茨木の新施設・おにクル開館に向けての交流会。出会ったプログラムがおもしろそう!
はい、茨木ジャーナルです。
茨木市役所とこの秋にオープン予定の新施設「おにクル」の間で実施された、社会実験の翌日。
おにクルの開館へ向けての大交流会へ、行ってみました。
会場(茨木市役所南館)では、これまでにおにクル開館に向けて取り組んできた活動を紹介ブースも並んでいて、思わず足を留めた2つのプログラムを紹介します。
「もうすぐオープン!大交流会」とは
大交流会は、市役所南館の大きな部屋で開催。
これまでに、新施設オープンに向けて茨木市で実施されたワークショップに参加した人たちが集合しました。
2018年3月に決定したキーコンセプト「育てる広場」には、どんな使い方ができるか市民も一緒に考えていきましょう、という思いが込められています。
大交流会は、これまでのワークショップを振り返りながら、オープンに向けてのアイデアも語り合うという時間。
会場には、これまでのプログラムのうち19組の活動の様子が展示されていました。
市民が相談・市民が回答「名迷回答掲示板」
「これ、おもしろいなー」と見入ってしまったのが「名迷回答掲示板 これもええんちゃう」という展示。
気軽に誰かに聞いてみたいことや相談ごとを用紙に記入して、専用ポストに投函。
集まった「回答者」たちが、専門家ではないからこその回答をしてくれて、それらを掲示板に貼りだすという活動です。
相談するひとも回答者も、年齢も性別も肩書も関係なし。
読んでいくと「なるほど、そう考えてもいいか」と気付くことがあったり、思わず笑ってしまう回答もあって、おもしろい活動でした。
広場やまちライブラリーなどで集まって「回答」をしていった様子も紹介されていました。
相談を投稿するときも回答をするときも、イラストに「表情」を描くようにしているのもポイント。イラストの表情から、互いの様子が想像できるようになっています。
「これも、おもしろいですよ」と活動している方が見せてくださったのが、上の写真。
「仕事がつらい」という相談に「お仕事おつかれさまです。まだ行けますよ!!」と答えてくれてるのが、10歳の回答者さん。
兄弟げんかの悩みや市内の施設への要望などもあって、専門家じゃない人だからこその「これもええんちゃう」な回答に、おもしろいなぁと思いました。
こんなやりとりが、茨木市内のどこかに出ていたら、つい足を留めて眺めてしまいそうです。
名迷回答掲示板の活動はSNSでチェックできますよ!
(リンク先が開きます)
【名迷回答掲示板これもええんちゃう】
「紬市」-暮らしにアップサイクルを
もう一つ目に留まったのは、枝に編み物をしてある作品が飾られているブースです。
これは「紬市(つむぐいち)」というプログラム。
捨てられてしまうものをアイデアやデザインのチカラで新しい価値を持つものする、というアップサイクルを暮らしに取り入れてもらえるような活動をしています。
セーターだった糸を編みなおして、別のものに生まれ変わっている作品たち。「デザイン」があることで、こんなにステキになるんだなぁというものが並んでいました。
縫い合わせている布、細くして織りを楽しんだ作品も。
この活動が「おにクル開館へ向けて」のプログラムだと考えると、新しい施設やエリアでどんなことが起こるのかが楽しみです。
大交流会では、おにクルの1階部分も見学できました。
「スペース、意外と広いなぁ」など、実際の天井の高さなども体感しながら「こんなことやりたいー!」という想像を広げていらっしゃいました。
おにクルの開館は、2023年11月
式典のあとは、オープニングイベントが実施されますよー!
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