立命館大の学生と市民の「茨木の街・清掃ウォーク」レポ

はい、茨木ジャーナルです。

茨木ジャーナルの【情報はココ】ページに1月27日、立命館大学の学生さんから投稿があったのをご存知ですか?

「IVUSA(イヴューサ)」という学生さん中心のNPO法人があるそうで、そのIVUSAに所属する立命館大生からの投稿。内容は「1月31日に茨木清掃を行います」というものです。
茨木ジャーナルのフェイスブックでも「学生さんからこんな投稿があって、一般の方も募集してますよ~」とお知らせをしました。

でも、そもそも「茨木清掃って、なに?」と思いませんか?

せっかく「一般の方の参加も募集しています!」ということなので、どんな内容なのかを市民の皆さまへお伝えしたい!
そう思って、ちょっと覗いてきましたので紹介しますね。

IVUSAって、なに?

立命IVUSA朝集合

IVUSAはもともと、東京の国士館大学の学生の企画として立ち上がったものだそうで、今は関東だけでなく、関西、九州などにも支部を持つNPO団体です。
「いろんな活動をしています」というのですが、例えば災害に遭った地域でのボランティア活動や、発展途上国に小学校を作る活動、最近では防災に関する活動にも力を入れています。
今回、いろいろと話をお聞きしたリーダーの佐藤さんも、2011年の東北の震災でボランティア活動に向かい、瓦礫と遺骨を分ける作業などをしたといいます。

「IVUSAはいろんな活動をしているけど、遠方へ行くことが多い。地域に根差した活動も大切にしようということで、今年度(2015年度)、いばらきキャンパスでは清掃活動をしようということになりました」
茨木清掃は、立命館いばらきキャンパスの学生が主体となって企画する初めての活動。地域の中の大学として、地元に足を置いた活動をしようという目的で企画されました。

ふむ・・。なぜ「地域の清掃活動」をすることになったんでしょう?

それは、被災地支援などの活動経験で「地域で何かがあって活動をするとき、普段からコミュニケーションを取れていれば、住民の方に、より安心してもらえるんじゃないか」という思いを持ったからです。

IVUSAが重ねてきた災害時のボランティア活動などの経験が、今回の「地域の清掃活動」に繋がっているようです。
では、1月31日(日)の「茨木清掃」の様子を紹介しますね。

IVUSA・立命館大いばらきキャンパスの「茨木清掃」

立命清掃道具

茨木清掃の当日は、10時に立命館大いばらきキャンパスに集合。
IVUSAのメンバーは20数名が参加しました。
この日の「茨木清掃」は、岩倉公園を出発して安威川河川敷公園までを、あるルールを守りながらゴミ拾いしながら歩いていくというものです。

ウレシイことに、いばジャルのフェイスブックを見て参加申し込みをしてくださった方もいらっしゃいました。

みんなが集まったところで、リーダーや各担当から注意事項や今日のルールを聞き、そのあとは皆で輪になって、

立命IVUSA準備体操

全員で準備体操。
体がほぐれたところで、3つの班に分かれて出発です。

茨木清掃、本日のルール

さて、ゴールの安威川河川敷までの道中に設定された「あるルール」ってなんでしょう。それが、次の二つ。

  • 各班ごとに設定された中継ポイントを通ること
  • 地図アプリなどの使用禁止!
  • 岩倉公園から安威川河川敷公園へ行くまでの間に、班ごとで異なる「中継ポイント」が一ヶ所決められています。そのポイントを必ず中継してからゴールを目指します。また、中継ポイントでは、班のみんなで記念撮影をします。
    さらに、中継ポイントへ行くにも、ゴールの安威川河川敷公園へ行くにも、地図アプリなどを使わずに歩いていくこともルールです。
    そう、街で出会う人たちに道を聞く、というのがルールです。

    ただゴミ拾いをして黙々と歩くのでなく、ちょっとしたお楽しみを入れながら、地元の人と言葉を交わしたり、地域のスポットを探しながらゴールを目指すという企画です。オモシロいですよね~。

    立命IVUSA集合

    12時に安威川河川敷公園に着くように、頑張りますよー、レッツゴー♪

    ゴミ拾いスタート!

    立命清掃グリーンボランティア

    IVUSAは、茨木市のグリーンボランティアに登録しています。
    グリーンボランティアに登録することで、掃除用具の準備や集めたゴミの処理のことなど、仕組みが整えられています。

    3つに分かれた班のうち、私は一般の参加者さんが入っている班についていくことにしました。
    この班の中継ポイントは「妙徳寺」。
    知ってます?妙徳寺。

    スタートしてすぐに、まずは岩倉公園で子どもを遊ばせているママさんたちに「妙徳寺」の場所を聞きますが、なかなか「知ってる!」という人には出会えません。
    とにかく、なんとなく「あっちかな」と教わった方へと向かうことに。
    ゴミを拾いながら、出会う方々に「妙徳寺に行きたいんですけど、道をご存知ですか?」と尋ねていきます。

    「あっちのほうかしらねぇ・・・。ちょっとわからないけど」

    立命清掃で人に聞く

    「たぶん、あっちの方だと思うんだけど。行ってみて、また聞いてみてもらえる?」

    立命清掃で人に聞く

    ちょっとずーつ、その方向へは進んでいるんですけどね~。
    JR寄りの場所では、なかなか知っているという方には出会えないもんですねぇ。「保育所が一緒になってる」というヒントがあったんですけど、茨木別院のイメージが強かったかなぁ。
    なかなか、場所をご存知の方に出会えなくて、リーダーの佐藤さんもだんだんとゴールの時間が気になってきた様子です(笑)。無事にたどり着けるでしょうか?

