パナソニック茨木工場跡「郡遺跡・倍賀遺跡」説明会レポ!-Amazon茨木FCのとなり
はい、茨木ジャーナルです。
茨木市立中央図書館の東側。アマゾンFCの隣で、2024年7月に遺跡の発掘調査の現地説明会が実施されました。
茨木市では、2018年秋に大阪府茨木市のパナソニック茨木工場跡地に、物流拠点「アマゾン茨木FC」がオープン。
(写真は2018年8月)
その建物工事が始まる前には「郡遺跡・倍賀遺跡」の発掘調査が行われ、2017年の説明会の様子は、茨木ジャーナルでも紹介しています。
(写真は2017年1月)
2024年7月6日に行われた調査の現地説明会へ、いばジャル市民レポーターよっしいさんが、参加してきました。
よっしいさんのレポをどうぞ!
郡遺跡・倍賀遺跡の発掘調査2024年説明会へ
【市民レポーター よっしい】
7月6日(土)に松下町にありますAmazon倉庫の隣で発掘調査の現地説明会があり、歴史好きな私はワクワクして参加しました。
説明を聞いた「郡遺跡・倍賀遺跡」は、約2300~1900年前の弥生時代の集落の跡で、居住域と墓域があります。
今回の発掘調査は新聞やニュースで取り上げられるほど貴重なことばかりでした。
(写真:全景)
居住域では50棟以上の竪穴住居が発掘!
炉や柱穴の跡を数多く見ることが出来ました。
中でも鍵穴の形をした住居は珍しく、張り出した部分の利用目的は説明員の方も謎とのこと。
私みたいに「狭くていいから書斎がほしい」と弥生人も言ったのでしょうか(笑)
このほか焼けた住居の跡や、何度も同じ場所で建て替えた住居跡も見つかりました。
(写真:竪穴住居跡)
墓域では木棺墓に埋葬された人骨が歯も含めて全身残っていて貴重とのこと。
また子供用と思われる墓からガラス玉が発見。子供が好きだったものを入れてあげたのかな。
(写真:ガラス玉)
この他にも出土した石器や土器を見学できました。
ガラス玉は7月13日(土)から29日(月)まで、南茨木の文化財史料館で展示されます。ぜひ弥生時代を感じに行ってみてください。
(写真:石包丁)
(写真:土器)
説明会に参加して、茨木は大昔から多くの人が住みたくなる快適な場所だったんだなあと改めて感じました。
【茨木市立文化財史料館】
☆ガラス玉の展示
7月13日(土)~29日(月)まで
所在地:茨木市東奈良3-12-18 |
開館時間 9:00~17:00 休館日 火曜日(その日が祝日の場合は開館) 祝日の翌日(その日が日曜日の場合は開館) |
入館料:無料 |
【茨木市・文化財資料館の利用案内】 |
<以上・文 よっしい>
茨木市で行われている発掘調査は、現地説明会が開催されることもあるようです。
アマゾンFCのところ、おにクルのところの遺跡
よっしいさんがレポートしてくれた場所の隣(アマゾンFC)でも、2017年に説明会があり、多くの人が訪れていました。
茨木が物流の拠点にもなっていたのかなと想像できるようなお話も聞き、そこにまた物流の拠点ができることに不思議さと面白みを感じました。
(写真は2017年1月)
◇2017年1月30日公開記事でどうぞ!
【郡遺跡・倍賀遺跡、現地説明会。2000年前の土も踏んで、土器も触ってきた!】
おにクルの下の遺跡調査も
(写真は2021年3月)
「おにクル」もワイワイにぎわっていますが、あの下も「深見遺跡」という場所で、現地説明会がありましたね!
◇2021年3月7日公開記事で、どうぞ。
【茨木市役所前‐深見遺跡で「アレがあった場所?」と妄想しながら】