罹災証明書と罹災届出証明、手続きに行ってみました。
6月18日の大阪北部地震から10日ほどたちました。
☆2019年10月15日更新しました。
<追記>
2019年10月、台風19号により被災されている方へ心からお見舞い申し上げます。
10/15朝、チラッと見たTVで紹介されていたことが参考になるかと思ったので、追記します。
被害の様子は「広範囲でわかるもの」「それぞれにわかるもの」を撮影します。
修復の際、入っている保険で費用がまかなわれるかどうか、わからないとか証書が見つからない…などの場合、以下へ問い合わせるといいようです。(NHKあさイチより)
○電話 0120-501331)
○電話 0570-023140 (通話料有料)
<追記は以上です>
※この記事では、2018年6月の大阪北部地震で自宅に被害が出た際の罹災証明などの手続きについて記録しています。参考になれば幸いです。
家の中での被害、どうしたら…(6/28)
暑いですねぇ。
ちょっと書くのを迷ったのですが「罹災証明」のこと、どこかで同じように迷ってる方がいるかなぁと思ったので、記しておくことに。
地震から1週間を過ぎたある日、「罹災証明」の手続きのため、市役所へ行ってきました。「大きな被害ってわけでもないのに、行っていいのかなぁ」と思いながらです。
同じように「届け出をするものなのかなぁ」と迷ってる方…、いらっしゃるかなぁ。もういない?
「え、そんなこともわかってなかったの?」と思われそうですが、そうです、わかってないんですよ、いろいろ。
「罹災証明って?」「出したほうがいい?」
私はマンション住まいです。
「マンションに住んでる人は、マンション全体で(手続きか申請?)対応するらしいで~」とどこからか聞いていたので友達とも「自分たちで手続きすることはないのかもね」と話していました。
けれど日がたつと「すでに申請に行った人もいるみたい」という話も耳に入ってきました。
どうしたらいいんだろうねと言いながら、過ごしていました。
茨木市のホームページを見ると「自分たちでも手続きに行っていいんじゃないか?」と思えます。「どうなんだろうね。行ってみよっか」と、先日一緒に行ってきました。
私のところの被害らしいものといえば、
・お皿やものが落ち、割れた(モノはいつか壊れるわ…)
・本棚が倒れ、ガラス扉が割れた(起こせない!背面からハンマーで破壊!)
・本棚が部屋の窓へ向かって倒れ、窓ガラスが破損(寒い時期でなくてマシと思う…)
・部屋の中でひび割れ発見!(大したことないと願う…)
こんな感じ。あと、調理家電などが棚ごと倒れましたが、なんとか無事です。
本棚は、転倒防止のために壁にネジでとめてたのにぶっ倒れちゃったしなぁ…、やれやれ、です。
「手続きに来ていいのか迷ったんですけど」
とりあえず「こんなことになっちゃった」という室内の写真と、身分を証明するものを持って茨木市役所南館へ。入口で「罹災証明書」の手続き用紙を渡され、記入しながら順番を待ちます。
「お宅は対象じゃないって言われるかなぁ」「こんな程度で来られてもって、迷惑がられたりして」としゃべっている間に順番が回ってきました。
「来ていいのかどうかわからなかったんですけど」と恐る恐る伝えると「大丈夫ですよ、確認しますね」と職員さん。
ちょっとホッとしました。
罹災証明書とは
最初に「罹災証明書というのは、これこれこういう場合に、発行されるものです」とわかりやすーく教えてくれました。
「マンションに住んでる人は、マンション全体で対応するから‥」と私が聞いていたのは、共有部分についての話だとわかりました。
マンションの場合は、外壁とか共有廊下とかバルコニーなどが共有部分。そこに被害が出ている場合は、個別に申請はできません。
それぞれの家の中のことについては、罹災証明書を出してもらえます。
そう、これこそ私たちが「どうなんだろ??」と不安に思っていた部分でした。あー、スッキリした!
