追手門学院大学の公開講座へ行ってきた!茨木の風景を創ることとキャリアの話

はい、茨木ジャーナルです。

6月24日に、追手門学院大学・総持寺キャンパスで開催された公開授業「風景を創出する―その意義とキャリア」へ行ってきました。

学生さんが受けている授業に交じって、一般の人も受講OKの公開授業で、茨木ジャーナルでも6月中旬に紹介していたイベントです。

<参照>2026年6月13日公開記事
【追手門学院大・総持寺キャンパス講演会に茨木で活躍するアートユニットが登壇!】

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ゲストは、茨木市内で活動するOne Art Projectのお2人。

成長の時代を経た現代。「多様な価値観を認め、自らの生き方を選び、だれもがかけがえのない人として成長できる社会」の実現のために、若者の自立と社会環境に関わる調査・研究・提言を行うのが、追手門学院大学・成熟社会研究所です。

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今回の公開授業は「居住福祉論(地域創造学部)」×「女性起業論(経済学部)」との掛け合わせ。

「風景を創出する―その意義とキャリア」をテーマに、人々が共有する「風景」やキャリアのあり方について話を聞くことができました。

One Art Projectの活動

0427JR総持寺駅南側の入り口アートIMG_0335

One Art Projectは、JR総持寺駅アートプロジェクトSOUを手掛ける稲垣元則さんと藤本聖美さん、お2人によるプロジェクト。地域の空き施設を活用した展覧会の企画やワークショップ開催や講演などを通して、まちづくりへの関りを考えています。

コロナ禍では「アートにできることはなにか」と、茨木映像芸術祭も企画・運営しました。

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(写真は2021年12月)

過ごした時間の展示ーmaru

お2人による、こどもの創作の場づくり「maru」も好評です。

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(写真は2025年2月)

公開授業でも紹介され、One Art Projectの「作品というか、そこで過ごした時間の展示なんです」という言葉が印象的でした。

上の写真は2025年に茨木市立ギャラリーで開催されていた「maruのじかん」という展覧会です。

この時に
「maruには、ばぁっといろんな材料が並んでいるだけ。私たちも『今日は何をつくろう』みたいなことは言わない。やってきた子どもたちが、好きに選んで好きに何かを創っていくんです。
『すごいね』とか『きれいにできたね』とかも、私たちからは言わない。自由になんでもやっていいと思っているから」と、話していらっしゃったことを思い出しました。

「過ごした時間の展示」。

「何も言われず、好きにやっていい」という場と時間にのなかに「豊かさ」が存在しているような気がして、うらやましく感じました。

ことばの展示-きのうのこと、あしたのこと

中央公園北グラウンドカコイバ2IMG_0465
(写真は2019年8月)

公開授業では、中央公園のグラウンドに展示されていた「キノウノコト」、茨木市太田のイオンタウン2階に展示されている「あしたのこと」も紹介されました。

どちらも、一般のかたと一緒に作っていった作品。

kkイオンタウン茨木太田壁面
(写真は2021年12月)

「昨日あったこと」「明日のこと」を、参加者がしりとりのようにして綴っていく「ことば」の展示です。

どちらも、ワークショップを重ねて「ことば」を集めました。
「あしたのこと」は、イオンタウン太田のオープン前から始めてそのあとも何度もワークショップを行い、700人ほどの「ことば」が続いています。

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幸せに暮らすとは?-居住福祉論の視点

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(写真は2020年)

追手門学院大学・地域創造学科の准教授、髙嶺翔太さんからは「人々がしあわせに暮らすとは」という投げかけがありました。

「アート」には、敷居の高さを感じる人もいるし、美術館などに出かけなければそれを見る機会もないですよね。
JR総持寺駅の改札の前や、イオンタウンのフードコートや工事中の囲いなど、多くの人が見える形にしたことで、どんなことが起きたのでしょう。

