宝池寺から竜王山の展望台へ!-茨木バス旅
はい、茨木ジャーナルです。
すっかり寒くなってきて、茨木市内の紅葉もいよいよ…という感じでしょうか。
出かけたのは2週間ぐらい前。今がちょうど見ごろかもしれないなぁ…という茨木市内のスポットを紹介します。
は~い、ココ。竜王山の展望台です。
11月半ばの平日、ふと思い立って出かけました。
初めて行ったのは今年の2月で、紹介したいなぁと思ってたんですが、新型コロナの影響も大変な時期だったので「ぜひ行ってみて~!とは言いにくいよなぁ」と断念してました。
どうだろ…、心配はゼロにはなりませんが、紹介しちゃお~。
どうやって行く?竜王山の展望台
上は、忍頂寺バス停にあるエリアマップ。
私は、阪急バスでJR茨木駅から忍頂寺を経由する余野行きバスに乗りました。
(81系統、181系統)
忍頂寺バス停までは、約50分。そこから20分ちょっと歩けば「宝池寺」へ行けます。
あたりの風景を眺めながら行けるのが、バス旅の良さ。
車を運転してるとこうはいきません。
これ、たぶん新名神高速の下だと思うんですけど。山のクネクネ道を通ってたらいきなりドンッと橋脚が出てきて「うぉぉ…」とビックリできます。
忍頂寺のバス停は「忍頂寺」の交差点を過ぎてすぐのところ。
信号へ戻ると、そこに鳥居へ続く急な階段があります。
「龍王山」と読めるので、階段を上ります。
初めて来たときはあまりにも不安で、近くの竜王山荘で「あの階段をのぼったら宝池寺へ行けますぅ?」と聞いたほど。
先が見えないから不安で…。
でも大丈夫!ココからGoです。
バスの通る道のすぐそばから、こうして山へ入っていくんだわ…です。
と、こんな感じで「竜王山の展望台」へ行くために、忍頂寺バス停からまずは「宝池寺」へと歩いていきます。
まあまあの急な道をテクテクと。
持ち物とか服装とかは?
「展望台って、行くの大変?」と前に聞いたら「行ける行ける~。なんも心配せんで行けるよ~」と教えてもらってたのですが、とりあえず飲み物は持参。
冬眠前の熊に出会ったらどうしよ…、鈴でも鳴らしながら歩くか…と思ってたのに、さらっと忘れてた。
水筒と飴ちゃん、極小サイズのおにぎりを持って、あとは動きやすい服装でスニーカーで出かけました。
宝池寺までの道のり
20分ちょっとで行けるよ~…な場所ですが、わりと急なのぼり道です。
階段のようなところもあれば、石畳みたいな道もあるので、歩く感覚の違いを楽しみながらテクテクと。この日は平日だったので、あまり人にも出会いませんでした。
週末に行ったときは、多くの人に出会いました。
皆さん、坂道なんてへっちゃら~という感じ。軽快にひょいひょい~と歩いていらっしゃいました。
うへぇ、また階段やーん…と思いながら歩きますよ、私は。
やがて、
舗装された坂道に出ます。
ここで右へ坂を下ると、忍頂寺のほうみたい。
私は「竜王山の展望台」へ行くので左へ。
初めて来たときは、わりとここで悩んじゃいました。
道標の指している方向がいろいろで「どっちだろ」な状態だったので。
展望台に行くんだから、ここからさらに上だよね~という感じで進めばOK。
「蛙岩」のあたりの風景…
ここから宝池寺へは、まだもうちょっと歩くのですが、緑豊かな風景を楽しみながらで、ずんずん進めちゃいます。
写真は今から2週間ぐらい前。いまはもっと紅葉が進んでキレイなんじゃないかなぁ。
途中に「蛙岩」という場所があって、休憩できるようにベンチもあります。
座ってお茶を飲むときなんかに良さそうですが、眺めを楽しむというほどではないかなぁ。
下の写真は2月に来たときに撮ったものですが、
(写真は2021年2月)
蛙岩の案内もちゃんとある…んだけど「え、どれ?どれなん?」とキョロキョロしちゃいました。このあたりに慣れた方と一緒に歩くといいかも。
先へ進みます。
個人的な感想ですが、宝池寺までの道で私が一番好きな場所が、ココ。
道の真ん中に木があって、少し広くなっている場所。
反対側から見ると、こう。
2月に来たとき、ココを車が通っていて「通れるんや!」と印象に残っているんです。
どこをどう通って来たのかと、ややビックリしたんですけど、山道を運転できるっていうだけで、スゴイなぁと思ってしまった。
宝池寺へ到着!
宝池寺までもうすぐ…というあたりは、ぐぐっと急こう配。
竜王山は霊山の一つといわれているそうで、それを思い起こさせてくれるような風景が広がっていました。願いをこめてこの山を登ってこられたのかも…なんて想像しながら進みます。
途中には「岩刀山(いわたちやま)」という案内もあって、
これかなぁ。太刀でスパッといったような‥っていう。
手を合わせずにいられなかったところもあったり。
そうしてやっと、
宝池寺へ到着です。
本殿は左のほうに。右へ進むと八大龍王宮。
近くで伐採の作業をされていた方が「ここはお寺と神社があるちょっと珍しい場所」と教えてくださいました。
狛犬さんの前掛けが水色!