私の場合は、窓ガラスの破損、部屋で発見したヒビや凹みについてが該当するので、それについて書類に記載しました。記入が終わったら、被害の様子を撮った写真を職員さんに見てもらいます。職員の方は、持参した写真と書類とを照らし合わせながら撮影していました。
写真は、スマホの中におさめているもので対応してもらえます。これも「印刷して持っていかなアカンの?」と疑問だったのですが、携帯やデジカメで画面を見せれば大丈夫です。
書類の中の「一部損壊」というところにチェックされました。
壁のヒビを写真に撮っていたとき、市役所へ行く当日になっても新たにヒビが入っている箇所を発見しました。念のため、手続きのときに「もしかすると、見つけられてないヒビがあるかもしれないんですけどぉ」と、質問。すると、ヒビの箇所が1ヶ所か3ヶ所かは、そんなに問題にはならない、と言われました。
これは「うちの場合」…の話ですが、今現在、住むことができているということは「全壊」や「半壊」ではないってことだからです。
ヒビの箇所がひとつ増えたら、じゃあ「半壊」と判断されるのか…というと、そうじゃないですよね。だって、住んでいられるんだもん。なるほど、納得!
あとから「あ、ここにもヒビ!」と見つけても、それで「一部損壊」から「半壊」になることはほぼないので、一度申請をしておけば、とりあえずホッとできそうだなと思いました。
証明書は後日送られてくるそうです。
「あのぉ、棚の被害とかは?」
割れた窓ガラスと、壁のヒビについて届けが終わりました。壊れた棚やお皿がぐちゃぐちゃになっている写真は、今のところ出番なし。
でも、まわりでは「写真に撮ったよ」と言ってるのが、割れたお皿のことだったりするので、職員さんに「あのぉ、棚が壊れたとかっていうのは、なにかあるんですか?」と、ドキドキしながら質問。
すると「じゃあ、こちらも記入してくださいね」ともう一枚ペーパーを渡されました。
「罹災届出証明」です。
「罹災証明書」は、家(マンションの場合は、個別の家の中)に対してのもの。
家財や車などのモノについては「罹災届出証明」というものを出してくれます。
棚の恐ろしい姿を見せると、クールにそれを写真に撮ってくださいました。もう見慣れてはるんかなぁと思いながら、無事に手続きを済ませました。
(あ、お皿がガッサーっと割れてる写真は、撮っていらっしゃらなかったと思います)
あー、あんなにいろいろ不安に思っていたのに、こんなにあっさり済むとは~。スッキリです。
罹災証明書の発行について、のお知らせ
先日、春日商店街を通ったらところどころに、災害に関するお知らせを貼りだしてくれていました。上の写真は時代屋さん。ネットを使わない人もまだまだ多いので、こういうお知らせはありがたいですよね~。
この掲示板にも、罹災証明書についてお知らせが貼りだしてありました。改めてよく見ると「被害認定調査を依頼」…という文字があります。
この「被害認定調査を依頼」という部分、手続きに行ってようやくわかりました。
「調査を依頼」…って言葉に、マンション住まいだった私たちは「マンション全体での話ちゃうん?」って思ってしまったのかもしれません。私や友達のように、シロウト(ほとんどの人がシロウトですけどね‥‥)は、災害時の聞き慣れない言葉に、けっこう戸惑うんだなぁと感じました。
「被災建築物応急危険度判定の実施」…とかいうのと、ごちゃまぜにしちゃったのかもしれません。
あー、ムズカシイわぁ、私には。
もう皆さんは、手続きにいらっしゃったでしょうか。
ここで書いたのは、私の場合は…なので「うちのこれってどうですか?」というのは、茨木市かそれぞれの保険屋さんへお尋ねくださいね。
※今回は、2018年6月の大阪北部地震の被害について、罹災証明の手続きに行きました。ほかの自然災害時の罹災証明についても考え方は同じようです。
私の実家(戸建て)では、台風21号(9/4)で少し被害が出たので「写真、撮っといたほうがいいよ~」と伝えたら「撮っておいてヨカッタ」と連絡がきました。
罹災証明の申請窓口
申請窓口は、総部部資産税課で。
6月29日(金)までは、市役所南館10階の大きな会議室で、夜20時まで時間を延長して受け付けてくれます。
7月2日(月)以降も、受け付けてくれますよ!
本館2階の11番窓口「資産税課」へ行けば大丈夫です。(8:45~17:15)
電話での受付もあるようです。(電話 072-620-1615)
茨木市のホームページ【住家の「罹災証明書」の発行について】(現在は削除されています)で、チェックしてください。
6月20日に【ひえぇ、ひび割れ発見してもーた。家の被害を見つけたときは?(6月20日)】の記事をアップしているんですけど、それ以来、パソコンで「ひび」と打つと「ヒビ」に変換されるので、笑けています…。