「川端康成と岡本太郎と万博と」企画展がおもしろい!
はい、茨木ジャーナルです。
6月14日は、茨木市名誉市民・川端康成さんの誕生日。
茨木市立川端康成文学館で、生誕月企画として「川端康成と岡本太郎と万博と」という展示が開かれていると新聞にも載っていたので、見に行ってきました。
太陽の塔でおなじみの岡本太郎と川端康成。その交流は、太郎の両親との関係にまでさかのぼるのだそう。知らなかったぁ…。
太郎の母で歌人のかの子が川端へ宛てた手紙や、太郎の父・漫画家の一平からの手紙がもとになったと言われる掌編小説「手紙」の自筆原稿などが展示してありました。
岡本太郎といえば、思い浮かべるのが万博の太陽の塔。
「あぁ、これがモチーフなのかなぁ」と感じられる太郎の作品も展示されています。近くで見る作品は、ド迫力。
赤いラインがぱっと浮かぶ太陽の塔ですが、展示されている作品では黒色が印象的でした。
これまでにも川端康成に関する展示は全国で開催されていますが「川端康成×岡本太郎」という切り口は、おそらく今回が初めてのことだそうです。
「万博」を切り口にした楽しい展示物も
今回の企画展は「万博」もテーマにしているので、文学館へは何度も行った…という人も今までとは違った展示を楽しめます。
茨木市には、万博が開催されていた半年のあいだに「よくそんなに行きましたね~!!」というぐらい通った方がいらっしゃるのだそう。その方が大切に保管している記念の品も展示されていて、おもしろいんです。
(写真は2014年)
1970年万博ゆかりの品が多く並び、懐かしいと思う人も多いかも。それらの展示物にはロゴマークがついているものもありました。
ロゴマークの一部分をかたどった花壇も、茨木市内にはちらほらありましたよね。(けっこう撤去されてしまったものもありますが)
川端康成文学館「なりきり康成」もバージョンアップ
文学館には、撮影できる場所が一ヶ所だけあります。
それが「なりきり康成」体験ができる場所。下の2記事でも、ちょっと紹介しています。
■2016年12月【川端康成文学館で、なりきってきた!映画「古都」公開記念・なりきり康成体験】
■2018年3月【「ん?何か違うぞ?」今、川端康成文学館に女子が訪れてる理由】
文学館では、さらにバージョンアップしたなりきり体験グッズを用意していました。
書斎に、ロダンの彫刻作品「女の手」を凝視している康成の写真が飾られているのです。「手」の彫刻を見ながら作品のイメージを膨らませていたのでしょうか。
「手を見ながら、親交のあった横光利一のことを思い出したともいわれています」と学芸員さん。
新たに開発した、なりきりグッズとは、
この謎のBOX。
どう使うかというと、
こう。
じーっと「手」の彫刻作品を見つめる、その様子を自分の手で再現できるグッズです。ただし、自撮りはかなりムズカシイ…。
企画展示「川端康成と岡本太郎と万博と」は、6月末までの開催。以前行ったことがあるという方も、また楽しむことができそうですよ。
私が見に行った日も、多くの方が来館していました。万博についての展示は、興味を持っている方が多いのかも。
募集中!「勝手に想像・映画のロケはココ」
オール茨木ロケの川端作品をモチーフにした映画制作!ってことで、誰が出演するかもそうですが、どこでロケが行われるのか‥も気になります。
「あそこがロケに良さそう!」「あの場所が茨木っぽいからロケしたらいいのに」など、皆さんが思うロケに良さそうな場所を募集しています。
(すでに送ってくださってる皆さま、ありがとうございます!けっこう幅広くいろんなスポットをあげていただいますので、改めて紹介させていただきますね)
下の送信フォームから「ロケしたらいいのに」と思う、茨木市内の場所をお聞かせくださいマセ。
(締め切りは設定しないでスタートしていますが、そのうちに…)
<注意>あくまでも想像ですから、映画製作とはまーったく関係ありません。
「映画ロケにイイと思う場所」送信フォーム
川端康成文学館
所在地: 茨木市上中条二丁目11-25 |
電話: 072-625-5978 |
開館時間 9:00~17:00 火曜日、祝日の翌日、12月28日~翌年1月4日 |
駐車場 39台(最初の30分は無料、以後30分毎に100円)、 (バスでの来館は要問合せ) 地下に駐輪場あります。 アクセス |