team茨木が作ったKIMONOも!京セラ美術館「着物に世界を映す」展示会
はい、茨木ジャーナルです。
この週末にいかがでしょう?と思うコトがあるので、ダッシュでお知らせを。
ちょっと茨木から足を延ばしますけど♪
<(_ _)>
今日、行ってきたのは
京都市京セラ美術館。
阪急茨木市駅から烏丸で地下鉄に乗り換えて…で到着です。
これこれ。「2020着物に世界を映す」の展示会へ行ってきました。
【京都市京セラ美術館 2020着物に世界を映す展覧会】ページ参照。
この展示会に、team茨木がつくった、ネパール共和国をイメージした着物が展示されていたからです。
いばジャルで、これまでにも福井高校の生徒らも関わってネパール共和国をイメージした着物を作った…という話を紹介しています。
【福井高校がKIMONOプロジェクトに参加!夢は2020年、世界へのお披露目。】
福井高校の生徒たちは、ネパール共和国の歴史や文化について学んで、デザインを考えていきました。
完成後は、プロジェクト事務局で保管されていた着物。今回初めて、日本各地で作られた213の「KIMONO」が、一つの場所で展示されました。
会場に入ってすぐのところに、日本の国をデザインした着物がドーン!メディアもくぎ付け状態。
各国をイメージして作られた着物・帯は、大陸ごとに分かれた部屋で展示されていました。
アジア、ヨーロッパ、アフリカ…とそれぞれの部屋で独特の雰囲気が作られていて、それもデザインの力なのかな。
上は、南アフリカ共和国をイメージした着物。
見ていると「あー、ほんとだ、そんな感じがする」と思えるから、不思議です。
2017年9月の【茨木で作るたった一枚の着物。KIMONOプロジェクトのその後は?】記事でも紹介した、パラオ共和国の着物もありました。
太平洋戦争で激戦地となったパラオ。兵士をイメージした鳥が、家族との再会を果たしている様子を描き、平和への祈りを表現しています。
地がブラックの着物は、ニュージーランドをイメージした着物。真ん中の模様は、ラグビーボールかなぁ。
着物・帯制作者は「私たちはこの国の着物を作ります」と決めて、制作していくのですが、各国大使や出身者の思いを取り入れて確認しながら進めていったのだそう。
一枚一枚の着物に、それらの国の方の思いが込められています。
パレスチナの着物は、帯制作者名に「パレスチナ刺繍帯プロジェクト」とありました。
現地の刺繍で帯を仕上げるため、パレスチナに帯を送っていたところ、今回の新型コロナの広がりによって、日本に戻すことがなかなか難しかったのだそう。
なんとかこの展示会に間に合ったといいます。
日本全国の「まり」さんから寄付を募って制作することができた、マリ共和国の着物もありました。
それぞれの着物のところに、着物制作にまつわるクイズもあって、気になった着物について知ることもできました。
今日は、team茨木の兵江さんに会えたので、少し説明を聞くこともできました。
(アルゼンチンの着物)
その国の方が見ると「あぁ、これは…!」と伝わるように表現されているKIMONO。私たちには、説明を聞かないとわからないこともあります。
でも、世界各国からのお客様を迎えるためのKIMONOなので、その国の方が見て「あぁ、これは!」と喜んでくださることが、大切なのだそう。
なるほどなぁと思ったお話でした。
(タンザニアの着物)
なんたって、213の国と地域をイメージしたKIMONOですから…、見て回るのも大変!
でも、見たいんですよね、どれもゆっくりと。
必死で回りました。
もう一回載せとこ♪
久しぶりに見た、team茨木のKIMONOです。
ネパールの大使の思いも聞きながら制作したKIMONOは、多くの人たちの小さな寄付が集まって完成したものです。
ご都合よければ、ぜひ。
【2020着物に世界を映す KIMONO EXHIBITION】
場所: 京都市左京区岡崎円勝寺町124
開催時間 10:00~18:00 (入場は閉館30分前まで)
(18日は16時終了)
☆事前に予約が必要です。
https://www.2020kimono.piow.jp/でご確認ください。
(写真は2016年11月)