イオンタウン茨木太田で41の「あしたのこと」が繋がったー言葉の作品
はい、茨木ジャーナルです。
JR総持寺駅から北へ。R171を超えて少し進むと見えてくるのが、今年3月にオープンしたイオンタウン茨木太田。
買い物や食事のスポットとして楽しめることはもちろん、地域のコミュニティ拠点として大学や地域と連携した取り組みもあり、何度も足を運びたくなるスポットです。
地域と連携した取り組みの一つが、2階「茨木太田フードテラス」の壁面に展示されている、文字のアート作品「あしたのこと」。
参加者ひとりひとりの「あしたのこと」が、しりとりのように繋がっていく作品です。3月のオープン前から少しずつ取材して言葉が集まり、2022年3月の完成を目指して、市民やお客さんとの作品づくりが続いているんです。
6月26日(土)にも、イオンタウン茨木太田で言葉の取材イベントが行われ、新たに41名の「あしたのこと」が増えました。
今は、200名の言葉が繋がる作品になっています。
(2021年7月12日現在)
企画・運営するOne Art Project(ワンアートプロジェクト)は、茨木市を拠点に活動するアートプロジェクトユニット。
稲垣元則さんと藤本聖美さんが、取材から展示作業までのすべてを行っています。
(写真提供:One Art Project)
イオンタウン茨木太田のオープン後も「あしたのこと」の作品づくりは続いています。6月の取材は、4月に続いて2回目。
「イオンタウン茨木太田をよく利用されるお客様は、壁面展示のことも知っていらっしゃる方が多いようです。言葉の取材にも『気になっていた』と、多くの方が喜んで参加してくださいました」と藤本さん。
(写真提供:One Art Project)
小さなお子様といらっしゃるファミリーのお客さんの取材では、親子ならではの温かくてユニークなやりとりがあり、取材していても楽しいのだとか。
「お母さんと子どもさんが『これ、パパには内緒よ』と、お父さんのことを言葉にしていたり、反対にお父さんがお母さんを気遣いながら言葉を考えていたり。親子みんなで考えた短い言葉のなかに、普段のご家族の様子が感じられますよ」と稲垣さん。
(写真提供:One Art Project)
「コロナ禍での取材なので『あしたのこと』も、例えば家でどう過ごすかとか、感染拡大への対策を表現した言葉も多くあります。時代を表している作品になっているんだなぁと感じます」
イオンタウン茨木太田がオープンした2021年3月の「そのとき」はもちろん、ゆっくり集めていくからこそ、時の流れを感じられる作品が作られているんだなと、改めて感じます。
作品作りは、まだまだ継続。
あなたの「あしたのこと」を、誰かの「あしたのこと」とつなげていく作品です。
「あそこに私の『あしたのこと」あるねんな~」とか「あれ、パパが書いたやつや」と、さらに楽しみが増えそう!
言葉の取材を見かけたら、気軽に参加してみてくださいね。
【イオンタウン茨木太田】
所在地: 茨木市城の前町2-1 ◇駐車場あります。 ◇阪急茨木市駅からは 近鉄バス70番・73番「花園・東和苑」行で。 「追大総持寺キャンパス前(イオンタウン茨木太田前)」バス停すぐ 【イオンタウン茨木太田 公式サイト】 |
■2021年3月20日
【イオンタウン茨木太田に105人の「あしたのこと」-2022年3月まで続く作品づくり】記事もぜひ。
タグ:アート, イオンタウン茨木太田, 総持寺