中央公園北グラウンドカコイバ全景IMG_0461

もう展示は終わっている「キノウノコト」でも「あそこの工事の時、あったよね!」と、その風景を覚えている人が多いのだとか。

誰かのちょっとした思い出のなかに季節と一緒に風景のように残っていくことが、幸せに暮らすことに繋がるのかもしれない、という話が心に刺さりました。

地域の経済活動への展開-女性起業論の視点

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(写真は2022年12月)

追手門学院大学・経済学部の教授、長町 理恵子さんからはアート事業と地域経済などの投げかけがありました。
新しいものを生み出しているOne Art Projectの事業は、地域の経済活動にどのように展開されていったのでしょう。

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(写真は2022年)

一つの例として「real SOU」という展示イベントが紹介されました。JR総持寺駅に展示している作品の実物の展示です。

会場は、阪急茨木市駅の大きな商店街の一筋北側の空き店舗だったり、茨木市駅西側のSocioの空き店舗など。

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「使われないままの場所などに作品を設置することで『違う視点』が展開される」と稲垣さん。

場所選びについて問われると、場を見せるためのアート作品を考えていくのでなく「アートを見せるための場を選んでいる」と即答されていました。
「場」と「作品」が対等にある感じがして、印象に残った言葉です。

「アートを楽しむとは?」

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学生さんからは「アートを楽しく感じるには?」という質問も出ました。

「(私たちは)それぞれが感じたり考えたりできる『場』を提供したい」と、稲垣さんと藤本さん。

「わからない」を提供するのだ、という言葉がOne Art Projectらしくて心に残りました。「わかりやすい」というのは看板のようなものだと言い表していたのが印象的。
わからない、と考えたり想像することは、自分の中に空間を作るようなものとおっしゃっていました。

「あまり説明せずに作品を『ぶつけて』いる」と表現していた、JR総持寺のアートプロジェクトの話とも繋がり、やっぱり「アート」っておもしろいなあと思えた時間でした。

追手門学院大の成熟社会研究所。
なんとなく知っていることも、少し視点を変えて問いが立てられたり、新しい発見もあって有意義な時間でした!

real SOU 開催中です(7/5まで)

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公開授業のなかでも紹介されていた、SOU-JR総持寺駅アートプロジェクトの作家さんを紹介する展覧会が開催されているので、紹介します。

0624oneartのパンフのなかIMG_1517

real SOU #17+
WINDOWS
■開催日時 6月20日(土)~7月5日(日)
12:00~19:00
■場所 Socio1 旧銀行ゾーン2F・3F
(茨木市永代町5-5 阪急茨木市駅直結)
※ロータリー側1Fの向かって左側の入口からお入りください。
■イベントの内容
Hannes Norberg ハンネス・ノルバーグ
MITOS ミトス
Takashi Suzuki 鈴木崇
Takuro Sugiyama 杉山卓朗
現在のSOU17に参加の Hannes Norberg(ドイツ・デュッセルドルフ在住)とMITOS(愛知県瀬戸市在住)に加え、過去のSOUに参加の 鈴木崇(SOU5、京都市在住)と杉山卓朗(SOU11、神戸市在住)が参加します。
【同時開催】
「まばらに光る」
阪急駅前茨木ビル Socio1 (1F-2F)
主催: 茨木現代美術の会
協力:茨木市
イベント
アーティストトーク・ツアー
「まばらに光る」と合同で各階を巡りながら展示作家によるトークを行います。
7月4日(土)16:00 -(1時間半程度)
※1Fにお集まりください
阪急駅前茨木ビル Socio11F-3F
【日替わりカフェ】
Socio1会場の1Fオープンスペースに、個性豊かな出張カフェが日替わり出店予定。
ドリンクやフードとともに、交流の場をお楽しみください。
最新の出店情報などは随時インスタグラムで要チェック!
【SOU_JR総持寺駅アートプロジェクト】
■主催:One Art Project
■協力:茨木市

7月4日にはアーティストトーク・ツアーもあるようです。
「へぇ、そうなのか」と思える話に出会えるかもしれませんね!

◇2019年8月29日記事もよかったら。
【茨木市民会館跡に168人の「きのうのこと」-茨木の風景・カコイバART PROJECT】

市民会館工事カコイバ施設での風景

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