茨木グルメBOOKって知ってます? 【インタビューしてきました】

はい、茨木ジャーナルです。

「茨木グルメBOOK」ってご存知ですか?
【情報はココ】へも投稿いただいていて、気になっていました。

茨木市内のお店に置いてあるとのことでしたが、なかなか出会えないまま。
「茨木グルメBOOK」設置店でもある春日商店街の「ル・ペトラン」さんによると
「学生さんやのに、すごいイイのを作ってはるんですよ~」とのこと。

気になるでしょ?

というわけで、追手門学院大学へ行くことに。

追手門学院大キャンパス

「茨木グルメBOOK」を作った学生さんと担当の先生にお話をうかがってきました。

【茨木グルメBOOKって、なに?】

茨木市安威にある追手門学院大。
茨木グルメBOOKの編集メンバーは、追大の「プロジェクト科目」という授業を受けている学生たち。今回発行された茨木グルメBOOKの制作に携わったのは14名です。

追大・茨木グルメBOOK

取材に応じて下さったのは、味谷和樹さん(経営学部3年)と木村圭さん(国際教養学部3年)。そして、プロジェクト担当教員の葉山幹恭先生です。

-「プロジェクト科目」という授業の中で、茨木グルメBOOKを作ったそうですね。

葉山「プロジェクト科目というのは、学生が課題を自分たちで見つけて、それをどうしたら解決していけるのかを考えていくという授業です。プロジェクト科目の中には、いろんな内容のプロジェクトがあって、それぞれに担当の教員がいます。学生が学年や学部を越えてそれぞれ興味のあるプロジェクトに関わっていく授業です」

-味谷さんと木村さんは、どうしてプロジェクト科目を選んだのですか?

木村「僕は『学年や学部を越えて』というところに興味がありました。いろんな学部のひとたちと一緒に何かができるのはいいなぁと」

味谷「以前から葉山先生のことは知っていたんです。プロジェクト科目の説明も聞いたんですけど、葉山先生の授業なら楽しいはずだって(笑)。そんな感じで選びました」

茨木グルメBOOKのふたりに取材

≪茨木グルメBOOK制作メンバーの木村さん(左)と代表の味谷さん≫

-プロジェクト科目には、いろんなプロジェクトがあるそうですが「茨木グルメBOOK」はどんな内容から生まれたプロジェクトなのですか?

葉山「茨木に学生は多い。でも、滞在時間が少ないんじゃないかというのが始まりです。ちょっと調べてみると『茨木が便利だ』という話が出てくる。梅田も京都も電車一本で行けて便利だ、と。だから梅田や京都へ遊びに行ってしまう学生が多いようなんですね」

- 確かに、駅前は追大と梅花女子大のスクールバス停留所があって、学生の姿を多く見かけます。JR茨木駅そばに立命館のキャンパスもできました。

葉山「せっかく茨木に来ているのに、大学に通うだけじゃもったいない。自分の大学がある茨木っていう街に興味を持ってもらいたい、街を歩いてほしいなぁと思ったんです。それで、学生に茨木の街を知ってもらうための情報を発信しようというのが、このプロジェクトの主旨です」

-なるほど。そんな内容のプロジェクトに興味を持った学生たちが集まったのですね。

【どうして茨木のグルメを取り上げたの?】

-「茨木」にあるいろんな情報の中で「グルメ」を選んだのは、どうしてですか?

味谷「やっぱり、学生が興味を持つことって食べることじゃないかって話になったんです」

-確かに、食べることはみんな興味がありますよね。

味谷「阪急もJRも、茨木の駅周辺にはたくさんの飲食店がありますよね。駅周辺のグルメ情報を取り上げて発信すれば興味を持つだろうし、冊子を片手にお店にも行くんじゃないかって。お店にもお客さんが増えたらいいなぁと思ったんです」

-追手門大も梅花も立命館も、ほとんどの学生が駅を利用しますね。スクールバスも出ているから市内に住む学生も駅を使う。

木村「僕は茨木で一人暮らしをしていますが、駅周辺に人が多いなぁと感じてます。駅から歩いていける距離に店がたくさんあると思います」

-それで、駅を中心に、飲食店の情報を発信することになったんですね。
お店選びはどうやって?

味谷「最初は、グルメの情報サイトとかを見て。でも、それじゃダメだなってことになりました」

追手門大プロジェクト科目メンバー

-ダメというのは?

