うな八でランチ!なぜ土用の丑の日に鰻を食べるのか?
はい、茨木ジャーナルです。(※2019年6月更新)
この夏、だらっだらと汗を流しながらふと「ウナギ食べたい・・・」と思いつき、たどり着いたお店が、
阪急茨木市駅の西側、茨木別院の前にある「うな八」さん。(現在は閉店しています。2019年6月追記)
実は、7月の土用の丑の日に知人とお昼を食べる予定があり「やっぱりウナギや!」と行く気満々だったのですが、その日は食べられず。
うな八さんでは、夏の土用の丑の日はテイクアウトのみの営業だそうです。
うなぎ定食(4,300円)、うまき定食(1,600円)、うな重(特上4,000円、上3,000円、並2,300円)とありまして、今回は一人だったのでおとなしく「サービスランチ・うな丼定食(1,800円)」をいただきました。
夏の暑さでヘロヘロだったので、お吸い物の味にホッとしたりして。鰻のふっくら感は、スーパーなどで売っているのとはやっぱり違うし、タレも甘すぎず、おいしくいただきました。!土用の丑の日に、ぜひ特上うな重を食べたいぜ!と思いました。
夏の土用の丑の日のオーダーは、事前に電話でも問い合わせが多いのだそうですよ。
なんともう、お店をなさって100年以上。ご主人も奥さんも柔らかい雰囲気で、いろいろ気にかけて話しかけてくださいます。テレビが点いていて、それを見ながら一緒にしゃべっていると、なんだか居間でだんらんしている雰囲気になってきました。
お客さんが入ってこられたので、「そうだそうだ、家じゃなかった、お店だわ」と出ましたが、ついついゆっくりしてしまう雰囲気でした。
新しいスタイリッシュなお店…ではなく、年季の入った雰囲気でそう広くもありません。でも、何とも言えない温かみがあって、私はついくつろいじゃいました。
無口な頑固オヤジみたいな人がやってたら・・・とドキドキしていましたが、うな八さんは一人で行っても大丈夫!
ぜひ安心して行っちゃってくださいマセ。くつろげますから♪
土用ってなに?丑の日って?
ところで、土用の丑の日って、どうして鰻を食べるんでしょう?
なんとなーく、夏にうなぎを食べると夏バテ防止になる!と思っていますが「土用の」とか「丑の日」じゃない日だってうなぎは食べます。「土用の丑の日」にうなぎを食べると、もっとイイことがあるのでしょうか?
せっかくなので調べてみました。
土用とは、丑の日とは
まず、土用ってなんだ?ってこと。土曜じゃないんですよね、土用です。(子どものころは、土曜に食べへんの?と疑問でした)
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間をいいます。【日本文化いろは事典 土用とは】参照。
「木・火・土・金・水」の五つの組み合わせで世の中のことが成り立つという「五行説」から、四季も「木→春」「火→夏」「金→秋」「水→冬」と割り振り。
「土」はそれぞれの季節の四立(立春・立夏・立秋・立冬)の前18日期間を「土用」として割り振っているんですって。
たとえば立秋は秋の始まり。その前の18日間が土用で、夏の終わりの期間が夏の土用です。
季節と季節の間を「土用」とすることで、古い季節と新しい季節を静かに交代させていく、という意味があるんですって。季節の変わり目ってことですね。本来「土用」とはすべての季節にあるものだということが、わかります。
では、丑の日の「丑」は?
そう、十二支の「子丑寅卯辰巳・・・」の「丑」です。
十二支は、年を数えるときだけでなく、時刻や方角でも用いられていますよね。日を数えるときにも使われていて、土用の期間のうち、12日周期で割り当てられた「丑の日」が、土用の丑の日です。
土用の丑の日にウナギを食べるのは、なぜ?
土用の中でも暑い夏は、昔から「精のつくもの」を食べる習慣があったようで、土用シジミなどの言葉もあります。精のつくものとして、うなぎは奈良時代のころから有名だったので、土用うなぎと言われているのかもしれません。
では「土用の丑の日にうなぎ」と言われるようになったのは、なぜでしょう?
諸説あるようですが、万能学者・平賀源内が、近所のうなぎ屋から「夏にうなぎが売れなくて」と相談されたことがきっかけだという話が有名です。「本日、土用の丑の日」と張り紙をしては、と提案して実行したら大繁盛したのだ・・・と言われています。
「丑の日にちなんで『う』から始まるものを食べたら夏バテしない」という風習も背景にあるようです。
2016年の「土用」はいつ?
では、2016年の土用の丑の日はいつなのか・・ですよね。
夏の土用の丑の日は、2016年は7月30日(土)だけでした。年に2回ある年もありますが。
ただ、土用の丑の日はさっきも書いたように、春・夏・秋・冬とありますので、今からだと秋の土用に2回あります。
10月22日(土)
11月3日(木)
ふむ・・・。季節の変わり目に体調を崩してしまうことのないように、精のつくうなぎを食べちゃうっていうのはいかがでしょう?
土用の丑の日、秋はうな八さんのお店で食べられるのかなぁ・・。ちょっと聞きそびれちゃいましてスミマセン。でも、テイクアウトもよろしいかと・・・♪
〒567-0817 大阪府茨木市別院町4−16
【うな八】(※閉店しています)
所在地: 茨木市別院町4-16 |
営業時間 11:00~20:30(売切れ次第終了)
日曜休み |
駐車場ありません。夏の土用の丑の日はテイクアウトのみです。 |