BOOK TRAVEL@元茨木川緑地へ!ゆっくり読書できる?一人でも楽しめる?
はい、茨木ジャーナルです。
5月26日(土)に、元茨木川緑地で開催された「BOOK TRAVEL」というイベント。
茨木市役所周辺のエリアでゆっくり旅する気分で、本と一緒に過ごしませんか、ってもの。家族や友人と一緒に行ってもいいし、一人で静かに本を読むこともできるのが特長だそう。
いやいや、イベントってけっこう賑やかなもんですよね?ほんとに一人でゆっくり本を読めるんでしょうか?
よし、行ってみよー!
BOOK TRAVEL、まずは本の森エリア
最初に行ったのが「本の森エリア」。市役所前の中央公園南グラウンドのお隣です。
BOOK TRAVELでは、市役所周辺を「リゾート」「シティ」「サファリ」「オリエンタル」とゾーンに分けて、装飾やシーンに合わせたドリンクやフードが用意されていました。
本の森エリアには、インフォメーションがあるほか、
本を借りられるようにもなっていました。この書棚、わかりますよね。前回のHUB-IBARAKI(ハブイバラキ)で中島麦さんが制作したアレです。
■2017年5月【ハブイバラキ(HUB-IBARAKI)除幕式でアートのかけらの贈り物】の記事参照。
そっか、自分で本を持ってこなくても、ここで借りて読むこともできるんだ。
もちろん、川端康成の本も。こちらは販売していました。康成さんがよく通ったと言われている「堀廣旭堂」と「虎谷誠々堂」のブース。
茨木市出身の方の本も並んでいました。
市内在住の画家・井上直久さんの本も。ちょうど5月30日から阪急うめだ店で展示会が開催されるんですよね。
他に、キッチンカーや本にちなんだ雑貨の販売ブースもありました。おなじみのイベント風景ですが、そんななかに移動図書館「ともしび」号も来ていたり、
おすすめの本をペタペタ貼っていく「ブックツリー」なんかもあって、「本」をテーマにしたイベントという雰囲気を作っています。
元市民会館跡地活用についてのアンケートなんかも実施していました。ちょっとワクワクしてくる。
【気になるっ!元茨木市市民会館の今と跡地エリアの活用】の記事もどうぞ。
クイズコーナーがあって、全問正解すると景品を選べました。私はしおりをチョイス。これ、図書館の方か文学館の方が手作りしてるのかなぁ。
パンフレットとしおりをもらったので、いよいよ移動。消防署の向こう側の元茨木川緑地へ行ってみます。
BOOK TAVEL元茨木川緑地へ
消防署より南のほうの元茨木川緑地は、オリエンタルゾーン、サファリゾーンと続いています。図書館ブースが設置されていて、
ミニ絵本づくりのワークショップも行われていました。世界のいろんな国の言葉の挨拶を、一冊の小さな本に作るもの。
本作りで使う材料たち。こんなにたくさんの言葉があるんですね、楽しそう。(これも手作業で準備したんだよなぁ)
すぐそばの公園では、おはなし会。絵本の読み聞かせをしているようで、子どもだけでなく大人もゆっくり耳を傾けていました。おはなし会が休憩のときは、ここで大きなサイズの絵本を親子で楽しむ姿もありました。
元茨木川緑地には、ふわ~んとした布で装飾されてゆったりした雰囲気を演出しつつ、落ち葉や予期せぬナニか避けにもなっていました。本の森エリアに比べると、少し静か。
すでに一人で読書している方がちらほらいらっしゃって、イイ感じの風景。
エリアには、ぽつんぽつんと「このエリアでいかが?」というおすすめ本が置いてありました。エリア周辺でなら自由に選んで読むことができます。
ありがたいことに、虫よけスプレーまで置いてくれていました。ナイス!
ところどころに、ひら…ひら…っと何気なく敷いてあるラグは、自由に座ることができました。気に入った場所で本を読むことができます。
「よし!読むぞ」と、自分でシートや折り畳みの小さいイスなんかを持ってきてたんですけど、せっかくなのでこのラグに座って本を読むことにしました。
陣地を決めたら、まずは近くのキッチンカーでドリンクを買うことに。サファリブースには、たたらば珈琲が出店していたのでおいしいコーヒーを購入。うん、準備万端です。
さぁ、一人で本に没頭できるか?!
「ホントに一人でゆっくり本を読んでいられる??」と検証する気満々で来た私。何を読むかはそのときの気分で決めようと、張り切って3冊も持参。
なかなか読み出せずにいる某ベストセラー本と、読みかけのノンフィクション本。そして、この日のために堀書店で選んだ小説。
読みかけだし、とノンフィクション本を読み始めました。
こんな雰囲気の中で、ぼおっと一人で読書します。
やっぱり、元茨木川緑地はそもそも人が通る場所なので、イベントへ訪れる人はもちろん、普通にここを通る人、ジョギングする人なんかも近くて、最初はちょっと気になりました。
でも、フシギなことに…です。
人が通るからと言って、ここから移動しようって気にはならなかったなぁ。なんとなく気持ちイイんですよねぇ。
そうこうするうちに没頭してたようで、だら~っと家で読んでるような姿勢になってたり。
途中でお腹が空いてきたので、たたらば珈琲でワッフルを追加。オイシカッター!注文したら、持ってきてくださったのも助かりました。
他のお店も行ってみようかなぁと思ったんですけど、本を読みたいのであんまり遠くへ移動する気にならず、ひたすら読む、読む…って感じ。
一人でゆったり楽しめたのか?!
いつの間にか夢中になって、一冊読み切ったところで、他のエリアも見に行ってみようかなぁと思って移動しました。
消防署のところから、中央公園南グラウンドの東側の元茨木川緑地を歩きました。「シティ」と「リゾート」エリアですね。
エリアに分けてるのも、ムリヤリ感あるんじゃないの?なんて想像してたんですけど、実際に歩いてみると「あぁ、うまいコト付けたなぁ」と感じました。いつもは普通に通る場所なんだけど、おもしろいもんだなぁなんて思いました。
BOOKTRAVELは、エリアが広すぎないのもイイなぁと思ったところ。
「ご自由にどうぞ」というラグの数には限りがありますが、それ以外にも、いつものベンチや持参しているシートなどに座って、それぞれが読書。一人で本を読んでるんだけど、その点々が連なって雰囲気が作られているように思いました。
結論。
BOOK TRAVELは、一人で来ても全然大丈夫なイベント!けっこう、お腹の底から「これイイわー」と思いました。
ただねぇ。
自分の本のチョイスがまずかった。
ノンフィクション本は、ある悲惨な事件をテーマにしたものだったので、事件の背景の切なさとイベントのゆったりした風景のギャップに、どよーんとしてしまったよぉ。
次回開催されるなら、本選びからいろいろ考えてみたいと思いました。楽しかった~!
タグ:元茨木川緑地
追記
ワンダーランドの工事が始まっています。
この前まで背の高いひまわりが咲いていましたが、木も切られ池も埋められ、とりあえず更地になるようです。
ワンダーランドは借地権が終了したため、今年度から使えなくなったようです。
池はそのままですが、畑の世話をする人もいなくなり、鯉のぼりも泳がず、荒れ地になってしまって淋しいですよね。
茨木小学校の近くのワンダーランドが以前は素敵なビオトープだったのに、先日行ったら、草ボウボウの荒れ地になっていました。あまりの変貌ぶりに驚きました。もうビオトープやめちゃうのかなぁ。ザリガニ取りにピッタリだったのに。何か事情をご存知の方はいらっしゃいませんか?
わー!私が写ってる!いばジャルデビューしちゃった。