味谷「店が偏ってくるっていうか。それにグルメサイトに載っていなくても、僕らの間で『あの店いいよね』っていうところもいっぱいある。だから、実際に自分たちで街を歩いて店を探そうってことにしたんです」

-14人で手分けして探していったんですね?

味谷「3人ぐらいのグループを一応作って。時間の空いてるやつが手分けしてっていうかんじです。2~3ヶ月かけてみんなで歩きまわりました」

-たくさんのお店が候補になったでしょ?掲載するお店はどうやってピックアップしたのですか?

味谷「グループごとに『この店、オススメ!』というところを互いにプレゼンしたんです。どんなところがいいと思ったか、工夫されているところや、お客さんの様子とか。それでみんなで決めていきました」

-みなさんそれぞれに、思い入れもあったんじゃないですか?

味谷「そうですね。『ル ペトラン』さんは、それまで知らなかったんですけど、これをきっかけに知ったオススメの店で、ほんっとにおいしかった!春日商店街も初めて知りました。ペトランさんでは全種類のパン、制覇しましたよ(笑)」

木村「太田の『シャルドン』さんは、地域のひとたちに親しまれてるって知りました。店の前にフリーマーケットのスペースがあって、そこに店を出せるようにしてるんです。地域のためにできることをしたいって考えてらっしゃるお店で、みんなに知ってほしいと思いました」

-実際に歩いて探したことで、いろんな発見があったんですね。

春日商店街入り口

【茨木グルメBOOK制作で大変だったことは?】

-9月から11月にかけてお店を探して、そこからいよいよ制作に入るんですね。

味谷「4ヶ月ぐらいで作りました。最後の1ヵ月は鬼のように頑張りました」

-いろんなご苦労があったと思うんですけど、例えば?

味谷「店を探すときもそうですけど、お店と取材するメンバーとの時間を合わせるのが大変でした」

-あ!授業があるんですね(笑)

味谷「そうです。学部も学年も違うし、お店さんの都合のいい時間は授業があることが多くて」

-もしかして・・・(サボッタ?)

(2人、ニヤニヤ・・・)
味谷「なんとか、頑張りました。これも授業ですから(笑)」

-取材では、どうでしたか?

味谷「んー、写真を撮るのとか」

木村「あー、それは・・・」

茨木グルメBOOKで写真が難しかったところ

 ≪茨木グルメBOOKでは写真の撮影が難しく、編集に苦労したというページ。(いばジャルの撮影の腕もなかなか上達しないが・・・)≫

 

葉山「ビックリするような写真が集まりましたよ、最初は(笑)。一応、事前にこんなふうに撮ろう、こういう写真がいるよねって決めてはいたんですけど『これ、どうやって使う?!』っていう写真がね・・・」

木村「スミマセン(笑)」

-写真って難しいですよね(笑)。私もヘタくそで苦労してますから、わかります。

味谷「取材する内容についてマニュアルを作りました。こういうことを載せるから何を聞く必要がある、とか。でも、それは大まかなことなので、あとは現場でそれぞれが対応するしかない。やっぱり苦労しました。言葉遣いも緊張するし」

-友達同士の会話ってわけにいかないですもんね。記事を書くのはどうでした?

味谷「ぼく、ペトランさんのパンの説明で『カスタードに手作りバニラビーンズを・・』って書いてしまってたんです。それは間違っていて、慌ててしまいました。そしたらペトランさんから『バニラビーンズを使った自家製カスタードクリームって書いたら?』って助けてもらいました」

茨木グルメBOOKを持つ味谷さん

葉山「入っているものを間違えてしまって、怒られたことは他にもありました。もう載せなくていい、と。でも学生が謝りに行って、ちゃんと話を聞いて対応して、それをきっかけにその後、とてもよくしていただいたということもありました。ありがたいですよね」

-取材を通して、普段なかなか出会うことのない方々とお話ができたんですね。

木村「印象に残っているのは『カフェ プレジール』さん。オーナーがとても熱い方で、茨木グルメBOOKの話を聞いて『ぜひ、頑張ってほしい』って応援してくださいました。茨木の街を元気にしたいってみんなが思っていて、店をしている人はそんな思いが強いんだって。社会人にはできない、学生ならではのやり方で頑張ってほしいって言ってくださったことが心に残ってます」

茨木グルメBOOKを持つ木村さん

【茨木グルメBOOKが完成して】

-9月から動き始めた茨木グルメBOOKは、春に完成したのですね。

味谷「本当にできるのかなって、途中で何度も思いました」

木村「もう『できたー!』っていうかんじですよね」

味谷「完成したものをお店に持っていったら『完成したんや、すごいなぁ』と喜んでくれました。『学生さんが、よく頑張ったなぁ』って。茨木グルメBOOKを店のどこかに置かせて下さいとお願いしたら、ほとんどのお店が快くOKしてくださいました」

葉山「置けるスペースのあるお店さんだけでなく、スペースなんてないんじゃないかっていうお店さんや、たくさんのお客さんでいっぱいのラーメン屋さんでも『置いて、置いて』と協力してくださったそうで、ありがたいですよね」

ワンシーンに設置してある茨木グルメBOOK

-学生に情報を発信したいとのことでしたが、反応はどうですか?

