一人暮らしをする人へ、住まいのプロに聞いた部屋探しのポイント
はい、茨木ジャーナルです。
春は人の移動の時期。茨木市で新しく生活をスタートさせる方、お引越しを考えている方も多いかもしれませんね。
賃貸・売買・リフォームなど、住まいに関するあらゆることを相談できる三島コーポレーションさんに、お部屋探しをするときに知っておくと役に立つことを教えてもらいました。
言われてみると、なるほどなぁと思うようなこともあったので、紹介します。
この3つとJR・阪急の駅周辺の不動産屋さんをピックアップしました。(2017年2月現在)
部屋探しで知っておきたいこと
今回は、賃貸でお部屋を探している場合や一人暮らしをスタートさせる方に「このポイントは知っておくといいですよ」ということを伺いました。
まず最初に、部屋探しをするときに知っておきたい3つの基本です。
不動産屋さんは大家さんとの間でやりとりしてくれている
私たちが直接会って話をするのが、不動産屋さん。部屋も不動産屋さんから借りてる気がしますが、大家さんから借りてるんですよね。
不動産屋さんは、大家さんと私たちとの間に入ってスムーズにやりとりを進めてくれるところ。(※不動産屋さんには「仲介業者」「管理業者」があります。記事最後に記載)
知ってる人には当たり前のことかもしれませんが、まずはこのことを理解して、お部屋探しをしていきましょう。
よく相談すること
これも、当たり前と言えば当たり前ですが、不動産屋さんにはよく相談しましょう。
大家さんには直接聞きにくい、言いにくいことも、間に入ってくれている不動産屋さんになら相談しやすいですよね。
「要望がなんでも通るというわけではありませんが、交渉できることもあります」
不動産屋さんの説明をよく聞きながら、ちょっとしたことも相談していくのがよさそうです。
お部屋を借りる費用は高くつく
理解しておくべきことは、やっぱり部屋を借りるのは費用がかかるということ。
月々の家賃や共益費・管理費だけでなく、敷金・礼金、手数料や最初の何ヶ月分かの家賃や保険など、けっこうな費用がかかります。それに引越し代や家具・家電などの大きなものや日用の小物など。はぁ…。
知っておくと便利なのが、カード支払いができる不動産屋さんもあるということ。ポイントがつくカードで支払えば、たくさんゲットしたポイントを暮らしに必要なものの買い物にまわすことができます。
では次に、一人暮らしを始める際に知っておきたいことを紹介します。
一人暮らしスタートのためのアドバイス10項目
一人暮らしをする人はもちろん、そのご家族にとっても心配はつきません。こんなことに気をつけると安心ということを、住まいのプロからアドバイスしてもらいました。
こんな不動産屋さんなら安心
お部屋探しでは、どの不動産屋さんに行けばいいのか迷いますよね。
「ちょっとした不安や相談に対応してくれる不動産屋さん」を選ぶのがいいそうですよ。お部屋探しは不安もいっぱい。ちょっとした相談にも応えてくれると気持ちがラクです。
お部屋探しが進み「もうそろそろ決めないと」と思っても、不安があれば相談しておきましょう。
「別の部屋にしよう」とか「それなら仕方ないな。この部屋にしよう」と決めるのも、相談して納得ができてこそ、です。
「自分だったらこうする」とアドバイスをもらう
もし、お部屋探しが進まないなぁというとき。不動産屋さんの担当者に「私だったらこうします」と、ご自身が選ぶ立場でアドバイスしてもらうのも、一つの方法。
それに従うという意味ではありません。一つの考え方をアドバイスしてもらうということです。
「私なら、これを優先したいからあの部屋のあのポイントがイイ」など考えを聞くと、自分にとっての譲れないポイントがはっきりしてくることもあります。
お部屋探しで夜の内見は必須
お部屋を探すとき、夜の様子も見たほうがいいよ、とよく聞きますよね。
「もちろんもちろん!絶対に夜の内見はしたほうがいいです」と住まいのプロ。
他の居住者も帰宅する夜の時間帯は、駐輪場や建物への出入りが、昼間の様子とは印象が違うことも。住む前に知っておくだけで、安心できます。
最低限の防犯意識を持つこと
初めての一人暮らしでは、本人もご家族もいろいろと心配なことがあり、そのなかでも「防犯」については、気になります。
「まずは最低限の防犯意識を持つこと」が大切です。
「最上階だから安心」とか「オートロックだから大丈夫」ではなく、どのお部屋を借りるときも、ちゃんと施錠するなどの最低限の防犯意識を持ちましょう。
「こうだから安心」と頼り切ってしまわないことが大事だそうです。
オートロックは安心?
