茨木市の郷土かるた新旧を比べたら、どっちもスゴかった!

はい、茨木ジャーナルです。

9月だったか10月だったか…。茨木市の新しい郷土かるたができたという記事を新聞で読みました。
気になるなぁ…と思いつつ、バタバタしちゃってました。

すると11月に

BONOcafeでかるた販売IMG_0413

思わぬ場所で発見~!

これだ、これ~。「わがまち茨木 郷土かるた」です。
置いてあったのは、

BONOcafe商品棚IMG_0415

季節のごはんカフェsatono。立命館大OIC、岩倉公園の向かいにあるカフェです。

確か新聞記事で、新しい郷土かるたは「隠れキリシタンの里」が茨木市にあることをもっと知ってもらえたら…という思いもあって作られた、と載っていた記憶。
それで、茨木市北部(いばきた)と関わりの深いsatonoさんで販売されているのかなと思います。

☆季節のごはんカフェsaotonoとは
【季節のごはんカフェsatono-山とまちの手しごとを発信する場所】(2019年5月)記事でどうぞ。
【茨木の旬を詰めたお弁当-季節のごはんカフェsatonoでテイクアウト】(2019年11月)記事も♪

わがまち茨木郷土かるたがどんな内容なのか、チェックしてみまーす。

「わがまち茨木 郷土かるた」で遊ぶ前に…

わがまち茨木郷土かるたIMG_1588

新しい郷土かるたのフタの裏には、このかるたを作った方からのメッセージが載っていました。

そこには「茨木には二千年の歴史があり、その中には様々な文化や先人の努力がある。『郷土を知ることは、わがまちを大切にする心を生む』という願いから、このかるたを作りました」という内容が書かれています。

新しい「わがまち茨木 郷土かるた」は、遊びながら茨木市の歴史や文化などを学ぶことができる内容になっているようです。

「いばらきの郷土かるた」と比べてみた

いばらき郷土かるたIMG_1587

茨木市には以前から「いばらきの郷土かるた」があります(実は、すごろくもあるらしい)。
私は、文化財資料館を訪ねて初めて知りました。

前からある郷土かるたと、今回新しく完成した郷土かるたとを、ちょっと比べてみました。

かるた2種類IMG_1591

まず最初にサイズ。
今回の郷土かるた(左)は、前のかるた(右)よりも箱のサイズが大きめ。札のサイズも大きくなっていました。

新しい郷土かるたの箱のおもてには「作:中谷薫 監修:東實文男」とあります。

前の郷土かるたには「茨木市教育委員会」の文字。
「いばらきの郷土かるた」のタイトルの下に「こども自身がつくる」とも書かれています。

前の郷土かるたの句は

前の郷土かるたも、箱の裏側に説明書きがあります。

そこに「こども自身がつくる」の説明が書いてありました。

「いばらきの郷土かるたは、昭和47年から3年の間に茨木市内の小学校4年生以上の児童の皆さんが応募した2,485句から、選ばれた句で作られている」という内容です。

なので「私の句、かるたになってるねん」という方もいらっしゃるってことですよね〜!

では、札を見てみましょう。(でもちょっとだけ~♪)

郷土かるたの札をチラっと

いばらき郷土かるたの雰囲気IMG_1592

これが、以前からある郷土かるたの札の雰囲気。
句は、昭和47年から3年間に小学生が応募したもの。絵は、切り絵作家の加藤義明さんの作品です。(装丁も)

わがまち郷土かるたの様子IMG_1594

上が、新しい郷土かるたの札の雰囲気。絵札は写真がメインです。

わがまち郷土かるたのアップIMG_1595

これからできる予定のものも、イメージ図として掲載されていました。確かに、安威川ダムの句に対して、工事中の写真載せるのも…ですもんね。

これから何年も、このかるたで遊べるように工夫されているんだなぁと感じます。

同じ文字で絵札を比較

前のと新しいのとで、雰囲気が異なるとわかったところで、同じ「け」で絵札を見比べてみました。(たまたま手にしたのが「け」だった…というだけの理由です)

かるた見比べIMG_1596

当然っちゃ当然か…。同じ文字でも句は違いました。

前の郷土かるた(右)では、「け」は「継体の御陵 藍野原」という句。
新しい郷土かるたでは「景色良い 大阪初の ゴルフ場」という句。

ふむふむ。

ここで「あれはどうなってるんだろう‥」と気になったので、探して比べてみることに。

「いばらき童子」はどんな句で登場?

