茨木市立ギャラリーの企画展行ってきた!この空間は謎解き?いつの間にか夢中になってた
はい、茨木ジャーナルです。
先日イベント紹介をした、茨木市立ギャラリー企画展。
茨木市役所の外壁と阪急茨木市駅に繋がっているSocio1、茨木市立ギャラリーとの3スポットで、土屋咲瑛さん個展「パースのない事務は透明なこちらをずっと向いている」を開催中です。

(写真は2026年3月6日 茨木市役所『東側外壁』も展示スポット)
作家・土屋咲瑛さんが「茨木市立ギャラリーの収納庫で目にした、小さな備品や使用頻度の低い道具に至るまで、徹底して貼られたテプラの存在におもしろさを見出した」のが、企画の出発点とお知らせにあったので見に行ってみました。
茨木市駅すぐ「Socio1」2階会場へ

茨木市駅に通路でつながっているSocio1。2階のショーウィンドウは展示場所としてよく使われている場所です。
期待通り、テプラっぽさ満載の作品が設置されていました。
会場案内も「パースのない事務は透明なこちらをずっと向いている」の企画展名も、テプラっぽい。

「パースのない事務は透明なこちらをずっと向いている」の言葉を、矢印で示したり、それらが全部テプラのようで、期待通りのワクワクです。

すこしずつ作家さん自身の考えが記されていき、世界に引き込まれていく感じになりました。

ん?裏返ってる!
「をずっと向いている」とは、裏返っていることだ、って説明?
(想像から少しずつ外れてきたぞぉ♪)

ギャラリーではどんな作品に出会えるのか、ワクワクしながら移動します。
Socioからの移動、謎解きみたい!

Socio1のショーウィンドウから見える、阪急茨木市駅。南改札からすぐの場所に、茨木市立ギャラリーがあります。

土屋咲瑛さんという作家さんは、親切な方なのかもしれない…と思ったのが、このテプラ!
この場所から茨木市立ギャラリーへの道順が表示されていました。
表示、と言いましたが、これも作品なのかもしれません…。

「この表示に対して右側へ約40歩」進んで、右折します。

「ドーム型の屋根の下を歩き、改札を横目にしばらく直進」します。
テプラのとおりに進んでいくと、

映像が流れている壁面のすぐそば。「茨木市立ギャラリー」に到着しました。
Socioも阪急の駅もギャラリーも、初めて行くわけじゃないけど「テプラに書いてあったように進む」のは、謎解きをしているようでおもしろい!
この企画展を巡るなら「Socio行って、ギャラリーに行く」という道順がオススメです。
さぁ、ギャラリーへ!
土屋咲瑛個展「パースのない事務は透明なこちらをずっと向いている」
え?
と、ギャラリーに入ってすぐに戸惑ってしまいました。

こんな立て看板が置いてあって「閉館してるん?」と思ってしまった。よく見れば「開館」と書いてあるのがわかります。
でも、ぼーっとしていると「本日は」「しました」の言葉と「館」の文字の組み合わせに「本日は閉館しました」と、勘違いするんだなぁと思いました。
これも、作家さんの狙いなんだろうか。

右側から順に回るといいですよと教えてもらって、進みますが、これまた戸惑います。
右側の壁に、受話器が垂れ下がり、

左側でも垂れ下がり。
こっちの電話は、受話器が外れていて、

右側の電話の受話器はおさまってるし。
さっきの「Socioからギャラリーへの道案内」も、そう。これはもう謎解きでしょ♪と思いながら、ゆっくり歩いてまわりました。

壁に不思議な「何か」が表示された帯状のものがあり、

ぐるりと囲まれていて、よく見ると右と左で「反対」になっているものがあったり。
細かいところまで「対」になったり並んでいたりで、めちゃめちゃおもしろいです。謎解きか?と思って解く気満々でしたが、いつのまにかこの空間を夢中で眺めていました。

