茨木の観光オススメ3スポット-GWや雨の日のお出かけに

はい、茨木ジャーナルです。

2019年のゴールデンウィークが、とにかく「ゴールデン」になっていますが、前半はちょっとお天気がスッキリしないかなぁ。

今回は、雨の日でもゆっくり過ごせる茨木市内の3つのスポットをまとめてみました。

「葬式の名人」映画公開ももうすぐ!川端康成文学館

川端康成文学館入り口IMG_9616

まずは、茨木市立川端康成文学館。
R171~市役所近くを走る川端通り沿いにあり、康成さんの遺品、書簡、原稿などが展示されています。書斎を再現したブースでは「なりきり康成」体験ができ、インスタグラマーにはおすすめ!
【川端康成文学館で、なりきってきた!映画「古都」公開記念・なりきり康成体験】(2016年12月)記事もご参考に。

所在地: 茨木市上中条二丁目11-25
電話: 072-625-5978
開館時間 9:00~17:00
休館日
 ・火曜、祝日の翌日、12/28~翌1/4
☆2019年GW中(4/27~5/6)はオープンしています。
駐車場・駐輪場あります。

企画展示がいろいろ変わっていくので、何度行ってもお楽しみがある場所です。

2019年5月の企画展は「川端康成の恋」。
結婚を約束していた女性から「結婚できない非常がある…」という手紙が発見された…というニュースも何年か前にありました。
川端文学にも影響を与えた出来事で、それらの作品は「ちよもの」といわれます。どんな特徴がみられるのかという解説はおもしろかったなぁ。

川端康成文学館企画展IMG_9615

5月5日(日)、6日(月)各14時から、展示解説が実施されます。申し込み不要!
展示解説は、団体さんでないとお願いできないものなので、この機会にぜひぜひ~なのです♪

映画「葬式の名人」2019年8月茨木市先行公開!

川端康成の小説をモチーフにした映画「葬式の名人」も、いよいよ2019年8月16日に茨木市先行公開です!

映画葬式の名人うちわDSC05877

茨木市制施行70周年を記念して作られた、オール茨木ロケで撮影された映画。今年は川端康成生誕120年にもなるそうで「映画、盛り上がれぇぇ」って感じです。

70周年記念+川端康成…といえば。

茨木市では2018年に「川端康成青春文学賞」を創設、冴知いゆさん「地上〇mから」が大賞を受賞しました。

いっぽう、康成さんのノーベル文学賞受賞後につくられた「川端康成文学賞」は、2019年の選考は中止に。
「茨木市が青春文学賞をつくっておいてヨカッタのかも~」と思いましたが、こちらの川端康成青春文学賞も、2019年には選考も実施しないんですって。あららぁ。

映画「葬式の名人」もそうですが、茨木を舞台にした川端作品は他にもあります。

川端康成の本IMG_9621

なんと…!川端康成文学館には、茨木を舞台にした川端作品を集めた本も販売されていました!(うう、知らなかったぁ、早く知っていれば…)

映画「葬式の名人」の公開までに読むと、さらに映画を楽しめるかもしれませんね。

茨木文化財資料館

文化財資料館玄関IMG_7225

次に、茨木ならでは…なスポットとしてオススメしたいのが、茨木市立文化財資料館。
阪急・モノレール南茨木市駅から歩いて5分ぐらいです。

展示は1階と2階にあり、1階では昔の暮らしがわかる様子や、貴重な銅鐸の鋳型・土器などが展示されています。
2階は「戦国時代の茨木」を学べるブース。茨木城にまつわる武将の話などがわかります。

所在地: 茨木市東奈良3丁目12-18
電話: 072-634-3433
開館時間 9:00~17:00
休館日
 ・火曜(その日が祝日の場合は開館)
 ・祝日の翌日(その日が日曜日の場合は開館)
 ・12月29日~1月3日
☆2019年GW中(4/27~5/6)はオープンしています。
駐車場・駐輪場あります。

1階ホールに、前に行ったときにはなかったような気がするのですが、銅鐸がぶらさげてありました。これは誰でも叩いて音を鳴らすことができるようになっていました。
ちょっと前にテレビでも取り上げられていましたよね。銅鐸の作り方なんかも展示されていましたよ。(これも前からあったっけ…?)