    立命清掃人に聞く

    歩いていきながら、もちろんゴミも拾います。特に一般参加のFくんは、道順のことよりもゴミ拾いに夢中。たばこの吸い殻などを、ヒバサミで挟むのもどんどん上手になっていき、大活躍です!

    気にしながら歩いてみると、意外とゴミが落ちているんだなあと気付きます。けれど佐藤さんは「茨木の街は、ゴミは少ないほうですよ。きれいだと思います」と言ってくれるので、ちょっとうれしくなったりして♪

    立命清掃でルオータ通る

    ルオータさん付近まで来たときに・・・・、全員が「あ!」と、あることに気付きました。
    場所がわからず不安を抱える班のメンバーに「いけるんちゃうか?!」という光が見え、その方向へ進みます!

    立命清掃で消防署へ

    一同、進みます(笑)!

    ここならきっとバッチリな答えがもらえるはず!!

    茨木消防署で、運良く署員の方々が外に出て作業をなさっていたので、道を聞いてみることになりました。茨木市の大きな道も狭い道も、きっと知り尽くしていらっしゃるだろう消防署の方々。もう絶対大丈夫!!ってわけです。

    すると、事務所から地図を持ってきてくださいました。
    ・・・が、地図ダメなんですよね~(苦笑)。

    というわけで、ベテラン署員さんが、わかりやす~~~く説明してくださいました。

    立命IVUSA消防署できく

    さぁ、スムーズに行けるかな?

    中継ポイント・妙徳寺は?!

    〒567-0806 大阪府茨木市庄1丁目 安威川河川敷公園

    〒567-0819 大阪府茨木市片桐町14−26 妙徳寺

    上のマップの下部分にマークしているところが妙徳寺。
    安威川のそばに安威川河川敷公園があります。

    消防署員の方に聞いたものの、途中の梅林寺を「ここか?!」と一瞬喜んだり、商店街の中を逆方向へ曲がりそうになったりしつつ、

    立命IVUSA道を歩く

    なんとか・・・

    立命清掃で中継ポイントの妙徳寺

    到着!妙徳寺です。
    ヨカッタ~。ここまで来たら、安威川河川敷公園はもうすぐです。
    ゴールに近づくと、他の中継ポイントを経由してきた班の人たちとも出会えました。

    立命清掃他の班の様子

    安威川河川敷公園に到着

    立命清掃安威川河川敷へ

    斎場の横を通り抜け、階段を上ると広場に出ます。そこが安威川河川敷公園。
    他の班の人たちも帰ってきました。

    立命清掃安威川公園へ戻ってくる

    みんながゴールしたら、ゴミを集めます。
    グリーンボランティアに登録しているので、ゴミの処理もスムーズです。清掃道具の洗浄も近くの施設を使わせてもらえるように手配済み。最後の最後までちゃんと整っています。

    ただゴミ拾いをする、ただ街を歩く、というのでなく、地域の方に道順を聞いたり助けていただきながら、スポットを目指してゴミを拾う。
    「街を美しく」「地元の人と交流しよう」ということを、楽しみながらやってみよー!というナチュラルなスタイルは、ムリヤリ感がなくって、いいなぁと感じました。
    この活動は、できれば続けていってほしいなぁと思います。

    ゴミ拾いのあとは・・・♪

    この日一般参加で来られていた方にも、ちょっと話をお聞きしました。
    今年の春に小学生になるFくんとそのママさん。Fくんは普段からゴミ拾いを気にかけているので、ぜひ参加したいと思ったのだそうです。

    「立命館のキャンパスが茨木にできて、学生や大人(働く人、住む人)が一緒に何かできたらいいなぁとは思っていたんです。ゴミ拾いって、例えば市が企画したり校区でやるのもいいけど、立命館の学生とというのがいい機会だなぁと思って参加しました」とのこと。

    子どもさんも、大学生のお兄さんお姉さんと一緒に歩いていて、見ていてどちらも楽しそうでした。

    立命生と遊ぶ

    ママさんも「楽しく歩きました!学生さんたちと、いろんな話ができたし、知らないスポットにも行けたし」と喜んでいらっしゃいましたよ!確かに、学生さんとなんてことない話をする機会って、そんなにないですもんね。
    それにしても参加したFくん、長い距離をずーっと楽しそうに歩いていて、立派!!ゴミ拾いも大活躍でした。

    ゴミ拾いの片づけが終わると、ここから穂積コミュニティセンターへ移動。
    すでに数人のメンバーが、そこで昼食を用意してくれています。

    立命清掃後のお昼ご飯

    参加者全員でテーブルを囲んで、カレーとポトフをいただきました。(私は参加できなかったのですが)

    立命清掃後のお昼で

    今回、投稿をくださった津田さん、お話を聞かせてくださった佐藤さん、ありがとうございました。

    茨木清掃のことを最初に聞いたとき、実施時間は長いし、長い距離を歩くので、どんな内容なんだろう?と正直なところ少し不安がありました。
    でも、一緒に歩いてみて感じたのは「これは、できたら続けてほしいなぁ」ということ。
    たぶん、参加してみたらわかると思いますよ!

    一般の人、普通に茨木に住んでいる皆さんと・・・ということが、じわ~っと広がっていったらいいなぁと感じました。

    最後に、安威川河川敷公園で記念撮影♪

    立命IVUSA集合写真

    ピースサインで一枚撮って、もう一枚は「IVUSAポーズしま~す!」と、

    立命IVUSAポーズ

    こんな感じ(笑)。

    IVUSAの皆さん、ありがとうございました!

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