市民が「場」を作ったオープニングー茨木市文化・子育て複合施設おにクル開館の日
はい、茨木ジャーナルです。
茨木市役所の東側にできた、茨木市文化・子育て複合施設おにクル。
開館日は、1万5千人ほどの来場者数があったそうで、本当に賑わっていました。
おにクルは、100人の市民と関係者によるテープカットからスタート。
その様子はいばジャル市民レポーターtentenさんが紹介してくれています。
■2023年12月4日公開記事
【茨木市民のテープカットで開館したおにクル-11/26の茨木の風景】
テープカットのテープは、市民有志による「おにクルオープニングイベント実行委員会」のセレモニー部会が手作り。
布を継ぎ合わせて130mほどの一本のテープにしました。
買って用意しちゃうのでなく、市民が「どうしたらいいかなぁ…」と考えて用意したオープニングセレモニーでした。
カットしたテープはどうなった?
長い期間をかけて作った、おにクルオープニングのためのテープ。
カットして終わりではなく、そのあともカタチの残そうと、11月26日はおにクル広場でワークショップも実施されました。
布を、さらに小さくカット。ボードにねじって差し込んで、お花が咲いたような作品に仕上げていました。
おにクルのどこかに飾ってあるのかな?今度探してみよーっと。
キーコンセプトは「育てる広場」
おにクルオープニングの日、おにクル広場(芝生の広場)の西側には、ヤタイがずらりと並んでいました。
出展していたのは、IBALAB@広場や茨木市中央公園グラウンドなどの市民会館跡地エリアで活動をしてきた団体さん。
「こんな活動があるよ」と紹介しながら、訪れた人に「おにクルでなにかできそう」と思ってもらえるように考えて、展示をしていました。
おにクルのあるエリアは「育てる広場」がキーコンセプト。
施設をどーんと作って終わるのでなく、行政は「場」を用意するので「場」をどう使っていくのかは、使う側の市民も一緒に考えていきましょうね、という想い。
それが「育てる広場」です。
テープカットでも、どうしたら100人が一緒にテープをカットできるのか、イスを並べるかどうか、どんなイスを選ぶといいのか…検討することはいっぱい。
「育てる広場」おにクルは、いろんな試行錯誤とともにその日を迎えたようでした。
おにクルから中央通りをはさんで北側にあるIBALAB@広場でも「おにクル教習所」と、おにクルプレスが構えるブース。
「開館の日って、おにクル館内はめっちゃ混むんちゃう?外でもゆっくりできる場所があったらいいかも」と、市民有志の「おにクルオープニングイベント実行委員会」が考えたプログラムです。
広場のあちこちで、歌やダンス、読み聞かせやヨガなど、いろーんなプログラムが次々に始まっていて、それらもすべて市民が作るプログラム。
「来てくれた人に、おにクルを楽しく紹介したい」とツアーを考えた市民もいました。
おにクル広場のクロージングは、みんなで歌う「おぉシャンゼリゼ」。セレモニーのときのシャボン玉もふわーっと飛んで、ステキな風景に!
住む人、使う人たちが丁寧に考えたオープニングは、その日一緒にいた人たちに「なんかイイよね」と思えてもらえたのでは、と感じた時間でした。
【茨木市文化・子育て複合施設おにくるオープン!今日できるコトまとめ】
市民レポーターさんが見たもの
11月26日は、いばジャル市民レポーターさんのなかにも、おにクルを訪れた人がいたようです。
ホールで開催された記念式典に参加した人も。
午後からは、予約なしでおにクルの中へ入ることができました。ちゃーんとおはなしのいえもチェック!シップスキャットもばっちりと。
(ネコ好きレポーターさんからの写真)
シールのノベルティも。
「NOT FOR SALE」…ですよ!
館内のあちこちで、いろんなものが配布されていたようで、そんなお楽しみもオープニング日ならでは。
名和晃平さんのアート作品も、11月26日からスタートだったのですよね。
市民レポーターうっきーさんによると「16:48点灯らしく、消防署前はたくさんの人が」とのこと。
いろんな光り方をするのか、場所によって見え方が違うのか…、これもゆっくり見てみたいと思います。
tentenさんが見た円環。
私が見た円環。
11月26日の、ほんのちょっとだけを紹介しました。
茨木市文化・子育て複合施設おにクルは、その名のとおりいろんな機能を持っていて…、というかいろんな使い方ができそうな「場」でした。
真夏に市民が参加して作った、おにのカタチのA型看板も館内に置いてるのかも♪
色の組み合わせが異なるので、同じものなんてない、という看板。これもまた探してみたいなぁと思っています。
■2023年8月10日公開
【茨木の新施設おにクルで使う看板作ってきたよ!IBALAB@広場で】
(写真は2023年8月)