自転車で山とまちをつなぐギャラリートーク「暮らしと自転車」で
市民レポーターさんから、イベントのレポートが届きましたので、どうぞ~。
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7月1日(土)15時からカフェ百花さんのギャラリーで、フリーペーパー「季刊誌サイクル」の編集長・杉谷紗香さんを迎えてのトークイベントに参加してきました。
茨木は北部の山のエリアが面積の2分の1を占めますが、北部に住む人は100分の1にしかすぎないということを知ってますでしょうか。
しかし、車で20分か30分で、自然の魅力を味わえる、そんな地域でもあり、最近は茨木市外からも多くのサイクリストが訪れています。
そして2020年には安威川ダムが完成するということで、
自転車で山とまちをつなぎたいという、ご自身も自転車好きのカフェ百花のオーナー河上さんが今回のイベントを企画。
「季刊誌サイクル」の編集長・杉谷紗香さんの前半のトークは、1970年代から30年かけて、現在の車中心の暮らしから自転車中心に変えていったオランダやポートランドの現在の自転車文化と事例、日本でも始まったばかりの最近の大阪市の取り組みなどが発表されました。
楽しみながら、交通事故を減らし環境もよくなるという暮らしの豊かさにシフトしていく様子や、大阪ではグルメを楽しみ、淀川を中心としたまちなかのカルチャーを楽しんでいる様子が紹介され、こんな光景が日常になっていければいいなと感じました。
そして、後半はサイクリストや地域の課題に取り組む人、行政の方とのフリートーク。
時間をオーバーして、みなさんの真摯な思いが伝わりました。
未来のためにオランダが30年かけたように、マナーや自転車の環境整備、北部の人口減少課題など多くの問題がありますが、プロセスを楽しみながらいい方向へゆっくりと進んでいくことを願っています。
茨木とその周辺の丹波篠山、南丹後を含め、3つのみやま(見山、美山、深山)との連携の話も出ました。長い道のりもみんなのワクワク感があれば、どんな魅力がうまれるでしょうか。
ギャラリートーク「暮らしと自転車」~自転車で山とまちをつなぐ~(文・のっきー)
(※2017年9月、cafe百花mokaのカフェスペース営業は終了。ギャラリーは不定期オープンです)