読者限定・いばらきオペラ亭11/23鑑賞券プレゼント!「北摂・茨木がオペラの発信地に」
はい、茨木ジャーナルです。
「いばらきオペラ亭」をご存知ですか?
有名なアリア(オペラで叙情的、旋律的な特徴の独唱曲)を抜粋して、ナビゲーターによる解説付きのハイライトコンサートです。
11月23日開催のいばらきオペラ亭vol.49「『オペラ王』ヴェルディの魅力に迫るレクチャーコンサート」へ、茨木ジャーナル読者さん3組6名様をご招待!
今回は「いばらきオペラ亭vol.49」の内容とあわせて、出演歌手・池田真己さんに聞いた「いばらきオペラ亭の魅力」を紹介します。
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いばらきオペラ亭Vol.49はオペラ王のレクチャーコンサート
来年2月に記念すべき50回目公演を迎える、いばらきオペラ亭。「オペラなんて聴いたことがない」という人にも人気のコンサートです。
- いばらきオペラ亭「オペラ王」ヴェルディの魅力に迫るレクチャーコンサート
- ■開催日時 11月23日(土祝)
14:00開演 - ■場所 茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)
センターホール - ■対象 全席指定
・未就学児はご入場いただけません。 - ■イベントの内容
2009年より開催している「いばらきオペラ亭」は、来年2月に記念すべき50回を迎えます!
本公演は、有名なアリアを抜粋し、曲の解説や裏話などナビゲーターによる解説付きのハイライトコンサートです。 - いばらきオペラ亭の50回記念公演に、ヴェルディ作曲<アイーダ>の上演が決定!
<アイーダ>の上演に先駆け、49回目では<リゴレット><椿姫>など数々の有名なオペラを世に送りだし、「オペラ王」との異名を持つイタリアの作曲家・ヴェルディの魅力に迫りまるレクチャーコンサートを開催します。 - ヴェルディのドラマティックな名作とともに、ナビゲーター・伊原敏行さんによる分かりやすく楽しい解説をお聞き逃しなく!
- 【出演】
ソプラノ
北野智子
メゾ・ソプラノ
山際きみ佳
テノール
水口健次
バリトン
池田真己
ピアノ
川口真由子
ナビゲーター
伊原敏行 - 【プログラム】
「椿姫」より
ヴィオレッタのアリア“そは彼の人か~花から花へ”
二重唱“パリを離れて”
「ファルスタッフ」より
フォードのアリア“これは夢か、まことか”
「リゴレット」より
四重唱“美しい恋の乙女よ”
「トロヴァトーレ」より
三重唱“嫉妬の思いで ほか - 【入場料】
全席指定 1,800円
☆茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き - 【チケットについて】
◆Vol.49 チケット発売中 - いばらきオペラ亭vol.50
《アイーダ》2025年2月23日(月祝)14:00開演
◆チケットは11月22日(金)10:00より予約スタート - 予約申込み・お問合わせ
(公財)茨木市文化振興財団・文化事業係
電話 072-625-3055
*財団の発売初日はインターネット及び電話予約のみ。
チケットの引取り・窓口販売は翌日から下記のチケットカウンターで受け付けます。
<クリエイトセンターチケットカウンター>
10:00~17:00 - チケット購入 参照ページ
【茨木市文化振興財団HP「いばらきオペラ亭vol.49】 - ■問い合わせ先
主催:公益財団法人茨木市文化振興財団 茨木市音楽芸術協会
後援:茨木商工会議所 茨木市観光協会
いばらきオペラ亭チケットプレゼント!
さぁ、お待たせしました!
今回、11月23日(土祝)開催のいばらきオペラ亭へ、いばジャル読者さん3組6名の方をご招待いただきました。
下記をご確認のうえ、ダッシュでご応募ください。
応募は11月19日(火)まで。応募多数の場合は抽選です。茨木市文化振興財団さんからメールが届くのでご確認くださいね!
- 「いばらきオペラ亭」チケットプレゼント
- ■対象公演
いばらきオペラ亭Vol.49 レクチャーコンサート~オペラ王・ヴェルディの魅力! - ■日時 2024年11月23日(土祝)
14:00開演/13:30開場 - ■場所 茨木クリエイトセンター・センターホール
- ☆3組6名様をご招待します。
※就学前のお子様はご遠慮ください
☆申込多数の場合は抽選です。
抽選結果は11月20日以降、メールにてお知らせします。 - ■下記、応募フォームからお申込みください。
【いばジャル読者プレゼントフォーム】
11月23日のいばらきオペラ亭へ出演なさる歌手・池田真己さんに、メールで質問させていただく機会をいただきました。
「オペラなんて初めて~!」という方、ぜひぜひご覧ください。
「北摂・茨木がオペラの発信地に」歌手・池田真己さん
オペラ歌手・池田真己さんは春日丘高等学校(大阪府茨木市)時代に音楽部へ入部。
その後、声楽の道へと進みました。
「いばらきオペラ亭」には、2020年の37回目開催から関わっていらっしゃいます。
その当時は、池田さんの10~20歳ほど年上の歌手の皆さんが出演されていたそう。
「毎度、気軽に見られるとともに、しっかりと骨太な公演をしておられるなあというイメージでした」と、当時の印象を話します。
池田さんにとっての「いばらきオペラ亭」
いばらきオペラ亭のレクチャーコンサートのスタイルについて、池田さんは「気楽に聴いて、観てもらうためにとても大切なこと」といいます。
オペラもクラシック音楽も、いまは文化として日常の中にないからというのが、その理由。
「知らない」から興味を持てない。
だからこそ「おもしろさを伝える解説はとても重要なもの」と考えていらっしゃいます。
「コテコテの関西弁の解説に『え、オペラってこんなんでええの!?』と、ビックリするかも」と、オペラ鑑賞が初めての人にもソフトな入門編になっているようです。
(写真:茨木美術協会 中濱正善)
「僕にとってのいばらきオペラ亭は、茨木地域または広くは北摂地域のオペラの発信地。
ホールを持つ団体が主催となって、オペラやガラ・コンサートを年間2、3回やっていることは、なかなか例を見ないことです」
茨木市で、とても珍しいことがずっと続けられているのだなぁ、と私も初めて知りました。
オペラは初めて、という人へ
「気軽に楽しんで」と言われても、初めてのオペラ鑑賞はドキドキします。
池田さんにアドバイスを求めると、
「そのまま受け取る、というのが僕の持論。
『いばらきオペラ亭』は、まずは来ていただいたら楽しめるものです」とのこと。
それは、いばらきオペラ亭が「解説付き」だからでしょうか?
