これの正体、わかった!でも…。-茨木の風景
はい、茨木ジャーナルです。
5月17日にアップした【なに、これ。どっちが先にできた?工事中カフェのある通りで。】という記事。
道路で「なんだ?」と思ったモノを載せてたんですけど、その数日後にある集まりで、「はい、これ(ぺら~ん)」と資料を渡されました。
わーっ!
コイツ、緑のんもあるやーん!
っていうか、なんだこれ?!
これは「ボラード」っていうみたいよ
渡された一枚の紙には「ボラード」と記載されていました。
どうやらそれが、この物体の名称のようです。改めて「ボラード」とネットで検索すると、私たちがよく「車止め」と言ったりしているものの写真などが出てきました。
渡された一枚の紙は、何かのカタログの1ページのようだったので、そこに記載されている文字を頼りにグーグル先生にも尋ねてみました。
ボラードって、なに?
ボラードというのは、道路から突き出してる杭のこと。現在よく見かける道路や広場などに設置してあるものは、自動車の進入を阻止したりすることが目的のようです。
ボラードかぁ。
渡された紙には、他のカタチのボラードの写真も載っていました。
ボラードってカタログで買い物できるのかぁと思っていると、買う予定はないけどこのカタログに記載されている「ダンキャス」という文字も気になりました。
ダンキャスってのは、素材のこと
ダンキャスとは素材のことのようです。
廃ゴムをファイバー状にした素材とウレタンバインダーとの混合で形成されるんですって。
この「ダンキャス」を調べていると「株式会社サカエ」という会社のHPに行き当たりました。製品案内ページもありましたが、あのカタチの製品は見当たらず。
素材に関するページを確認すると「サカヱが開発した廃ゴムのリサイクル製品を総称してダンキャスと呼んでいます。(株式会社株式会社サカヱHPより引用)」とありました。
ダンキャスは、資源を有効利用するとともに環境にも配慮したリサイクル製品なんだそうです。硬い素材よりも弾力性と衝撃吸収性に優れているので、ボラード素材にピッタリなのだそうです。
軽量なので可動式ボラードに適している、と書いてありましたが、
カタログを見ると、まあまあ地面の下までぐさっと届いているので、簡単にスポンとは抜けません。
「設置はどっちが先?」の疑問は
「これ、なんだ?」の疑問は解けましたが、もう一つ気になっていたのが「緑色の柵と黒のボラードは、どっちが先に設置されたんだろう?」ということ。
「たぶん…だけど」と前置きしながら「これは、黒いのが先ではないか」とのこと。
せっかく設置してみたんだけど、なんせ真っ黒だから夜間見えづらい!それで、あとから緑色の柵を設置したんじゃないか?というわけです。
なるほど、そう聞くと納得。
そういえば株式会社サカヱHPに「…合成樹脂塗料を使うことで、ゴム成分からにじみ出る汚れや退色を抑えた鮮やかなカラーリングを可能に…」と書いてありました。
もしかすると、黒色をチョイスしたのはそのほうが安価だったのかなぁ…なんて勝手に想像。
あー、スッキリした。
あの物体は「ボラード」という進入禁止を知らせるもので、設置したけど黒色が夜には見づらいために、あとから緑の柵を設置したってことのようです。
でも、ふと思ったんだけどさぁ。
これ、向きがおかしないやろか?
こう…、くいっとこっち向きになってたほうが、わかりやすいと思うんだけど(笑)。
「え、どこ?どういうこと?」と思う方、グーグルさんのストリートビューで探してみてください。「んー、くいっとこっち向いてたほうが見つけやすいよなぁ」とわかるかな~。
だいたいの場所は【なに、これ。どっちが先にできた?工事中カフェのある通りで。】の記事でどうぞ。