お客様をKIMONOでお迎え-東京オリンピック・パラリンピックは延期だけど
はい、茨木ジャーナルです。
※追記しています(2020.7.24 19時)
今日7月24日(金)は、本当なら東京オリンピック開会式の日だったんですよね。
7月23日からの4連休は、23日(木)が「海の日」、24日(金)は「スポーツの日」。もともとの名称は「体育の日」だったのが、今年以降は「スポーツの日」と呼ばれることになっています。
「体育の日は10月でしょ?」なのですが、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会のために、今年は7月24日(金)を「スポーツの日」としています。
■【内閣府 国民の祝日について】ページをどうぞ。
オリンピック・パラリンピックと言えば、世界の人たちの祭典。
(写真は2016年)
覚えていますか?「世界各国をモチーフにした着物で、海外からのお客様を迎えよう」というKIMONOプロジェクトのこと。
■2018年4月【最初で最後の展示!team茨木作「ネパールをイメージした着物」お披露目です。】
■2016年11月【福井高校がKIMONOプロジェクトに参加!夢は2020年、世界へのお披露目。】
KIMONOプロジェクトが紹介されます
(写真は2018年10月)
世界の国と地域を日本の伝統文化・着物で表現し「KIMONO」で、海外からのお客様を迎えようと、2014年に立ち上がったのが、KIMONOプロジェクト。
プロジェクトに賛同した、茨木市の手描友禅師・兵江美香さんは
「若い世代が、日本と異なる文化を知る機会になれば」と、福井高校で美術を教えていた藤本聖美さんに相談。
福井高で美術を専攻する2年生(当時)も参加して「team茨木」着物プロジェクトがスタートしました。
■2016年11月【福井高校がKIMONOプロジェクトに参加!夢は2020年、世界へのお披露目。】
(写真は2016年11月。福井高校の授業で)
海外からのお客様が多くなる2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けて…と準備されてきたKIMONOプロジェクトですが、完成したKIMONOはすでに、さまざまなシーンでお披露目もされているようです。
2020年東京オリンピック・パラリンピックは延期となりましたが
「開催予定だった日に合わせて、さまざまなメディアでもKIMONOプロジェクトのことが紹介されています」とのこと。
「One World in Kimono」バナーから、紹介動画を見ることができます。 |
「実際に触れあうことは難しい。せめて、KIMONOの袖だけでも世界中が手を繋いで平和を祈れたら」と兵江さん。日本全国の有志によって、全部で213の国と地域をイメージした着物が完成したそうです。
なかなかすべては見られないのですが、どの着物もそれぞれの国の文化・風習を大切にした表現がされていて、見応えがあると思います。
こちらの動画でも、KIMONOプロジェクトについて紹介されています。
↓
KIMONOプロジェクトを、私が応援したいと思ったのは、兵江さんが「普通に暮らす人だったのに『やりたい!』と思って、気が付いたらこんな感じ(笑)」とおっしゃっていたからでした。
大企業や大きな団体など、がっつりと頼れるところがあったわけでなかった兵江さんの申し出は、KIMONOプロジェクトの事務局からも、一度はやんわり断られたといいます。
「今はもう、最後まで見届けたい野次馬みたい」と笑って話す兵江さん。
team茨木が、長い期間をかけて制作したネパールの着物も「映るかどうかわかんないです」とのことですが、すんごい素敵です。
テレビで映ったらいいんだけどなぁ、多くの人に見てもらいたい…♪
(写真は2018年5月)
ぜひチェックしてみてくださいね。
追記:寄付について
(写真は2018年)
team茨木では、着物の制作について寄付を募っていましたが、多くの人のお気持ちで目標を達成することができました。
現在、KIMONOプロジェクトを立ち上げた「一般社団法人 イマジンワンワールド」では、213の国と地域をイメージしたKIMONOを、動画で世界へ発信するための制作費、KIMONOの管理やメンテナンス費として、寄付も募っているそうです。
【KIMONOプロジェクトへの寄付について】ページで案内がされていますので、よろしければどうぞ。
(KIMONOプロジェクト全体への寄付です)