茨木市の『浪速少年院』で見学会
はい、いばジャルです。(※2016年8月追記あり)
10月25日(土)に茨木市郡にある「浪速少年院」の施設見学会があります。
施設や教育内容の説明、教育作品の展示、そして施設内を見て回ることができるものです。
午前と午後の2回に分けて実施されてまして・・・。
午前に行ってきました。
想像していたよりも、施設内は明るくて開放的でした。あぁ、矯正の施設なんだかなぁと感じられます。説明等をしてくれる体育館なんて、普通の学校の体育館と同じですから。
その体育館には、院生たちの絵などが展示してあるのですが、あるテーマについてそれぞれが自分の考えを書いているものがあって、なかなか読み応えがありました。
教育内容の説明などを聞いて作品を見ると、今まで知らなかった部分も感じることができて、いい機会でした。
浪速少年院は、日本で一番最初にできた少年院なんだそうですよ。(ただし、同時にもう一ヶ所できているそうで、日本初の二ヶ所のうちのひとつです)数年前に建替えもされているので、あまり古さは感じませんでしたが。
午後は13時30分からです。駐車場を用意して下さってるので、車で行くことも可能です。
最初に色々と説明をして下さって、そのあと施設を回ります。カメラ、携帯、タバコ、ライター等の持ちこみはダメ。100人定員のようですが、午前はわりとゆったりしてました。
写真は、お土産にいただいたもの。
敷地内に自生しているものを、この日のために院生たちがポットに入れて用意してくれたんですって。
(※2016年8月追記)
茨木ジャーナルを訪れる方の中には、浪速少年院に関心を持っていらっしゃる方も多いようです。参考程度に追記しますが、関心のある方は実際に行ってみるのがいいと思います。
見学会では、施設内の見学前に、ここでの生活の様子などが紹介されます。
少年院は、非行を犯した少年を更生させる矯正施設です。私も理解しているつもりでしたが、施設内での生活の様子を見たり聞いたりすることで、改めてその目的を感じました。少年院を出たあとで、社会生活に適応していけるようにするため、学習の時間もあるし、職業訓練のような技術を学ぶ時間もあるようです。
施設見学のあと、展示されている少年たちの絵画や作文などを見る時間がありました。
個人的な感想を少しだけ。
非行を犯す先には必ず相手がいて、傷ついたりつらい思いをさせているのですから、悪いことは悪いと思うのです。彼ら自身にも家族や友人がいて、その人たちにもつらい思いをさせているでしょうし。
ただ、作文を読んでいると、ここの先生方が一生懸命に少年たちに向き合う理由のようなものを感じて、胸がきゅっとなりました。「あぁ、だからこういう施設があって、先生方はこんなに一生懸命なんだなぁ」と。
絵画や作文を見ての感じ方は人それぞれで、それでいいと思うのです。だからこそ、こういう施設の役割などを知る機会となる見学会は、行ってみるといいように思います。
〒567-0071 大阪府茨木市郡山1丁目10−17 浪速少年院