新展示スタート!JR総持寺駅の改札前の壁面アート
はい、茨木ジャーナルです。
今日の「今日のいばらき」では、JR総持寺近くを訪ねまして、そのときにJR総持寺駅改札前の自由通路について、ちらっと触れています。
JR総持寺駅の自由通路は、2018年3月17日に開業してからずっと、半年ごとにアート作品が展示されるスポットです。
これは「JR総持寺駅アートプロジェクト『SOU』」といい、今日9月27日(日)からは6回目の展示が始まりました。
■SOUの始まりのときは
【JR総持寺駅「SOU」-歩けば出会うアートな空間が文化の街・茨木を発信!】(2018年3月22日)記事で。
JR総持寺駅アートプロジェクト「SOU」の6回目は
(写真は2020年9月6日)
SOUの作品展示は毎回、プロジェクトメンバーの稲垣元則さん、藤本聖美さんが展示について考えています。
地域や年代や経歴などにとらわれず、本当に幅広くさまざまなアーティストの作品を見に行き、検討を重ねているのだそうです。
6回目の展示テーマは「そこから眺める向こう」。そこからってどこから?向こうってどっち?…と、想像が広がる展示でした。
JR総持寺駅を北側から自由通路に入ると、
幻想的な雰囲気が目に入ってきました。
阿部海太さんの「春」という作品。2020年に制作されたそうで、新型コロナ感染症のことが浮かんできます。
SOUプロジェクトからの案内に書いてあった「人の社会の混乱をよそに、生き物たちが春を存分に謳歌する様を見て、・・・」という文章が心に残ります。
近くで見ると絵の具の重なってるような様子が見えて、思わず触れてしまいます。ここには、大型プリントしたものが展示されているので、触れてもつるつるしてるんですけど。
「春」の作品の向かい側に、3作品が並んでいます。
一番手前は、張 騰遠(チャン・テンユァン)さんの作品。
展示テーマ「そこから眺める向こう」は、帳さんの作品では、今の私たちが眺められる側になってるのかも…という不思議さを感じました。
「そこから眺める向こう」って、おもしろいタイトルだなぁ、と改めて思います。
この作品も、近寄ってみると思わず触れたくなるようなぼこぼこ感があります。触ってもツルっとしてるんだけど。
JR総持寺駅の南側から自由通路へ入ると、
北側から入るのとは、また違う雰囲気です。
手前に展示されているのが、松田豊美さんの作品。
何かをイメージして描くのでなく、キャンパスに向き合ってその時の感覚で表現を重ねていくのだと紹介されていました。
素人の私が勝手にイメージする、現代アートの制作って、そんな感じです。「芸術は爆発だー!」みたいな…。
「その時その時の感覚で一筆おき、それに反応して次の一筆をおくということを繰り返し作品を構築します。」(SOUの紹介文より)という作品が、JR総持寺駅の改札正面に展示されています。
展示の位置も、きっとプロジェクトの中ではいろいろ考えられているんだろうなぁと想像して、ワクワクしてしまった。どんな狙いがあるんだろう、みたいな。
さて、そのお隣、林勇気さんの作品です。
ぜったい、やってみたくなるやつやん、これ。
えぇ、もちろん、スマホ取り出しましたよ。
ひゃ、ほんまにページ開くことができるー!
これは、ぜひJR総持寺駅の自由通路で体験してほしいなぁ。「はぁぁぁ、イマドキやねぇ」です。こういう見せ方もあるんだなぁ…。
今回の作品の展示は、2021年3月末までの予定です。
JR総持寺駅近くへ行く予定があれば、ちょっと足を延ばしてみると楽しいかも。
じーっと近くで見ると、つい触ってみたくなるんだよなぁ。
何度も言いますが、触ってもつるつるしています。でも、こうして触れられる作品展示もいいよねぇと思っています。