登録有形文化財・川本家住宅の福嶋屋さんであったか~いお蕎麦ランチ
はい、茨木ジャーナルです。
先日、阪急本通商店街のたつみやさんで、年末はお持ち帰りも頼めますよと記事にしました。【立ち食いそば・うどんのたつみや、年越しテイクアウトあります!】の記事参照。
そういえば、と思い出した場所があったので書き留めておきます。
国の登録有形文化財に指定されている、上泉町の「川本家住宅」。一階の福嶋屋さんで、今年の夏からざるそばのランチがスタートしていると茨木ジャーナルでも記事にしました。
【川本本店・福嶋屋さんで、手打ち蕎麦を食べてきた!あぁ、また行きたいっ!!】
※2019年9月現在、お蕎麦の提供はしていません。
川本家住宅は「昔のおばあちゃんちに行ったような雰囲気」を味わえる骨董屋さんで、カフェタイムを楽しむこともできるお店です。
11月に訪ねてみたら、「今日から暖かいお蕎麦を始めました」とのことで、ランチにいただきました。
国産のそば粉を使って、川本さんが手打ちしてくれるお蕎麦は、行ってすぐには食べられません。用意してくださるのをゆっくり待ちます。なので、急いでランチを食べないと・・という日にはオススメしません。お庭をのんびり眺めたり、お店に並ぶ骨董を見せていただきながら、待ちます。
そうこうしていると運ばれてきた、お蕎麦。ゆずが乗せられていて上品ないい香りが漂います。訪れた日はちょうど寒くなったころだったので、湯気だけでもほぉ・・っと温まるような気がします。
「お出汁、どうかしら?辛くない?」と川本さん。ゆずのさっぱりした風味もあって、本当に美味しくいただきました。何気なくいただいていますが、お湯呑みもお蕎麦の器も全部、ふる~~~くから大切に使われている骨董の器。贅沢です。
ランチのお蕎麦は、限定10食。日によってはいっぱいになってしまうときもあるので、事前に電話で確認してから行くのがおすすめです。
食後には、これも川本さんが自家焙煎したコーヒーをいただきます。ブラックは苦手という方も、最初の一口は何も入れずに飲むといいなぁと思うほど、すっきりしています。ランチはお蕎麦と珈琲で1000円。昔からずっと残っている空間で、昔から大切に使われている骨董に囲まれて、手打ちのお蕎麦と珈琲。たまには、こんなふうにゆったり過ごすお昼もいいものです。
食事のときも、コーヒーを飲んでいるときも、川本さんといろいろとおしゃべりするのが楽しいので、福嶋屋さんは入りづらい・・と思う方もいるかもしれませんが、気軽に一人で行っても大丈夫ですよ。
毎日、川本さんが磨いているガラス窓も昔のそのままのガラスで、向こうのお庭がゆらいで見えて、時間がゆっくり流れる感じです。
この日は他に大学生も一緒だったのですが、「わぁ・・・」と川本さんが着物リフォームした洋服を、試着したりして楽しんでいました。
私は、福嶋屋さんに並ぶ器を見るのも毎回楽しみです。どれだけの値打ちなのかもわからないんですよぉ・・と言うと「それは、こっちの仕事だから気にしないで見たらいいのよぉ」と川本さんは骨董の眺め方を教えてくださいます。(見方じゃなくて、眺め方みたいな感じです)
茨木の古地図もありました。
ときどき、お店に出ているものが変わっていて、何回訪れても楽しい空間です。
【骨董のお店の入り方 -10代続く『川本本店』が登録有形文化財に-】の記事のときも、いろんなものを見つけて楽しかったな~。
年末に向けては、お休みになる日もありそうですので、行く前には電話を入れてから行くことをおすすめします。
【川本本店・福嶋屋】
所在地: 茨木市上泉町6-29 |
電話: 072-624-5552 |
営業: 11:00~17:00 日・月休み。他不定休あります。 |
自転車は停められます。 駐車場はありませんが、近くの 「上中条青少年センター」(川端康成記念館)の駐車場(有料)の利用OK |
〒567-0811 大阪府茨木市上泉町6−29