川端康成文学館で、なりきってきた!映画「古都」公開記念・なりきり康成体験
はい、茨木ジャーナルです。
先日、映画「古都」の公開記念で限定ランチがありましたよ、と紹介しました。でも、一日だけの企画だと、せっかく読んでいただいた方には体験してもらえないので、ちょっともったいない。
でも、ご安心を。
【2016年12月茨木市で開催されるイベントまとめ!】の記事で紹介したこの企画は、まだまだ続いています。
というわけで、なりきり康成企画のレポです!
映画「古都」公開に乗っかっちゃうよ~!
JRと阪急の真ん中あたり、「高橋」の交差点を南北に元茨木川緑地に沿って伸びる道。高橋交差点よりも北方面を川端通りといいますが、この道沿いにある上中条青少年センターの隣にあるのが「川端康成文学館」です。
〒567-0881 大阪府茨木市上中条2丁目11−22 上中条青少年センター
館内には、川端康成の遺品や書簡、原稿や写真など、ヒストリーを知ることのできる展示品があって「川端康成は、よくここへ通ったらしい」などの解説は、茨木市民には楽しいものだと思います。
この中に、川端康成の書斎を再現しているコーナーがあり、今ここで「なりきり康成」企画が実施されています。
館内は撮影禁止ですが、この書斎でなりきる場合のみ撮影ができ、なりきった姿をSNSで発信するとステキなプレゼントがもらえるという企画です。(先着5組)
記事にするためには、なりきるしかないでしょ。
なりきり康成のなりきりグッズ
気分だけ川端康成になりきって写真を撮る・・・っていうんじゃダメです。館内のスタッフに声をかけて、なりきます。
「スミマセン、なりきりたいんですけど」と一声かけると、スタッフの方が喜んで飛んできてくださいます。書斎にあがるとスタッフの方が、押し入れからいろんなグッズを用意してくださいました。
ざくっと、こんな感じの変装グッズ。軽くカツラだけ頭に乗せたらいいのかと思っていたのですが、いろいろあります。
変装の基本はカツラ。茨木市の担当の方の手作りだそうで、「なりきり康成企画は、このカツラが壊れるまで続きます」とのこと。大切に扱います。
「頭に乗せりゃいいか」というのはダメ。やるなら徹底的に、です。カツラをかぶるとき、前髪が出ないようにヘアバンドでがっつりおでこを出します。髪の長い方は後ろに束ねて、とにかくカツラから髪の毛が出ないように。歌舞伎役者の気分です。
「康成さんは、しかめっ面っぽいのがいいのでね、はい、これ」と渡されるのは、三角の眉毛。両面テープで貼り付けます。微妙な角度もあるようで、優し気な角度に貼り付けた場合は、やり直します。眉毛をつけたら、メガネを装着。
え・・、メガネかけるなら、眉毛、そんなに気にしなくていいんじゃないの・・・なんてことを考えてはいけません。なりきるのですから、細部にもこだわります。
「康成さんって、そういえば笑ってる写真ってあんまりないですね~」なんて聞いてみると、そうでもないようで、動物といるときは笑顔だったとか。
黒猫を抱っこします。
飼うかどうかは、まだわからないよ~と声をかけながら、抱きかかえましょう。そして、
万年筆を持ちます。作家ですからね。机の上には原稿用紙もセットされております。
机の上には、パイプやらいろんなグッズがありましたが、猫を抱っこするわ、万年筆持つわで、手はいっぱい。「あ、これはどうします?これはいい??」なんて、いろいろグッズを勧めてくださいますが、このあたりで勘弁してもらいます。日付も撮影する日に合わせるとヨカッタんですけど、もうそこまで気が回らず。
(※この日付、変更することできません。ここは「康成さんがもう戻らない書斎」をイメージしているから…だそうです)
さぁ、なりきれたかな?
ついに川端康成になりきった
着物よし、カツラよし、眉毛も収まったし、いろいろ手に持った!
というわけで、いよいよ写真に撮ってもらいます。「は、は、はやく、たたっと撮ってくださいぃぃ」とお願いすると、スタッフの方が撮ってくださいます。
(カメラは、自分で用意して行ってくださいね。携帯での撮影もOKです)
はい、撮りまーす。
康成さん、原稿を書こうと思ってるのに、猫が可愛くって筆が進まず・・・の図。電気を消したり、猫がわかるように持ち替えたりといろいろしながら、とにかくバシバシと撮っていただきました。
これを、「なりきっちゃいました~♪」とSNSで流すといいのだそうですよ。プレゼントは、「わぁ!」と嬉しい内容です。先着5組とのことで、ん~、どうでしょうか。私が行ったときにはまだ大丈夫っぽかったんですけど、一週間前のことなので。(私は、SNSで流さないので・・とプレゼントはいただいてません)
着物など、基本的には大人サイズで用意されていますが、カツラは子どもさんのものも用意してあります。ただ、オススメはやっぱりオトナかな~。
なりきり康成、意外と楽しいです。一番の壁は、スタッフの方に「なりきりたいんですけど」と声をかけるところかな~。ちょっとドキドキしましたが、言ってしまえばもうあとは、ダダダーッと進んでいきますよ。
「はぁ、調子乗ってもうた」・・・ってかんじ。
※追記
■2018年3月【「ん?何か違うぞ?」今、川端康成文学館に女子が訪れてる理由】もどうぞ。