夏休み中の子どもの居場所-希望日を選べる「おうち学童」が利用しやすい!
はい、茨木ジャーナルです。
今回は、夏休みに知っておくと便利な場所を紹介します。それが、茨木市新中条と下中条にある、茨木市認定民間学童「おうち学童」。
「仕事で忙しいお父さんお母さんが、少しでも心にゆとりを持てるように」と、2012年に開室した放課後の子どもの居場所です。
6月と7月に紹介したイベント「いっしょにあそぼう!!」の参加者からは「おうち学童」の様子を知ることもできたと、好評だったようです。
(6月の「一緒にあそぼう!」で作ったレインボージャー)
「夏休みは、気軽におうち学童を利用できる機会なんですよ」と、おうち学童代表の馬渕紀彦さん。
そんな保護者さんへおすすめのメニューがあるのだそう。
おうち学童の夏休みの様子について、話をお聞きしました。
お仕事をお持ちの方もそうでない方も、知っておくと良さそうですよ!
夏休みはどう過ごす?-おうち学童の毎日
「学校とおうちともう一つの居場でありたい」という願いでつくられた、おうち学童。
夏休み期間も、ふだんの生活習慣が崩れないよう配慮しながら、スケジュールを考えています。
「友達が机に向かっていると『自分もやろう』と、子どもたち自身が思うようです。同年代の子どもで過ごす良さって、そういうところかもしれませんね」と馬渕さん。
暑いので外へ出るなら午前中にするなど、健康面には配慮。子どもたちも「朝の勉強が終わってから遊ぼう」と自然なリズムができているといいます。
ふだんの放課後は、宿題をして少し休憩するとあっというまに帰宅時間に。
夏休みの良さは、一日たっぷり使う「カリキュラム」を企画できることです。
それは、お出かけになることもありますし、屋内で過ごす企画のことも。一つのカリキュラム(体験など)に余裕をもって時間を使えることが、夏休みの特徴です。
おうちの人とのお出かけのように、おうち学童で友達と体験することも、子どもにとっては楽しい思い出。
「保護者は仕事や家事で毎日忙しい。おうち学童のカリキュラムやお出かけイベントで子どもたちが楽しく過ごしてくれたら、それがおうちの方の支援にもなると考えています」
毎日の生活やカリキュラムを通して、子どもが自分で考える機会を大切にするとともに、保護者の支援もしたい、というのがおうち学童の思いです。
便利!夏休みは希望日だけ利用できます
「学童教室」は、学校が終わったあとの時間を過ごす場所。
「夏休みは、おうち学童を利用しやすいと思う」とは、どういうことでしょうか。
「おうち学童の利用は、毎日じゃなくていいんです。
夏休みなど長期の休み期間は、10日だけ、20日だけと日にちを選べる利用メニューがあります」と馬渕さん。
実際にどのような利用があるのでしょう。
「実は、パートで働いている保護者さんに、好評なんです。仕事のシフトに合わせて、おうち学童を利用してもらえるので」
ふだん、おうち学童を利用していない子どもでも、夏休みなどの長期休みの期間だけ利用できるプランがあるとのこと。
長い休みは子どもが家にいるから、と仕事をセーブしている人にはうれしいサービスです。
「下の子の預け先がない」とお困りの方は
さらに、長期休みのあいだは幼稚園・保育園の年少以上の兄弟姉妹も一緒に預かってくれるのだそう。
「下の子の預け先がない…」という保護者の声から生まれたサービスです。
小さい子どもも、お兄ちゃんお姉ちゃんと同じ場所で過ごせたら、心強い!保護者も、留守番の心配をせずに仕事に集中できるのでありがたい、というわけです。
暑くて悩ましいお弁当作りも、昼食(有料オプション)をオーダーできて、保護者に好評。
「おうち学童は、利用している方や相談に来られる方の話も聞きながら、どんな支援ができるのかを考えてサービスを作ってきました。困っていることがあれば、気軽に相談していただけるとイイなと思っています」
途中から入っても大丈夫?
夏休み・冬休みだけ利用できるのは、保護者にもありがたいサービス。
けれど、ふだんから通い慣れている子どもたちの輪に、新しく入っていくのは、子どもにとってもドキドキしそうですよね。不安な子どもはいないのでしょうか。
「新しく利用する子どもには、最初はスタッフがその子につくことにしています。
子どもが、みんなの中に入っていくことがゴールですが、それより大切にしているのは、『その子が安心できる場所』であること。
おうち学童へ行っていいんだ、大丈夫なんだという安心感があれば、大人がわざわざ手を出さなくても、子ども同士が仲良くなっています」と馬渕さん。
『ここに行けば、仲良くしてくれる友達や大人がいる』
子どもが安心して過ごせる居場所になるように、とスタッフ全員が考えています。
夏休みこそ、おうち学童へ
おうち学童を利用していない人も、夏休みだけ利用することが可能だというのは、知らない方も多いかもしれませんね。(春休みも同様です)
「学校があるときも、週に1日だけ2日だけ…と日数を選んで利用できますよ!夏休みは期間も長いので、試しに利用しやすいと思います。
一日ゆったり時間があるので、みんなで何かに取り組んだり、外出したりと楽しいカリキュラムがあります」と馬渕さん。
基本的には小学生向けのカリキュラムなので、兄姉と一緒に来る園児さんにはムズカシイ内容になることもあります。
それでも「下の子の預け先がなくて困っている」という人には「子どもたちが一緒に過ごせるのでありがたい」と好評です。
子どもまつりも楽しいよ!
まとまった時間を確保できる夏休みならではの企画の一つに「子どもまつり」があります。
年に一回、おうち学童へお友達も招待できるおまつりで、保護者も「お客さん」として参加、子どもの「おうち学童」での様子を知る機会にもなっています。
「こどもまつりは、企画会議と準備をすべて子どもたちが行います。これまでに経験した上級生と、初めておうち学童へ来た子どもや下級生もグループになって準備します」
子ども同士が教えたり教えられたりするのは、貴重な経験。参加した保護者からは、子どもの成長を感じられた、という声も届くそうです。
利用スタイルを選べる「おうち学童」
学童教室は、放課後に子どもが毎日過ごす場所。おうち学童では、各家庭の都合に合わせて利用を選べるところが、便利です。
夏休みは、一日がゆったりしているからこそ「いままで利用したことがない」という親子には、試しやすい時期。
食事の用意や送迎など「こんな利用はできるのかな」と、気になることがあれば、一度相談してはいかがでしょう。
利用料金は、おうち学童のホームページに記載されていますので、詳しい説明も聞きながら検討してみると良さそうです。
夏休み期間はもちろん、通常の放課後の利用でも日数を選べます。小学校生活での心配ごとなども相談できるので、気軽に問い合わせてみてくださいね!
【おうち学童】
下中条校 茨木市下中条町3-8 |
新中条校 茨木市新中条町8-9 |
おうち学童HP
おうち学童インスタグラム でも日々の様子を発信しています。 |
■2021年4月公開、おうち学童の紹介ページもどうぞ。
【「おうち学童」って?-忙しい親を支える2番目のおうち】