだお菓子は、パッケージと包装紙の美しさに感動してしまった!
ビブリオバトルは全国各地で開催されているので、そんな話にも触れられて楽しい和気あいあいとしたイベントです。
本の紹介がスタート!
場が和んだころ、いよいよ本の紹介がスタートしました。この日のバトラーさん(紹介する人のことをそう呼ぶようです)は6人。決められた5分間で、「らく」をテーマに本を紹介してくれました。
「らく」と聞いて、人によって思い浮かべることってこんなにいろいろ。紹介本は、料理・旅行・落語・ビジネスや社会学や生き方などいろんなジャンルが並びました。
「本ってあんまり読まないなぁ」とか「何を読んでいいかわからん!」という方にも、こういう紹介っていいですよね。別に買えって言われるわけでもないし、ふ~ん…と気楽に聞いていればOKなので。
全員が紹介し終わったら、みんなで投票を行います。
チャンプ本に選ばれたのは「隷属なき道」という本。ムズカシソウでしょ?私だったら、ふらっと本屋さんへ行ってもたぶん手に取らない本。
だからこそ、こういう機会にどんな本で(バトラーが)どんな感想を持ったのかを聞けるのは、ラッキーだなぁと思いました。
「隷属なき道」の紹介では、バトラーの「あー、ラクできたらいいのにぃ。働く時間、少なくなったらいいのにぃ」という心の叫びが、参加者さんのハートを掴んだようでした。
チャンプ本の紹介者さんには、最後に王冠が送られてみんなで記念撮影。
ほのぼのとした和やかな雰囲気の中、本の紹介や本の感想や考え方のやりとりを聞けます。見学するだけでも「自分はどう思うかなぁ」と振り返ることもでき、イイ時間でした。
最後に、マエハマさんから報告が。
茨木でのビブリオバトル主催が評価され「Bibliobattle of the Year(ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤー)」で新人賞を受賞したとのこと。
ビブリオバトルは誕生から10年以上がたち、全国で広がっている書評ゲーム。全国各地のユニークな活動を発見し、多くの人に周知することでさらに各地で活動が盛り上がることを目的にした賞で、マエハマさんの活動が認められました。
6月には大阪北部地震もあり、開催が危ぶまれたことも。
「今できることを」と続けてこられたマエハマさんの熱意と、参加者さんと作る温かい雰囲気に「がんばれ」と贈られた新人賞かもしれませんね。
茨木ビブリオバトルは、9月も開催。15日に「敬」をテーマに本を紹介したい人、紹介を聞きたい人・見学者を募集しています。
【2018年9月いばらき市内のイベント8つ!】のページに詳細を案内しています。
あ、秋といえば、読書の秋やん。
ふだんはあまり本を読む時間がないし…という方にもおススメのイベントです。私も紹介を聞いて、ほしくなった一冊をさっそく買っちゃいました。こういうやりとりって楽しいなぁと感じました。また機会があれば、覗いてみたいなぁと思っています。