茨木市の人気者「いばらき童子」は、当然かるたで詠まれているよね~と探してみました。

わがまち郷土かるたの茨木童子IMG_1597

いばらき童子の載ってる札は、新しい郷土かるたでは珍しくイラスト。

「郷土を知ってほしい」という思いがこめられているので、イラストのそばに、いばらき童子が自らの姿を橋から覗いて水面に映した、と言われている橋跡の写真も載っていました。

ちなみに前の郷土かるたで、いばらき童子は「い」ではなくて、

いばらき郷土かるたの茨木童子IMG_1599

「お」の札で登場していました。

見慣れている童子君の面影はないんだけど、趣きのある札だなぁと感じません?

前の郷土かるたは「いばらき遊び」のときに、遊んだことがあって、そのときは「へぇ」という感じだったんだけど、今回改めてじっくり見て「すてきなかるたがあったんやぁ」と気付きました。
持ってるのがちょっと嬉しくなった♪

☆いばらき遊びとは
【いばらき遊び・阪急JR合戦、勝ったのは・・・】(2017年3月)の記事参照。この日はかるたで遊びました。
2019年はできなかったけど、
【いばらき遊び、レポ届きました。次回、夏の陣もやりますよ~!(…の予定)】(2018年4月)記事のように、最近は「焼き網カーリング」で遊んでいます。

郷土かるたは札の裏も凝ってた!

いばらき郷土かるたの裏IMG_1600

新しい郷土かるたは、茨木市内のいろんな場所や出来事を写真で見ることができて、おもしろそう!
これはじっくり見たいなぁと思いながら、札を片付けていてふと気付きました。

新しい郷土かるた(左)は、絵札の裏が全部いばらき童子のイラストになっていました。かわいい!

そうかと思うと、前の郷土かるた(右)の読み札の裏は、関連する豆知識が紹介されている!これも、読みごたえがあって楽しいッ!

おもしろいなぁと思いながら「あれ?」と気付いて、もう一度チェック。

すると…です。

前の郷土かるたの絵札の裏は、茨木市章やバラ。

いばらきかるたのうらIMG_1197

新しいかるた(右)の読み札の裏、これすごくないですか?!

茨木市千提寺や下音羽から発見された、キリシタンの遺物のひとつが載っているんです!美しいっ。

キリスト教の信仰は、1587年以降きびしく禁止されていました。
江戸時代二百数十年のあいだ、山の中でひそかに信仰が続けられていた「隠れキリシタン」のことは、歴史の教科書にも載っています。そこに挿絵として使われているのが、茨木市で見つかったもの。

そのことを、あそびを通して知ってもらえたら…という思いがこめられているんだ、と改めて伝わってきました。

いやぁ、スゴイ。

わがまち茨木郷土かるたはどこで買える?

この郷土かるた、私は季節のごはんカフェsatonoさんで見かけて買ったのですが、新聞には市内の本屋など…と書いてあった気がしたので、ちょっと回ってみました。

堀廣旭堂外観2019IMG_1183

茨木高校前の堀廣旭堂さんには、置いてありました!
ここから阪急茨木市駅のほうへ…、

ノルテロサヴィア入り口IMG_1191

駅直結のロサヴィアにある虎谷誠々堂さんにも、ありましたよ〜!

虎谷書房場所IMG_1187

ロサヴィア2階の河原町寄りにあります。

南茨木の田村書店にも行ってみたんですが、見つけられませんでした。ほかに販売されてる場所がわかったら、また追記します!

郷土かるた、お正月休みにゆっくり見てみようと思っています。
また来年「いばらき遊び」ができそうなら、かるたも…やるかなぁ♪多くの人に見てもらいたい〜!

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