モノを動かしながらや、自分の顔や手をコピーしたことある人にオススメのアート展
はい、茨木ジャーナルです。
8月4日からユニークな作品展が茨木クリエイトセンターと茨木市立ギャラリーでスタートしていました。
「子どものころ、こんなんやりたかったよね~!」と思ったアート展で、会場では楽しく紹介されている映像もありました。
オススメですよ!
コピー機を通してうまれる作品たち
2会場で開催されていたのは「考える手、滞空する目」というアート展。
井口直人さん、THE COPY TRAVELERSさんの二組のコピー師による展覧会です。
開催されることを聞いていたのですが、どんな作品なのかがイメージできなかったので、開催スタートの8月4日に見に行きました。
茨木クリエイトセンター1階の食堂・喫茶スペースには、大人の背ほどのボードいっぱいに作品が展示されていました。
どう見たらいいんだろう…とちょっと不思議な感じに圧倒されます。
部屋の真ん中で映像が流れていて、これがこのアート展をわかりやすく案内してくれていました!
しかもオモシロイんです。
映し出されているのは、同じ場所。クリエイトセンターの喫茶食堂スペースでのワークショップの様子でした。
井口直人さん、THE COPY TRAVELERSさんが講師となって、今年5月に開催されていたようです。
わかります?
コピー機のガラス面に顔を乗せて、自分でコピーのボタンを操作しているんです!
こういうの「子どものとき、やったわぁ」という人もいらっしゃいません?顔まではできなくても、手をコピーしたこととか♪
それが、作品になってるんです。(上の写真は茨木市立ギャラリーで)
「モノ」を、ただそこに置いてコピーするだけでなく、動かしながらコピーしたり、モノを重ねたり…。
一つのモノが動いている軌跡が残っていたり、立体的なものが平面上で重なって表現されていたり。
作品だけを見ると「んん??」と戸惑ったのですが、作られる過程が紹介されていたので、ひとつひとつの作品のおもしろさが伝わってきました。
2会場のうち、茨木市立ギャラリーでの開催は8月22日(火)まで。茨木クリエイトセンターの喫茶食堂スペースでは、8月27日(日)まで開催されています。
※茨木クリエイトセンターは8/19、20は休館日です。
アートって、私なんかは詳しくないので「んー、これは…」とどう感じたらいいのかムズカシイ作品に出会うこともあります。
それでも、実際に会場へ行くと「ほぉ…、おもしろいなぁ」と思う何かに出会うこともあるので、タイミングが合えば、ぜひぜひ!
展覧会「考える手、滞空する目」
阪急茨木市駅の改札階にある「茨木市立ギャラリー(みるば)」と、茨木クリエイトセンターで開催中です。
茨木クリエイトセンター1階の喫茶・食堂スペースと、茨木市立ギャラリーの
- 「考える手、滞空する目」
- ■会場
●茨木市立ギャラリー
(期間 8/4~8/22)
●茨木クリエイトセンター 1階喫茶食堂スペース
(期間 8/4~8/27) - ■アーティスト
・井口直人
1987年より、社会福祉法人さふらん会さふらん生活園に所属。
2003年から、コピー機に自らの顔を押しつけてプリントする「自撮り」を開始。
ほどなくして近所のコンビニエンスストアでも朝夕同じ行為を行うようになり、現在まで続いている。 - ・THE COPY TRAVELERS
京都を拠点として活動する美術家、加納俊輔、迫鉄平、上田良によって2014年に結成されたユニット。
「複製」という手法の可能性について、コピー機やスキャナ、カメラなどのツールを用いて、日々、実験に勤しんでいる。 - ■入場は無料。
10時~19時オープン。 - ■茨木市立ギャラリー最終日(8/22)は、17時まで。
- ■休館:茨木クリエイトセンターは8月19、20日は休館です。
- ■主催:茨木市 共催:茨木市文化振興財団
協力:さふらん生活園、One Art Project
この展覧会がスタートした同じ日に、阪急茨木市駅すぐのSocio-1でもアート展が開催されていました。
■8月初旬に紹介しています。
(2023年8月7日公開)
【茨木市駅Socio-1でアート展開催中!見えないものが見えてくるかんじがオモシロい】