これは、いばジャルで見るのではく、この場所で「体感」するのをオススメ。
私には、私の目でしか見えていない。
訪れる人によっては「おぉ、こんなものが!」な発見があるんだと思います。
作家・土屋さんにも会えました
たまたま、土屋咲瑛さんがいらっしゃったので、話もお聞きできました。

(写真は、2025年6月 福祉文化会館)
閉館した福祉文化会館に残っていたり、ここ茨木市立ギャラリーの収納庫にあった数々の什器や事務用品。
あまり出番のなさそうな道具にまで、几帳面にテプラが貼られていたのを見て「人間がまじめにその作業をすること」が求められていて、それが続いていくことに「おもしろみ」を感じたのだそう。
ズレることもほとんどない。
ただ無機質に続いていく…というもの。でもちょっと引いて眺めると、それが「面白く見える」みたいな瞬間って、なんとなくわかるような気がしました。
ギャラリーには、そのことが表れている事務用品もスンと展示されています。

壁にあったタイムカードも、時刻が印字されているだけのもの。(なかには、ユニークな一言があるものも)
「人の営みを刻んでいるもの」という、土屋さんの表現が印象に残りました。
ただ正確に時間を記録しているモノなんだけど、少し視点を変えると、その時刻がその人の活動の記録なんだなぁ…と、小さな発見をした気持ちになりました。

右側の壁からまわっていくと、最後に「パースのない事務は透明なこちらをずっと向いている」のことを解説しているものがありました。
枠や文字はピッタリ正面の1点に向かって「ある」。その1点に自分が重なると、文字や枠と目が合う、と書かれているところが心に残りました。

私は、ガラスに反射して自分がうつらないように…と、斜めから撮る癖があるので、土屋さんの説明文に「そっか、なるほどなぁ」と思いました。
3/8 土屋咲瑛さんのトーク、楽しめます!
土屋咲瑛さんの個展は、3月15日まで。
私は、たまたま話をお聞きできまして、もうねぇ…、聞くとさらに展示を見るのがおもしろくなります!
もったいないからすべては書いていないし写真も一部だけしか載せていません。
「えー!これは、そういうことだったのか!!」という展示がいっぱいで、おもしろいんです。
ぜひ、現地で「没頭」してください♪
そして、今日3月8日は、午後から土屋さんがトークゲストとして呼ばれているイベントもあるので、お時間合う方はぜひ!
(要事前申込)
- 茨木市立ギャラリー企画展Via
土屋咲瑛個展「パースのない事務は透明なこちらをずっと向いている」 - ■開催日時 2月28日(土)~3月15日(日)
各日 10:00~19:00 - ■場所
①茨木市市立ギャラリー+みるば
(阪急茨木市駅直結 南改札すぐ ロサヴィア2階)
②Socio1 (阪急茨木市駅西出口すぐ 2階ショーウィンドウ)
③茨木市役所本館北側外壁
→本館東側外壁(※1)
(JR茨木駅から徒歩9分 阪急茨木市駅から徒歩10分) - 【アーティストトーク(3/8)】
会場:茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)1階喫茶・食堂 - ■入場料無料
- 3月8日(日)14:00~15:30
■入場無料 ※要予約 - ■問い合わせ先
(公財)茨木市文化振興財団
電話 072-625-3055 - 茨木文化振興財団のHPでも案内が出ています。
【茨木市立ギャラリー企画展Via 土屋咲瑛個展「パースのない事務は透明なこちらをずっと向いている」案内ページ】 - (※1)当初は「本館北側の外壁」での展示を予定していたそうですが、設置前日になって「東側にして、市民の方によく見ていただこう!」と変更になったのだそうです。
そんな話も、トークイベントで聞けるかも~。 
- ■主催:茨木市
企画・運営 茨木文化振興財団

この企画展を見たあとは、駐輪場の精算機のテプラもめちゃめちゃ気になりました(笑)。
◆企画展の案内記事もよかったら。
(2026年3月3日公開)
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