【茨木市立文化財資料館・学芸員さん、NHKで銅鐸をアツく解説か?!】(2019年2月)記事参照。

「掘りたてホヤホヤ発掘速報展いばらき」開催中!

文化財資料館の玄関のところには、現在開催中の企画が掲示されています。
2019年4月終わりに行くと「掘りたてホヤホヤ発掘速報展いばらき2018」のお知らせでした。

文化財資料館2019年5月案内IMG_7224

茨木市内ではいろんな場所から、土器や石器、木製品などが発掘されます。ここ最近に行われた調査で出土したものや、整理作業で再発見したものについて紹介されていました。

【郡遺跡・倍賀遺跡、現地説明会。2000年前の土も踏んで、土器も触ってきた!】(2017年1月)記事も、ちらっとどうぞ。

文化財資料館フライヤーIMG_9618

土器には特定のモチーフを描くことがあり、東奈良遺跡から発掘された弥生土器からは、シカが描かれているものが多いよう。自然の花や家族の顔など、題材になるものはいろいろあるのに、なぜシカが多く描かれているのか…。

出土するものから、当時の文化・生活を想像していけるんだなぁとわかる展示でした。子どもたちが願いを書いたシカを貼っていける体験ブースもありましたよ!

はにわ公園2019年5月IMG_7227

展示を見たあとは、お隣の「はにわ公園」を歩いてみるのも、楽しいと思います。

【はにわ三昧!クールな東奈良史跡公園-茨木市立文化財資料館横】(2018年8月)の記事を紹介したときには、地震の影響があったのかなというところもありましたが、4月終わりに通ったときには修理も済んだように見えました。

茨木市立キリシタン遺物史料館

キリシタン資料館前
(写真は2015年)

最後におすすめしたいのが、茨木市立キリシタン遺物史料館。隠れキリシタンの里として知られる、千提寺地区にあります。

バスで行くなら「千堤寺口」バス停から、木々のあいだをくねくねと歩いて10分ぐらい。「隠れキリシタン」という言葉を、ほんの少しですが感じられるくねくね道を歩きます。
【茨木市立キリシタン遺物史料館へドキドキしながら行ってみました。】(2015年4月)記事参照。

所在地: 茨木市大字千提寺262
電話: 072-649-3443
開館時間 9:30~17:00
休館日
 ・火曜日(その日が祝日の場合は開館)
 ・祝日の翌日(その日が日曜日の場合は開館)
 ・12月29日~翌1月3日
☆2019年GW中(5/6まで)はオープンしています。
駐車場は3台(普通乗用車)まで。
大型バス臨時駐車場利用は、団体見学の申し込み時に相談。

千提寺地区・下音羽地区は、キリシタン大名として知られる高山右近の領地でした。
大正時代になってから、この地域で多くのキリシタン遺物が発見されたことで、信者たちが信仰を守り続けてきたことが明らかになりました。

キリシタン遺物史料館では、本当に貴重なものが展示されていて、広くはない展示室ですが、できればたっぷり時間に余裕を持って行くのがオススメです。

展示室では、どのように遺物が発見されたのか、その当時の様子を知るビデオを見ることもできます。

キリシタンに関するものが家にあると家族のだれにも打ち上げず、代々長男にのみ伝え継がれていったこと、キリシタン遺物の調査に対して年老いた人たちは「警察の取り調べ」だと恐れてなかなか話をしなかったことなど…。

ビデオを見終わったあとに、もう一度展示品をじっくり見たくなります。

2019年3月に【「三島独活(うど)」伝統農法でつくる農家は日本でココだけ!千提寺farmで】という記事をアップしています。
この中で、千提寺farmの中井さんが「ここは隠れキリシタンの村。信じるものを貫くという風土があって、三島独活は守られてきたと思う」とおっしゃっていたのですが、そんな言葉がお腹にストンと落ちてくるようなものが展示されています。

中央図書館外観南側から

いかがでしょうか。
ゴールデンウィークだけでなく、これからお出かけしやすい季節なので、どうかなぁと3つあげてみました。「雨の日におすすめの…」とか言うとりますが~。

また、中央図書館では、ここ2年間のうちに一度も借りられなかった小説の特集ブースが設置されているようです。
【“掘り出し物”見つけました】という企画で、5月19日(日)までの開催。

第三者の評価じゃなくて、自分で見つけ出すーっ…みたいな出会いがあるかも♪

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