10代続く川本本店 -築80年以上の町屋を再生したギャラリーとカフェ
旧街道沿いにある「川本本店」
今回は、昔の人の暮らしや茨木の様子を感じることができる、ステキなスポットを紹介します。
それが、こちらの川本本店です。
この辺りは、新しい戸建て住宅やマンションも建っていますが、その中に残る風情のある一角です。
その昔、茨木はもちろん、近隣地域へも日用雑貨を卸していた川本本店には、骨董品が並び、カフェとギャラリーが併設されています。どなたでも入ることができるんですよ。
漆器や古伊万里、火鉢や照明、他にも川本本店で取り扱っていたマッチや、洗剤などが置いてあって、お店の中はずーーっと昔にタイムスリップしたような雰囲気です。
置いてある・・・というか、昔からある日用品がそのまま売られています。
火鉢や箪笥、照明・・・、置いてあるものは、ほとんどが売り物なのだそうです。
さらに、こんなものも!
今で言う、「算数ドリル」ってやつでしょうか。オモシロいでしょ?いろんなところから、いろんなものが出てきて楽しいんです。
中を開くと、こんな感じ。欲しくなってしまう(笑)。
他に写経のようなものもあって、聞けば
「襖などの貼り替えの時に使うからって、買っていらっしゃる方もいるんですよ」と川本さん。
「わぁ、こんなものもある!」と喜んでいると、お忙しい手をとめて、いろいろとお話してくださいます。
川本さんのお話はとても楽しくて、ついついおしゃべりも弾みます。
オススメはカフェから見るお庭。
通りから店内に入ったところに、さまざまな雑貨が置いてありますが、その奥にあるのが「カフェ茶論 縁」です。ここで川本さんが焙煎する珈琲をいただくこともできます。
窓ガラス越しに見える庭の景色が、窓ガラスに柔らかく揺らいで見えて、本当に居心地がいいのです。おばあちゃんのおうちに行ったときみたいな感じです。それもそのはず、窓ガラスも昔からのそのままなのだそうです。
日本家屋独特の冷えや隙間風すら、懐かしくて居心地がいい川本本店。
長い年月を重ねているものたちを、見て楽しむのもいいし、川本さんが焙煎して下さる珈琲も、オススメ。
おばあちゃんちに遊びに来ているような、居心地の良さを楽しんで下さいね。
☆※2019年9月現在、着物のリメイク、洋服の販売をしています。(カフェの利用は不定期です)
■【福嶋屋~発酵カフェが金・土曜だけOpen!-登録有形文化財・川本本店で】(2019年9月10日)記事もどうぞ。
川本本店、こちらの記事で初めて知りました
先日に覗いてきました
歴史を感じさせる店内でした
さらに家の中に線路があってビックリ
お店の方の人柄もあって妙に落ち着く場所でした。
茨木ジャーナル期待してます!
これからも更新を楽しみにします。