JR総持寺駅「SOU」-歩けば出会うアートな空間が文化の街・茨木を発信!

はい、茨木ジャーナルです。

2018年3月17日に開業したJR総持寺駅。開業記念のセレモニーの様子は【JR総持寺駅の誕生セレモニー「街と街・人と人・歴史と未来をつなぐ場所に」】の記事で紹介しています。
実は、その中で「おぉぉ!」と思いつつ紹介していなかったものがあるんです。

0317-2JR総持寺北口側から見たところDSC02004
(写真は2018年3月17日早朝)

SOU-JR総持寺駅アートプロジェクトがスタート!

総持寺開業早朝除幕式準備DSC01998

3月17日に、茨木始発京都方面の電車でJR総持寺駅へ行ったとき。改札を出てすぐの「自由通路」には、壁にいくつもの幕が張られていました。

総持寺SOU早朝DSC02000

「SOU-JR総持寺駅アートプロジェクト」と案内板も設置してありました。JR総持寺駅にアート作品が展示されるようです。

「SOU」って?

「SOU(ソウ)」って聞くとすぐに「あぁ、総持寺の『ソウ』やんね」と連想できますよね。

確かに「SOU」は総持寺の「ソウ」を意味しているものでもあるそうですが、
・つくる、の「創」
・集める合わせる、の「総」
・めぐりあう、の「遭」
こんな思いが込められたものです。

いつもの暮らしの中で、自然にアートと出会える環境やアートの世界に触れるきっかけを作りたい、と立ち上げられたプロジェクトです。

JR総持寺駅開業の日、セレモニーのあとに自由通路で除幕式も行われました。

総持寺SOU除幕式のお客さんImage-1

セレモニーの熱気がそのまま自由通路へ大移動してきた感じ。多くの人であふれて移動もムズカシく、自由通路のはずが自由に通りにくい状況に(笑)。

総持寺SOU除幕式2DSC02137

SOUアートプロジェクトの稲垣元則さん、藤本聖美さん、今回の作品展示をしている作家の上田匡志さんと吉岡千尋さん、JR西日本の京都支社長、茨木市の福岡市長がそろそろと紅白の綱を引きます。

総持寺SOU除幕式3DSC02139

わぁ、大きいっ!
迫力を感じる作品のお披露目に、集まった皆さんから拍手とともに「わぁ」という声があがりました。

総持寺SOU除幕式藤本さん挨拶DSC02149

SOUアートプロジェクトの藤本さん、除幕式をおこなった作品やプロジェクトについて紹介。作品をつくった上田匡志(ただし)さん、吉岡千尋さんも並びます。

上の写真は、上田さんの作品「恐竜ワールドのおわり」。ポスターカラー、マーカーで描かれています。

展示作品は、実際の作品を大型プリントにしています。
床から天井までに拡大して展示することで、迫力があり「わぁ、大きい!」とか「おもしろーい!」と、アートや美術館にはあまりなじみがないという方にも、楽しんでもらえるようにと考えられています。

総持寺SOU除幕式吉田さん作品DSC02164

自由通路の北寄りに展示されているのは、吉田千尋さんの「sub rosa2」という作品。
油彩と銀粉が使われているのだそうで、独特の雰囲気に、うっとり見ている方がたくさんいらっしゃいました。
「銀粉??」と聞いて改めてじーっと見てみますが「銀粉を使ってるんですよ」と聞いていなければわからないような気がしました。こういうところに、アートのおもしろさもあるんでしょうね。

他に舩井裕さんの作品(タイトル不詳)、松田啓佑さんの「UNTITLED」という作品が展示されています。

JR総持寺自由通路アート前で記念撮影DSC02156

それぞれ受ける印象の異なる作品が、まっすぐな通りに展示されて一つの空間をつくっている「SOU-JR総持寺駅アートプロジェクト」。
床から天井までの大きなサイズなので見応えがあるし、歩けば自然と目に留まるというのがイイですね。

私は、JR総持寺駅の駅舎の雰囲気がなんとなーく街の空気にピッタリ合っててステキだなぁと感じています。
今回の4作品は、新しくスタートした駅舎や街のいろんな表情とピタッと合うように思いました。シロウトなので、本当に感覚的なんですけど。

展示は、半年ごとに作品が入れ替わるので、その時々でいろんな風景を楽しめるようです。

「改札出て、あのバラの絵の前で待ち合わせね~」のような、街のシンボルにもなっていくのかなぁなんて思うとワクワクします。お気に入りの作品の前で写真を撮ってみたり、小さなかわいい駅舎がちょっとしたお楽しみスポットになるのかもしれないなぁなんて感じました。

総持寺SOU案内DSC02167

SOUの案内表示のところには、作家さんや作品についての紹介文も載っていますよ。ぜひ、ゆっくり楽しんでみてくださいね!

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