「大かんばつの際に、開成皇子が雨の神・竜王の棲む竜王山に池を掘り『八大竜王』を召請し雨乞いをしたところ、雨に恵まれた」という言い伝えがあるのだそう。
奥には、雨ごいをしたと言われている池もあります。
宝池寺も八大龍王宮も、街の中から急な道を上ってこなくては行けないことを思うと、信仰の厚い人が来られていたのかなぁ…なんて思いながら、今回は竜王山の山頂をめざします!
宝池寺から展望台へ約5分
見上げると晴れてはいるんですけど、ちょっと雲も気になる…。宝池寺からは徒歩で5分ぐらいで展望台まで行けるので、えっちらおっちら上ります。
山の天狗さまによる「掟」なんかも貼りだされていました。
ゴミを捨てない!
…とそれだけを守ればいいので、優しい天狗さまです。
この先もまたまた山道が続きます。
狸の置物が目印…なのかなぁ。「車作」と示されているほうへと歩いていきます。
あれ、こんなに深く入っていくの?と、やや不安になっていたら、
展望台の広場に到着~!
標高510メートルの竜王山の展望台です。
人に出会わないなぁと思っていたけど、この広場で座ってお昼を食べている方もいらっしゃいました。
2月に来たときも、お弁当を食べているファミリーがいて、私が思うよりも竜王山は身近な山登りスポットのようです。
竜王山展望台から茨木の街は?
さぁ、展望台へ上ってみましょ~!
静かで、ときどき聞こえてくるのは鳥の声と葉っぱの落ちる音。とてもいい雰囲気です。
木製の階段をあがりきったら、ばーんと広がっていた展望デッキ。実は、ほかにも訪れている人がいらっしゃったので正面左を向いて撮っています。
2月の来たときの写真を見ると、
こんな感じ。正面には「あっちに見えているのは、これですよ」と案内表示も設置されていました。
2月に訪れたときは、朝のうちに行けたんですけど、ちょっと曇っていました。
今回はお昼過ぎで、やはり少しかすんでいました。
見えていたのはおそらく彩都にできた物流施設などかなぁ…と想像します。すかっと晴れていると神戸や淡路島のほうまで見えるのだそう。
自分が来たほうの下を見ると、カラフルな木々を眺めることができて、キレイでした。
宝池寺あたりで伐採をしていた方の話では、山の形状もあって雲が出やすいんですって。
「冬が一番景色はいいんですけどね。朝に見るのがおすすめ!」だそうです。
(写真は2021年2月)
前に来たときは午前中に到着した。それでもやっぱり霞んでいました。景色は自然が作るものだから、スカッと見ることができればラッキーなのかも。
またトライしたいなぁなんて思ってます。
帰りは、ほかのグループの下山についていったので、けもの道を歩けました。
こ、こ、これは知ってる人と一緒じゃないと迷う系です…、慣れてないなら、来た道を戻るのがオススメ。
宝池寺へ到着。
行きも帰りも、ここはトイレや足を休めることもできる場所。ここから山頂までは約5分ぐらいです。
バス停まではまた20分ちょっとを下りますが、のぼりよりも足は疲れるので、ちょっと休憩していっても良さそうです。
寄り道:展望台からさらに奥
(写真は2021年2月)
竜王山の展望台そばには、東海自然歩道の案内図も設置されていました。
この近くに道標も出ているので、どんなところか見てみたいなぁという気持ちにもなります。
(写真は2021年2月)
前に来たときも「バスの時間までまだ余裕があるから、もう少し先へ行ってみようかな」と行ってみました。
が、途中で案内のないことが不安で断念しました。
余裕があるときに行ってみようかなぁ。
奥へ進むのもいいんですけど、ここまでの道中もたっぷり楽しめますよ。
帰りの忍頂寺のバス停は、行きのバス停と同じ場所。
バスの時間はほぼ1時間に1本ですが、2時間待ちの時間もあったので事前のチェックは必須です。
私の場合は、忍頂寺のバス停に着いてから帰りのバスの時間まで、だいたい2時間ぐらいを見て行動しました。
朝早くに出れば、もう少しゆっくりできそう。
(写真は2021年2月)
行ってみると意外と身近なスポットです。
宝池寺~竜王山の展望台は一人でも行きやすい。普段のお散歩のように一人で来られている人もいました。
自然の中で無心に歩くって、気持ちいいなぁと感じました。
平坦でなく、ちょっと頑張って歩くのも、目的地に到着したときの達成感を味わえたし。
オススメです。体調や気候と相談しながらぜひ。
- Mamo 竜王山の展望台へ
- ■JR茨木駅から阪急バス
忍頂寺経由余野行きを利用しました。 - ■バス所要時間は約50分
- ■運賃 560円(2021年11月16日現在)
- ■忍頂寺バス停から宝池寺 20~25分
- ■宝池寺から竜王山展望台 約5分
- ■宝池寺公式サイト