茨木区検察庁跡がイベント会場ってスゴすぎ!-茨木映像芸術祭へぜひ
はい、茨木ジャーナルです。
ちょっとちょっと、ちょっとー!と、フガフガと燃えてます、わたし。
「めーっちゃヨカッタよ、おもしろかった!行ってみー」と言いたい気分。
なにがヨカッタかというと、
これです、これ。ここ!
茨木クリエイトセンターからちょっとだけ北側にある「茨木区検察庁跡」です。
【茨木区検察庁跡Map】
ここで、12月19日(日)まで「茨木映像芸術祭」の上映展覧会が開催されているので、行ってきたんです。
バタバタしていたのでやっと行けました。まさかこんな形で検察庁へ行く日が来るとは。
(検察庁「跡」だけどね)
殺風景な建物に「茨木映像芸術祭…」とおしゃれなフォントで書いてありました。
ワクワクする~。
茨木区検察庁跡へ入れちゃいました
茨木区検察庁跡は、阪急からもJRからも歩いて15分ぐらい。私は、いつものように自転車で行きました。
建物に向かって左側に、屋根付きの駐輪スペースがあります。
おそらく、この上映会用に設置されたっぽい木の扉を抜けると「おぉ、ここから始まるのね」と、呼吸を整えたいような気がしました。フシギ。
入ってすぐのところで、手指の消毒と連絡先の記入を済ませて、いよいよです。
いろんな部屋で上映しています
建物は1階と2階があり、いくつかの部屋にスクリーンやディスプレーが設置してあります。
上映されているのは15作品。
「茨木映像芸術祭」で、専門的知識や経験を持つ審査員の審議と、多世代の市民審査員の討論と、動画配信でのいろんな人の投票を経て選ばれた入賞・入選作品です。
スクリーンは7ヶ所に設置され、各部屋に上映される作品名が記載されていました。
入選や入賞というくくり方でなく、この作品に合う部屋は?と、考えられていったのだとか。
映像を見て楽しむだけでなく、空間とあわせて自分で感じる上映会、という感じでおもしろかったです。
部屋によっては「○○室」と用途がわかるようになっているところもあって「ここで検察官が仕事するのかなぁ」とか、
「取り調べみたいなのをするのかなぁ」と、廊下をふらっと歩くだけでも、妄想が止まりません!
ただ、好きなドラマのひとつ「HERO」で見たような、検察官たちが集まっておしゃれにしゃべっているような…、あの雰囲気はなかったなぁ。
部屋×上映スタイル×作品
「え…、ココってなんの部屋?」と一瞬とまどう部屋もありました。
「親子で過ごせる空間がいいなと思った作品は、和室で」と、実行委員の方。
そんなものかな…と見ていましたが、だんだんと納得。
部屋とディスプレイのサイズと作品とを掛け合わせて「展覧会」全体を作っているところが、おもしろいと思ったんです。
【選ぶのはアナタ!茨木映像芸術祭の審査(2/1~20)に参加しません?】(2021年2月1日)記事でも紹介したように、展示されている作品のほとんどは、前に動画でも見たことがあります。
でも、ここで改めて見ると印象も違うんですよね~。
2階には、二つの広い部屋を行き来できるところもあり、一方の部屋では床にスクリーンが設置されていました。
部屋を歩き回って、どこから見てもわかる作品だから…だそう。
上下左右から眺める、というのはPCの画面ではできないことですよね。
行き来できるもう片方の部屋では、
スクリーンは壁に設置されていました。
「ストーリー性のある作品は、映画を見るようなイメージで」とおっしゃっていて、それもなるほどなぁと思えます。
2階の廊下には、ぐるりとイスが設置されたちょっと広いスペースも。
テーブル上のディスプレイでは、審査員のインタビュー映像が流れていて、ちょっとした休憩スポットになっていました。
「もともとは、逃走の恐れのない人の待機に使ったのかもね」なんて声も聞こえてきて…どうなんでしょうね。またまた妄想が広がります。
めったに立ち入る機会のない空間なので、キョロキョロするし、いろんなシーンを想像しちゃって。
この部屋、なんだろ…
今回、一番「うわぁ」と思った部屋がここ。
「同行室」という部屋でした。
ここでも映像作品が上映されています。でも、狭い。
ディスプレイは、床置き。
扉をよく見ると、ドアノブがついていない、というか、特殊な形をしていました。
奥に窓はあるんですが、格子がはめられていて、ちょっと圧迫感もあります。
フシギなドアノブの扉には、外側から中を確認するための覗き窓…のようなものも、取り付けてありました。
廊下の照明がチカチカと切れかかっていたこともあって、映像を見ていてもなんとなく落ち着かない。
まさに「体感する展覧会」だなぁと感じました。
日が落ちると空気も変わるみたい
私は、平日の16時過ぎに行ったのですが、ゆっくり見ながら回ったので、いつの間にか日も落ちて外は暗くなっていました。
建物のなかにいても、ちょっとずつ空気が変わっていってる気がして、時間を変えてまた行ってみたいなぁと思う上映展覧会でした。
ほんっとに貴重な機会だと思いますよ。
ここに限らず、検察庁って建物なんて、そうそう行く機会はなさそうだし。
「呼出人控室」という部屋は、茨木映像芸術祭の担当の方が待機する場所になっていました。
困ったことはここで、というかんじ。
いやぁ、おもしろかった。
土曜、日曜とあと2日間だけになっちゃいましたが、もしタイミングが合えばぜひぜひ~と思います。
- 茨木映像芸術祭 上映展覧会
- ■2021年12月11日(土)~ 12月19日(日)
平日 13時 ~ 19時
土日 10時~ 19時 - ■茨木映像芸術祭特設会場
(茨木区検察庁跡)
茨木市上中条1t丁目7-22 - ■入場無料
☆会場には駐車場がありません。
近隣のコインパーキングをご利用ください。
☆建物内のトイレは使用できません。 - ■【茨木映像芸術祭 公式サイト】
■2021年12月4日
上映会での企画の案内は下記で!
【茨木映像芸術祭の上映会-茨木区検察庁跡で開催12/11~19まで】