立命館・大阪いばらきキャンパスにできた、誰でも相談できる場所
はい、茨木ジャーナルです。
2019年4月、立命館大学大阪いばらきキャンパスに「心理・教育相談センター」が開設されました。誰でも利用できる場所のようで、3月にお聞きしたらすでにちらほらと予約は入っているのだとのこと。
乳幼児から大人までどなたでも、さまざまな心の問題や悩みを相談することができる場所です。
「心理・教育相談センター」…と名称はもちろんカッチリ。
でも、パンフレットを見ると
「自信がない、自分を知りたい」「職場でうまくいかない」「人生の選択で迷ってる」「パートナーとの関係に悩んでる」「事故に巻き込まれた」…など「大学の施設に、こんなこと相談してもいいの?」と思いそうな、ちょっとしたことも相談できるみたい。
相談は、月曜と水~土曜の11:00~17:00で、完全予約制です。(⽇・祝、夏期冬期等はお休みです)
申し込みは電話(072-665-2700)へ。
各日10:00~11:30と12:30~17:00が予約受付時間で、1回の面接は基本50分です。
電話やメールでの相談は行っていません。
場所は、スタバやLIONがあるフューチャープラザより西側にある建物C棟。
子どもさん連れの場合、預かってもらえることができたり(有料)、家族合同面接などもできるそうで、気軽に相談してみると良さそうですよ!
【立命館大学 心理・教育相談センター】もご確認ください。
講演会へ行ってみました
3月31日には、つくば大学の斎藤環さんによる「ひきこもり支援の道のりとオープンダイアローグ」という講演会も開催されていました。
幅広い年代の方が集まり、会場はほぼ満員。
興味があったので参加したのですが、専門的な話も多く私はついていくのに必死。まわりの人はスムーズに理解していらっしゃるような様子でした。質問タイムになってわかったんですが、医療や教育現場、引きこもり支援をしているところからの参加者が多かったようです。
講演の中ではオープンダイアローグ(開かれた会話)のワークもあり、これは面白い体験でした。
「オープンダイアローグ」は、フィンランドで実践されている統合失調症のケア技法。
クライアント本人につながりのある人を治療ミーティングに招待し、対話を続け、広げ、深めることを目指すもの。「対話で改善する」こともわかり、注目されているのだとか。
ワークは「何が正解か」ではなくて「この人がどう思っているか」をみんなで共有していくプロセスのなかにいるような…ちょっと新鮮な体験でした。
参加された方からの質問では「ひきこもり」に関するものが多く出ていたように思います。
斎藤環さんの回答の中で
「(ひきこもりは)たまたま困難な状況にある人」「その状況を肯定すること、受け入れることが大切」というお話が、私は印象に残りました。
参加者からの質問内容と斎藤さんの回答はとても興味深いものだったし、ワーク体験も新鮮で、思い切って参加してヨカッタと感じた講演会でした。
タグ:立命館いばらきキャンパス