味谷「これを見ながら『この店知ってる!』とか『ここ行きたい』とか言ってくれてます」

葉山「まだデータとしては取っていませんが、学生は楽しんでくれているようです。今年(2015年)の新入生には全員に配りました。学校には、置いているところが少ないかな」

味谷「今日もまたお店に持って行く予定です。あ、先生。(通学)バスにも置いてほしいです」

葉山「そうやね、バスは学生が使うからね」

味谷「追手門の学生もそうですけど、立命館や梅花の学生にも読んでもらいたいなぁ」

茨木グルメBOOKを見ながら話す二人

-掲載したお店からはどんな感想が?お客さんの層が変わったとか、何か話は出ましたか?

味谷「狙っていた効果とはまた別の効果があったという話も聞きました。学生に向けて作ったんですけど、お店に置かせてもらったことで、僕らの親ぐらいの人とか主婦の方とかが手にしてくれて、お店を回ってくれてる人もいるって聞きました。全部の店に行ったという人もいるそうです」

-いろんな方が喜んでくれたんですね。
今、こうして茨木グルメBOOK制作を終えて、どんな感想をお持ちですか?

味谷「やりきったという感想です。お店の人の反応をいただいて『ちょっとは役に立てたのかな』って思ってます。それまでは、本当にできるのかなと思っていたので。頑張ってよかったです」

木村「こんなふうに形にできたことは、自分の自信にもつながった気がします。『スゴイ』なんて思われたことないけど、歩いて探して取材して記事にして。『スゴイね』といわれて初めて、自分にも外へ向けて発信することってできるんやなと思いました」

茨木グルメBOOKについて話すふたり

葉山「大学の授業って専門科目を学んでいくものが多い。このプロジェクト科目は『課題解決型』なんですね。専門分野にとらわれず、学生が興味のあることを自分で見つけて、何が課題なのか、それはどうしたら解決できるのかというところで進めていく。こういうことっておもしろいと思います」

味谷「苦しかったけど(笑)」
木村「苦しかった(笑)」

葉山「大学時代、授業で苦しいと思えることなんて、なかなか味わうことできへんねんで」

-本当ですね。
茨木グルメBOOKを通して、しんどいことを頑張って達成感を味わえた。いい経験ですね。
今日はどうもありがとうございました。

味谷さん、木村さんたちが関わった茨木グルメBOOK制作は3月で一区切り。
プロジェクト科目の葉山先生の授業は今年もスタートしています。
前回(茨木グルメBOOK制作)を振り返りながら、新しい企画がスタートしているようです。

「今度は、茨木市民の・・・」とお話しくださいました。
楽しみに待ちたいと思います。

お忙しい中、お時間をいただいた葉山先生、味谷さん、木村さん、どうもありがとうございました。

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お話に出てきた「ル・ペトラン」「カフェプレジール」は
【カフェ プレジールのボリューム満点のワッフルランチ】の記事
【茨木・春日商店街のパン屋さん - ブーランジェリー ル・ペトラン -】の記事で、ぜひ。

茨木グルメBOOKは、23店舗(うち1店舗は閉店)の情報と追手門大の学食情報が載っていて、茨木市内のお店約20店舗に設置されています。
阪急茨木市駅西側、ソシオ2階にある追手門学院大学の「地域文化創造機構」にも置いてありますよ。
ドエルの上、っていうとわかるかな?
私も、お店で見つけられなかったので、ここでいただきました~。

追手門大・地域文化創造機構の外観
※ちなみに、ドエルも茨木グルメBOOKに掲載されています!

コメント

1件の “茨木グルメBOOKって知ってます? 【インタビューしてきました】” へのコメント

  1. 連携考房 童子 より:

    地域文化創造機構 連携考房 童子のスタッフです(^^)
    記事拝見しました!
    掲載していただきまして、ありがとうございました☆

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