「解説付きでも、全てを伝え切ることはもちろんできません。
でも大丈夫。
例えば、よく知らない料理が出ると『え、これなに?どないして食べるん?』って思ったら、店員さんが『このソースをつけて』など説明してくれますよね。
それでおいしかったら、名前や材料を知らなくとも『まろやかでおいしかった』という印象は残ります」
なるほど。
それが「わからないものを、わからないなりにそのまま受け取る」ということなのかも。
「オペラでは『こういうシーンだから、ここのこういう音楽を楽しんでね』ってのを解説で伝えたりもしますので『ほうほう、そうなんか』と受け取って、観て、聴いてみてください」
全てを理解はできなくてもOK。
「なんかええ音楽やー」「こいつ嫌な役やなー」など、ちょこっと印象が残ればそれでいいのだそう。
「何かを受け取ってくだされば嬉しいです」という一言にホッとします。
ステージから客席、どう見えている?
ところで、ステージから客席を見たときに「この人は、慣れてないな?」など、出演する皆さんにはわかるのでしょうか?
(写真:茨木美術協会 中濱正善)
「実のところ、ステージ上からはそこまで皆さんのお顔がハッキリと分かるわけではないのと、歌唱中に見る余裕もないので」とのこと。
ただ、拍手や会場の空気で「客席と一体感、ライブ感を感じる!」ということもあるのだとか。
「拍手のタイミングや加減などで、慣れているかどうかは分かりやすいかもしれません。
歌舞伎の『大向こう』(掛け声)のように、オペラには『Bravo(ブラーヴォ)』(=イタリア語で「いいぞ!」の意味)という掛け声が、歌唱の後に観客によって歌手に投げかけられることがあります。
そのタイミングたるや、絶妙な間合いが必要であったりもします」と池田さん。
はじめてだと「ブラーボォ!」と投げかけるのはムズカシイ…。
でも、まずは行ってみる。
それでいいのだろうな、と池田さんのお話にホッとしました。
「いばらきオペラ亭は、茨木地域、北摂地域のオペラの発信地」という言葉も心に残りました。
オペラやクラシックなど「本物」に触れてほしいという出演者や茨木市文化振興財団の思いがあるからこそ、レクチャー付コンサートが続いているのだなぁと伝わってくるお話でした。
- 池田真己さんプロフィール
- 1990年生まれ。大阪と京都の境目、島本町在住。大阪府立春日丘高校で音楽部に入部し歌に憧れ声楽の道へ進む。京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。第37回飯塚新人音楽コンクール第2位。これまで「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「赤い陣羽織」代官、NISSAY OPERA「ヘンゼルとグレーテル」父、「アンドレア・シェニエ」ルシェなど多数のオペラに出演。神戸市混声合唱団団員。堺シティオペラ会員。音声配信者としてstand.fm「気分屋の時間」、Voicy「オペラ歌手池田真己の楽屋話」の2つのチャンネルで毎日配信中。いばらきオペラ亭には2020年Vol.37愛の妙薬から関わっている。
思い出の場所はユーアイホール
高校は茨木市内に通われていた池田さん。
最後に、そのころの思い出をお聞きしました。
「僕はJR茨木駅前の高校に通っていたのですが、当時は部活一辺倒。
コーラスミュージカルなどもやるので、キャストのセリフや動きの練習も必要になってくる。歌うこと以外の時間が必要になってくるのですね。夜は定時制の学校が始まり、別の学校となるので17時には出ないといけない。そこで練習時間の確保に困り果てた僕たちが目をつけたのは、市役所の隣にあったユーアイホールです。
前には広場があり、噴水があり、憩いの場になっていました。
そこを本拠地に、部活のOBさんなどが見に来たりして、僕たちが着々と演技の練習、ダンスの練習などをやっていたわけです。当時はお金もなかったので、コンビニは素通りして、ユーアイホール前へ。お腹が減っていたところ、OBさんがたこせんを買ってきてくださったのはとってもいい思い出です。
もしかしたら、当時からいらっしゃる財団スタッフさんには『あぁあの時の高校生の中に池田もいたのか』と覚えられていたりするのかも??
池田さん、楽しいお話をありがとうございました!
(写真は2014年1月)