鍵を開けないと建物に入れないオートロックは、やっぱり安心です。
ただ、それで部外者がゼッタイに入れないとわけではありません。居住者の出入り時に紛れて入ることも可能ですし、センサーを利用して扉が開くこともあります。
「オートロックがダメというんじゃありませんよ。オートロックは大丈夫、と油断するのがダメってことです」
建物、家に入るときにちょっとだけ注意する
オートロックでも油断しちゃいけないって「じゃあ、どうしたら?」という感じですが、要は、ちょっとの注意を怠らないということ。
建物や部屋に入るときには、ちょっと周囲をキョロキョロしてから入ることが大事だそうで、エレベーターに乗るときも同様です。
「警戒されているのがわかれば、悪い人は立ち去る」のだそうで、最低限の防犯意識を持つのが大事ってことですね。
インターフォンにモニターは必須?
部屋ごとについているインターフォンも、最近はカメラ付きのものが増えてきました。
ここでも「カメラがついてるから」と安心しきってしまうのでなく、モニターフォンにも死角があることを知っておくこと。
ドアチェーンを使って対応する習慣をつけるのが良さそうです。
最近は、自分でドアに取り付けるモニターもあります。
「ドアモニという商品は、安くないけどおススメ」だそうですよ。ズームで外を確認できたり録画機能もあり、スマホで訪問者を確認することもできるんですって。
大切なことは、防犯意識が高いとわからせること。悪いことをする人間は、カンタンに侵入できる家を狙っています。
ドアチェーンを使う習慣を
お部屋探しで内覧をする際は「ドアチェーンがあるか、壊れていないか」をしっかりチェックしましょう。さらに、住み始めたら部屋にいる際にはドアチェーンをしておきます。
最近のカギは複製しにくいと聞きますし、チェーンまでするのはなぜでしょう?
「例えば、隣の人が部屋を間違えたとするでしょ。カギをしているので扉は開かないけれど、開けようとするのでドアがガチャガチャいいますよね?一人暮らしの部屋で急にドアがガチャガチャいうって、コワいですよ」と住まいのプロ。
確かに「え、カギしてなかった?!」とドキッとしてしまいそう。
「カギとドアチェーンをかける癖をつけておく。たったそれだけのことですが、気持ちは全然違います」
部屋の近くにコンビニは必要?
一人暮らしや帰宅が夜遅い人には、近所にコンビニがあると便利!お弁当を買って家で食べる機会も多いかもしれません。
ただ、利用の仕方にはちょっと工夫をしたほうがいいかも。
「特に女性の場合、夜にコンビニでお弁当を買うなら、家に一番近いところじゃないほうがいいですよ」
家の近所の同じコンビニでお弁当を買っているのは、やっぱり目につくもの。たまにはお店を変えるとか、ちょっと遠いところで買ってみたりするのが良さそうです。
コンビニは、普段の買い物はもちろん、いざというときに頼れるスポット。近所にあるからこそ、使い方を工夫することが大事なようです。
北摂は治安がいい。だからこそ・・・
「北摂地域は、治安がいいです」と住まいのプロも感じているそう。
だからといって、部屋も自転車もバイクもカギをかけないでOKではありません。治安がいいのは、地域の防犯意識が高いことも関係しています。
悪い人間は、侵入しやすそうな家を狙っているのです。どこに住んでいても、最低限の防犯を自分でしておくことは大切です。
お部屋探しでよくある質問から
他にも、お部屋探しのポイントになるような話をお聞きしました。その中から、お客さんとの会話でよく出る3つを紹介します。
部屋は南向きがいい?
「この部屋、南向きですか?」と方角は気にする人が多く、人気があるのはやっぱり南向きの部屋。
方角を優先順位にする探し方もひとつですが、その場合「東向きか西向きか」で選ぶのも、部屋探しをスムーズに進めるコツなんです。
東向きは朝の光が入るので朝型のひとや、昼間は仕事や学校で出かけているという人におススメ。
西向きは、朝日に邪魔されずゆっくり寝られるメリットが。夏の夕方は暑くなりますが、冬は温められた状態が夜まで残ります。
北向きならリーズナブルな価格設定になっている場合もあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
ライフスタイルも考えながら選んでみるといいようです。
最上階か一階か?
例えば、音。
最上階なら、上の階の足音は聞こえてこないメリットがあります。一階なら、下の部屋への気遣いはありませんよね。ただしどちらに住んでも、よそからの音がまったくしない部屋はありません。
部屋の温度は、最上階だと天井からの熱で夏は暑いのですが、一階よりは風が通ることもあります。物件によっては最上階だけ少し天井が高く作られている場合もあるそうです。
防犯面から「一階は心配。上の階がいい」という方が多いそうですが、最上階だって泥棒のプロは侵入します。
上層・下層のどちらにもメリットもデメリットもあるので、不動産屋さんに相談しながら何を優先させるか考えるのが良さそうです。
民間のゴミ収集はラクチン?
マンションなどによっては、ゴミ収集を民間業者と契約しているところもありますよね。この場合もゴミ出しにはルールがあります。
他の居住者にも迷惑をかけてしまわないように、事前の説明をよく確認することが大事です。
特に、粗大ゴミの収集については要チェック!
JR茨木駅周辺の賃貸のお店
とにかくたくさんある賃貸のお店。どれぐらいあるかなぁと駅周りだけですが、ふらふら歩いてみました。
いばらきスカイパレット側。JR茨木駅の東側にも不動産屋さんがあります。
JR茨木の西側には、たくさん不動産屋さんがありますね。階段を下りたところにエリッツと賃貸住宅サービスがありますが、松屋さん近くの交差点のところにも賃貸住宅サービスがありました。
春日丘高校近くの交差点のところに、ピタットハウスと賃貸のエスト。
茨木ショップタウンの1階には、4店舗ありました。エイブル、minimini、ホームエイトが並んでいました。
エキスポロード沿いにも2店舗、不動産屋さんがあります。
阪急茨木市駅周辺の賃貸のお店
阪急茨木市駅周辺もうろうろしてみます。駅のまわりだけでも、たくさんあるので迷いますね。
阪急茨木市駅にすぐ近いソシオの一階に不動産屋さんが並んでありました。
阪急茨木市駅西側の茨木別院向かいがわにアパマンショップ。阪急茨木市駅の東側のロータリーを抜けた道路沿いに、賃貸のクレスト。
上の賃貸のクレストがある道路沿いに、賃貸住宅サービスと三島コーポレーション。阪急茨木市駅東側を線路沿いに梅田方面へ歩いたところに、掛谷不動産があります。
たくさん不動産屋さんがありますねぇ。
構えすぎず「相性の合う担当の方と一緒にお部屋探しができたらいいな」ぐらいに考えて、お店へ足を運んだらいいのかなと思います。「うーん、ちがうかも・・」と思ったら他のお店へ行っていいんじゃないでしょうか。不安なく新しい生活をスタートできるようにするのが、一番だと思います!
※不動産屋には大きく分けると「管理業者」「仲介業者」があり、両方している会社もあります。
「管理業者」は、不動産屋が大家さんであるか、大家さんから依頼されて部屋を管理をしている不動産屋です。
「仲介業者」は、管理業者からの部屋情報を紹介する不動産屋です。